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プロ野球12球団オールスター・バトルロワイアル

1 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 16:40:43 ID:PVcnAUVG
球団ごとじゃなく今年の球宴メンバーでやったろうぜで出来たスレ。
2004年、オールスター出場メンバーの小説バトルロワイアルスレです。

2 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 16:41:40 ID:sKTnODof


3 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 16:42:19 ID:AAnCpCOp


4 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 16:42:47 ID:4LNVw0JR
3

5 :ブッコミマス:04/10/17 16:43:16 ID:ijGrbLQx
ゴリラ 1っぴき
 
コリア

6 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 16:45:10 ID:CIoaJLu+
「はーい、今日皆さんにあつまってもらったのはほかでもありませーん。
 今日は皆さんにちょっと、殺し合いをしてもらいまーす。
 最後に生き残った人が今シーズンのMVPでーす。
 巨人軍入りも可能なんだぞー。すごいだろー。
 報知新聞でも超大プッシュするぞー」


7 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 17:10:56 ID:Bds2E6fE
まずメンバーから書くべきかと

8 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 22:00:48 ID:jiU6C6YX
19 上原 浩治 (巨)
53 五十嵐 亮太 (ヤ)
22 佐々木 主浩 (横)
28 福原 忍 (神)
11 川上 憲伸 (中)
12 岡本 真也 (中)
34 山本昌 (中)
47 工藤 公康 (巨)
34 ベバリン (ヤ)
24 河内 貴哉 (広)
18 三浦 大輔


9 :セントラル:04/10/17 22:03:11 ID:jiU6C6YX
>>8スマン

19 上原 浩治 (巨)
53 五十嵐 亮太 (ヤ)
22 佐々木 主浩 (横)
28 福原 忍 (神)
11 川上 憲伸 (中)
12 岡本 真也 (中)
34 山本昌 (中)
47 工藤 公康 (巨)
34 ベバリン (ヤ)
24 河内 貴哉 (広)
18 三浦 大輔 (横)
10 阿部 慎之助 (巨)
39 矢野 輝弘 (神)
27 古田 敦也 (ヤ)
14 アリアス (神)
7 今岡 誠 (神)
6 小久保 裕紀 (巨)
7 二岡 智宏 (巨)
3 立浪 和義 (中)
8 仁志 敏久 (巨)
1 岩村 明憲 (ヤ)
43 ラロッカ (広)
55 嶋 重宣 (広)
3 種田 仁 (横)
20 ローズ (巨)
6 金本 知憲 (神)
24 高橋 由伸 (巨)
1 福留 孝介 (中)

10 :パシフィック:04/10/17 22:03:35 ID:jiU6C6YX
21 岩隈 久志 (近)
11 森 慎二 (西)
18 新垣 渚 (ダ)
21 和田 毅 (ダ)
57 三瀬 幸司 (ダ)
18 松坂 大輔 (西)
99 張 誌家 (西)
31 渡辺 俊介 (ロ)
41 小林 宏之 (ロ)
15 横山 道哉 (日)
16 金村 曉 (日)
2 城島 健司 (ダ)
30 高橋 信二 (日)
3 松中 信彦 (ダ)
7 井口 資仁 (ダ)
2 小笠原 道大 (日)
52 川崎 宗則 (ダ)
3 中島 裕之 (西)
5 中村 紀洋 (近)
9 福浦 和也 (ロ)
8 金子 誠  (日)
8 オーティズ (オ)
1 SHINJO (日)
10 谷 佳知  (オ)
5 和田 一浩 (西)
8 礒部 公一 (近)
3 村松 有人 (オ)
42 ズレータ (ダ)


11 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 22:18:41 ID:hEz1bBTe
ついに来たか・・

12 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 23:10:50 ID:pvCtuz7f
背番号をどうするか・・・

13 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/17 23:47:54 ID:EMC/y1o+
わくわく

14 :あるヤクルトファン:04/10/18 01:17:27 ID:5F4UGBaN
・・・五十嵐さん入れるの?気ぃ弱そうだから、すぐ逃げそう・・・!
宮本さんも入れてください!策士って感じだし、優しい表情をして
相手を油断させそうだし(^Д^)

15 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 01:19:51 ID:ZBf2nE2y
まぁとりあえず空清め

16 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 06:58:01 ID:EpaiLeok
おもしろそー
職人さん歓迎!

17 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 07:09:30 ID:XawNyKD6
球宴キャラか。
2chのネタキャラオールスターも面白そうだ。

18 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 11:56:37 ID:ZDA5ZOrW
書くかね

19 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 14:40:55 ID:KXqqXbcu
これは面白そうだな…。

で舞台どこだろ。

20 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 17:51:18 ID:QVib2buQ
すごいのできたな

アテネバトロワとかも見たいかも

21 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 18:51:15 ID:kDVL4WJv
球宴

22 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 21:26:00 ID:wx+YKFCA
しかしこれは…。
バトロワは参加者がありえないキャラを演じるのもアリだが、
12球団の知識をそこそこ保持してないと書けないぞ。

23 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 22:05:02 ID:QVib2buQ
球団毎に担当者を決めてシーンというかグループ別に書くとか?
話をリンクさせるのが難しいだろうなぁ。

24 :リレー用序章1/2:04/10/18 23:31:54 ID:yY1mUAII
序章

近鉄・オリックスの合併話が持ち上がったのは、6月の頃であった。
その前から続けられているあまりに不透明な話し合い、選手にも知らされない密室での会話は、
やっとのことで新規球団の参入を認める方向へ動き出した。
しかし、それでもなお、不穏な動きは影で続けられていた・・・

「どういうことですか!」
各球団のオーナーが集まるある一室に、大きな声が響いた。
「どういうこと?今言った通りだが?」
「どうして渡辺さん、あんたは・・・」
「何がだ。要するに新規球団を認め、野球界を盛り上げればいいんだろう?最高の提案だろうが」
「あんたに何の決定権が・・・」
声はそこで途切れた。
密室の中には、各球団のオーナーと、元オーナー。そして・・・
「あんたらも死にたくはないだろう。賛成した方が身の為だと思うがね」
元オーナーの背後には、馬鹿でかい銃を持った男たちが控えていた。
発砲することはなかったが、その姿だけで威圧には十分だった。
「しかし、そんなことをしたら巨人の選手も・・・」
「何、金ならあるさ。それに野球界全体の人員整理、さらには高騰する年俸も軽減できて、悪くないと思うんだが」
元オーナーはそう言って笑った。

25 :リレー用序章1/2:04/10/18 23:35:52 ID:yY1mUAII
元オーナーの提案とは、こうだ。
「何人かの選手を新球団に譲渡してはどうか。ただし、その面子はスター選手による殺し合いで決める」
「さらにその殺し合いの様子を逐一録音・撮影して裏の世界で販売する」
「その売上を死んだ選手の数を球団毎に考慮したうえで、全球団で分配する」

選手達の、人の命を軽く見たこの提案は、この時点で廃案にされるべきだっただろう。
しかし、銃で脅されていては迂闊に言葉を発することもできない。
さらにこのとき、オーナー達の心に魔が差した。
―確かに、合併によって増える人員も整理できる。それに年俸のカットも・・・さらには金まで入ってくる。

この悪魔の提案が通ってしまったとき、彼らの戦いが始まった。
スター選手たちによる、「殺し合い」が―・・・

26 :代打名無し@実況は実況板で :04/10/18 23:46:51 ID:yY1mUAII
>>25の名前欄間違えた・・・2/2ですorz

1.

何故一箇所に集合することになったのか、知る者は誰一人居なかっただろう。
ただオールスター以来のちゃんとした再会に皆会話が弾んだ。YS27、古田もその一人だった。
色々な選手に「お疲れ様」と言われ、変な気分になる。
―結局、合併は食い止められんかったのに・・・
近鉄の選手を見るたび、心が痛んだ。
「それにしても、何で今集められたんだろうな」
古田の目の前の山本昌が呟いた。
中日と西武の選手は日本シリーズが終わってすぐに集められたらしい(その結果は・・・今はやめておこう)

「疲れは大丈夫なんか?」
古田は山本に聞いた。山本が何だか眠そうに見えたからだ。
「ん?疲れ、かな・・・何かさっきから眠くて・・・」
年をとるとやっぱ駄目だな、そう言って山本は笑った。古田もつられて笑おうとして・・・異変に気付いた。
周りの選手が床に伏している。そして自分も体が重くなり、意識が遠のくのを感じた。
何かがおかしい、そう気付いたときには、古田の意識は暗い淵へと落ちていった。


再び気がついたとき、古田は違和感を覚えた。周りが今まで見たことがない場所だったからだ。
見知らぬ場所なのに、目の前には見慣れた自分のユニフォーム。
先ほどまで周りにいた選手たちの多くは居なくなり、自分のチームメイトのみが残されていた。
―一体、これは・・・
同じく目覚めた五十嵐が自分の方を不安そうに見ていることに、古田は気付いた。
その首には、銀色に光る物体が巻きつけられている。
慌てて自分の首に手をやると、冷たい感覚が指に伝わってきた。
―何だ?首輪?ペットじゃあるまいし・・・

27 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/18 23:57:55 ID:yY1mUAII
その時、部屋のドアが開けられ、銃を携帯した男たちが3人ほど入ってきた。
「今季セリーグ2位、ヤクルトスワローズの皆さんで間違いないですね?」
「あの、これは一体「間違いないですね?」
古田が尋ねると、その言葉を掻き消すように確認を迫られた。
「はい・・・」
頷くと、男の1人が手にした文書を読み始めた。

「これから皆さんで殺し合いをして頂きます」


「一体、何の冗談なんだよ!」
岩村が男に食ってかかった。
―おいおい、アイツは銃が怖くないんか?
古田の予想通り、男たちは一斉に岩村に銃を向けた。
「冗談ではありません。・・・でもあなたたちは今季2位で良かったですよ」
丁寧な言葉遣いに岩村は拍子抜けしたようだった。喧嘩腰になると思ったらしい。
「順位が上の方ほど、有利な場所からスタートできますし、武器もいいですからね」
にやりと笑った男に、古田は一人の男を思い浮かべた。正しく、自分たちをこの状況に陥れた、張本人を・・

--------------------------------------
リレーのつもりで書いたので、大まかな設定だけは決めたものの、
後はこのスレの皆で続けていけるようにしたつもりです。
ところで書いてから言うのもなんですが、普通のリレーでいいんですよね?

28 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/19 00:14:07 ID:n1KaDKJq
リヤルタイムキタァ(*´Д`)ハァハァ
職人さん乙!!順位毎に条件違うのか…すげーな…。

29 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/19 09:49:49 ID:eEmTkef+
舞台はどこ?

30 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/19 16:28:18 ID:wBca9W4a
職人さん乙です。12球団か、凄いな…人多そうだけど



31 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/19 22:03:18 ID:xzUc6Kqz
保守age

32 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/20 02:50:24 ID:LOoqiBMX
ほっしゅ。職人さん乙です!

33 :参考:04/10/20 13:34:34 ID:MTX/Q0qx
他球団バトルロワイアル

讀賣巨人軍(完結)  http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/5499/
中日2004(進行中) http://cdbr2004.hp.infoseek.co.jp/
横浜(進行中)  http://www003.upp.so-net.ne.jp/takonori/
広島(進行中)  http://brm64.s12.xrea.com/
ダイエー(進行中)  http://www3.to/fdh-br/
阪神(進行中)  http://homepage2.nifty.com/sorasouyo/
千葉ロッテ(進行中)  http://www.age.cx/~marines/cmbr/
大阪近鉄(進行中)  http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1097395419/


34 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/20 16:03:10 ID:uHsRlOL/
おおー

35 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/20 19:43:51 ID:+vQLg/+P
age

36 :鈴波 ◆8k0qigwfMc :04/10/20 19:47:02 ID:1j0ot3cC
とりあえずこの後のリレーで書けそうなら書きますー。
でも、書けなさそうだったら新しく書いちゃっても良いですかね…。
面白そうなんで、書いてみたいかなー…って。

37 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/20 22:12:52 ID:pz0l1Hni
何でもいいから書け
俺が許す

38 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/20 22:31:18 ID:9lY62YLQ
>>36
いや、「新しく」はナシだろう普通に考えて

39 :鈴波 ◆8k0qigwfMc :04/10/20 23:23:28 ID:VrI5RTFA
>>38
ちょっと自分の頭じゃこの後の話を書く自信が無いんで…。

何にせよとりあえず書いてみます。
ネタ思考中。

40 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/21 00:23:21 ID:WPI2m6bi
2.

「ちょぉ、待ってくれ」
話を続けようとした男に古田は言った。
「ベバリンには話が通じんやろ?誰か英語を・・・」
―少しでもこれで時間を稼ぎたい。今のままでは何がなんだか・・・
すると男の一人が一歩前に出て、流暢な英語を話し始めた。
「続けても?」
勝ち誇ったような笑みを浮かべる男を前に、古田は舌打ちでもしたい気分だった。
周りの五十嵐、岩村は二人共ポカン、とした顔をしている。
―アカン、この二人には状況が掴めてない・・・

「ここは、えー・・・島です。ちょっとありきたりですけどね」
やっぱり陸続きだと色々面倒ですし・・・、と他人事のように男は続けた。
「それで、皆さんは今季二位ですので・・・この島の端からスタートです」
残りの男が男が手に持った紙を一枚ずつ配り始めた。紙には島の地図と名前の羅列がプリントされていた。
「上原、五十嵐、佐々木・・・ちょお待て、これ・・・殺し合いってまさか・・・!!」
「そうです。オールスターの出場者の皆さんで殺し合って頂きます」
「ふざけるな!」
岩村が再び食ってかかる。
「先ほど言ったように、冗談でもないし、ふざけてもいません」
男が静かに言った。
「この先、生き残ることを考えたら、今は大人しく話を聞いていた方がいいですよ」

41 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/21 00:28:02 ID:WPI2m6bi
「生き残った方は新球団に移籍していただきます。これはオーナー会議で承認されたことです」
場に冷たい空気が流れた。
―何やって?オーナー?一体、オーナーに何の権限があって、殺し合いをさせるなどと・・・
突然、五十嵐が立ち上がった。
「家族は・・・家族には説明したのか、殺し合いのことは・・・」
「ええ。難航しましたが、何とか納得して頂きましたよ」
「嘘だ!」
「・・・まぁ、納得頂けない方も何人かはいたようで」
「それで・・・その家族は・・・?」
「ああ、心配しないでください。殺してはいませんよ」
ただ・・・、そこまで言って、男がまた下卑た笑いを浮かべた。
「あなた方が反抗するのであれば無事でいる保障はありませんよ・・・?」
背筋に冷たいものが走った。
五十嵐は力が抜けたように、再び座り込んだ。
「人質にした、っちゅうことか」
「人質だなんて人聞きの悪い。あなた方が我々に従って頂ければ手出ししませんよ」
その言葉は、誰かがもう一度この「ゲーム」に口出しすることを禁じていた。

42 :( ’ー’):04/10/21 10:47:22 ID:aKQZ9sjc
3.

説明を聞き終わると岩隈久志(Bu21)はシクシク泣き出した。
所属していた大阪近鉄バファローズが消滅しただけでなく、挙句の果てにいったい何を考えているのかわからないような変なゲームに巻き込まれてしまった。
選手会長の礒部公一(Bu8)が岩隈を必死になだめている。
―無理も無い。まだ22歳だ。最近子供が生まれて、これからますますがんばっていく時期なのに・・・
横では中村紀洋(Bu5)が銃を持った男達に怒鳴り散らしている。
「アホか!オレは来期からメジャーに行くんやで!!けったいなゲームにつきあっとる暇はないんや!」
「大丈夫です。同じく来期からのメジャーリーグ参入を目指しいていた、ダイエーの井口選手、巨人の仁志選手もこのゲームに参加しております。あなただけではありませんよ、中村さん。」
「大丈夫もクソもないやろう!!はよここから出せ!仙台なんか行きとうない!!」
「ノリ!ええかげんにせえ!」岩隈をなだめていた礒部も怒鳴る。

男の一人が思い出したように手をポンと叩いた。
「すっかり忘れてました。生き残れるのは11人なんですよ。投手3人、捕手1人、内野手4人、外野手3人の11人です。だからチーム内での殺し合いはしてもしなくても結構です。
ただし、同じ守備位置の選手が24時間以内に一人でも死ななければ、その守備位置の全選手の首輪が爆発します。
そして、例えば投手が残り3人となれば、自動的に投手の選手は試合終了となって首輪が解除されますのでなるべくはやく海岸へ逃げてください。島の周りは船で包囲してありますのでいつでも船が駆けつけます。」
岩隈が顔を上げた。
「あ、あの・・・っつまり、僕達はうまくっ、いけばみ・・・みんなで帰れっ、るんですよね?そうですよね?そうですよね?」
すすぎ泣きをしながら必死に喋る。
「ええ。あなたに、他人を殺す勇気さえあれば。」
岩隈はうっとなった。先ほど配られた選手一覧を見る。

18 松坂大輔 (西)
99 張  誌家 (西)

この二人は死んでも自分の手で殺してはいけない。もしこの二人を殺して生き残っても、もうまどかには顔合わせできない。離婚して、子供もまどかに引き取られ、仙台X西武の試合でも頭をたれながら申し訳なさそうに投げるしかないだろう・・・



43 :(レ´∀`):04/10/21 17:51:56 ID:ETjKtzsT
そこは、しんと静まり返っていた。
ただ、佐々木主浩(YB22)の「あ゙ーあ゙」という、溜息とも嘆きともつかない声が時折零れた。
これで若手がいたらどうなっていたことか。
種田仁(YB3)は、それに思い至って、思わず安堵した。
いきなり殺し合えだのとわけのわからないことを言われ、簡単なコピー紙を渡される。
「最下位のチームには配置や武器にそれなりの報いがあるが、せいぜい頑張って下さいね」
あと1勝さえしていればよかったのにねぇと、余計な言葉までつけ足される。
ふざけた言葉に、若手が激昂し、混乱するであろうことは容易に想像できた。

…それにしても、これは現実なのか、と混乱せざるを得ないのは種田についても同じだ。
圧倒的不利となるベテラン3人の面子、しかも最悪の待遇で、他の球団から命を狙われる。考えたくもない。
真っ先に狙われるとしたら、この横浜ベイスターズだろうということは、他の2人もしっかり理解していた。
しかし、これが本当にただの悪夢であったなら…。
「あ」
三浦大輔(YB18)の口から、久々に声が発される。
佐々木が、どこを見るともなく泳がせていた視線を三浦に移した。
「何だよ、三浦」
「今、聞こえませんでしたか?」
「だから、何がだよ」
ワンテンポ呼吸をおいてから、三浦が言い辛そうに口を開いた。
「遠くで…、銃声が」」
それを聞いて、佐々木も種田も、自分の血の気が引いていくのを感じた。
もう、疑うこともできない。疑ったところで、何の意味があるだろう。

――俺たちは、この恐ろしいゲームから逃れることはできない。

44 :(レ;´∀`)43:04/10/21 18:00:10 ID:ETjKtzsT
飛び入ってしまいましたがこれってリレーでいいんですよね?
とりあえず全球団分、導入部があった方がいいかと思って横浜書いてみましたが…
しかも変なフリとかしてスミマセン。
職人さんたちファイトです。

45 :鈴波 ◆8k0qigwfMc :04/10/21 18:40:30 ID:ZsBm1j6N
5.北海度日本ハムファイターズ

「…以上で説明を終わります。これから地図と参加者が書いてある用紙をお配りいたします」
黒いスーツを身に纏っている男が選手一人一人に用紙を配り始めた。
その用紙を金子誠はジッと見つめた。
島?無人島か何かだろうか。しかし、この地図には普通の街のような地図記号なども書かれている。
学校や、神社。住宅もいくつかあり、おまけに野球場まである。
「この島は今は誰もいません。思いっきり殺し合いができますよ」
いや、そうじゃなくて。
「この島は一体何なんですか?」
「位置は申せませんが、少し前まではちゃんと人も住んでいた島ですが、如何せん今の人は本州に移り住みます。
そのためこの島も過疎化していったため、残っている方々も全て本州の方に向かいました。
先ほど申したように、今は誰もいません。」
男は淡々と話す。コイツに感情ってもんはあんのか?
「あの、殺し合いって…」
目を覚ましてからずっと黙り込んでいた高橋信二が初めて声を発した。
「北海道日本ハムファイターズは今季3位でしたよね?」
「え、…ハイ」
「ご健闘をお祈りいたします」
信二はポカンとした顔で男を見た。

46 :鈴波 ◆8k0qigwfMc :04/10/21 18:40:56 ID:ZsBm1j6N

「…SHINJOさんがいない」
沈黙が走った中、横山道哉が呟いた。
説明ではオールスター出場選手と言っていた。
自分のほかにオールスターに出場したのは小笠原、金村、信二、金子、そしてSHINJO…。
本来ならいるはずの選手が、一人いない。
殺し合いゲーム。だとしたら、まさか。
金村と目が合った。
「…ここに連れてこられる前までは確かにSHINJOさんはいました。意識がなくなってからは…わからないですけど」
けど。
小声で続ける。
「意識が無くなるちょっと前、スーツを着た…オーナーと何か話している所は見ました。でもそれ以降は…」
「…ああ、SHINJO選手ですね。彼はゲーム免除と言う形になっています。」
男が会話を察したように言った。
「免除?」
小笠原道大が声を発した。
「あなた達には関係の無い事です。」
「しかし、この表には確かに彼の名前が入って…」
小笠原の言葉が止まった。遠くで銃声が鳴った。
冷たい空気がそこに流れた。

「さぁ、まもなくオールスターゲーム、試合開始です」


47 :鈴波 ◆8k0qigwfMc :04/10/21 18:46:07 ID:ZsBm1j6N
日本ハム書いてみまして。
全球団あった方が良い…ですよね?

48 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/21 18:47:49 ID:y55+T9Fw
おー始まってきたな!
職人さん乙です。

49 :(レ´∀`):04/10/21 19:40:58 ID:ETjKtzsT
を!いい感じにセパ交互になってますね。
つうか数字書き忘れました、43は「4.」ですね(ノ∀`)アチャー

50 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/21 19:48:11 ID:f3F6EP9Q
age

51 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/21 21:18:15 ID:zavHYgiN
保守age

52 :42:04/10/21 21:35:13 ID:aKQZ9sjc
なんかすみません、>>42で勝手にルールを作ってしまって・・・・
ちょっと早いですが、下界の話を書いて見ます。

outside story.

相川亮二は高速横羽線をひたすら東京方面に車を飛ばしていた。ベイブリッジを渡り、大黒埠頭を抜け、鶴見つばさ橋を渡る頃にはメーターは130を振り切っていた。
さきほど関内にあるベイスターズの球団事務所に行ったところ、しらんわからんと追い返されてしまった。
追われるように事務所を出て呆然としていたら、加藤武治がやってきた。
「三浦さんと種田さん、佐々木さんまで失踪したって本当ですか!!?」
加藤は相川を見るなり喰いかかった。
「僕はわかんない。事務所に質問したら追い返されたんだ!」
加藤を振りほどくと、相川は横浜スタジアムの方向を見つめた。
―三浦さん・・・・・・
今年はアテネに連れて行ってもらった。いや、三浦さんのおかげではないが、そして一試合しか出ることが出来なかったが、三浦さんとがんばってきた。
―三浦さん・・・何処に行っちゃったんですか・・・・・・・・
涙がこぼれ落ちた。
加藤が横で唖然としている。
「相川さん、とりあえず、その辺で休みませんか。冷静に考えてみましょう。」
何言ってんだよ、さっきまでお前が興奮してたじゃないか・・・
そう思いながら、相川は加藤と氷川丸の方向へ歩き出した。

53 :42:04/10/21 21:35:31 ID:aKQZ9sjc
(続き)
休日の氷川丸の周辺は若いカップルや犬の散歩に訪れている地元に人で賑わっていた。
相川と加藤は柵に手を掛け、缶コーヒーを飲んでいた。
いい年こいた男二人、黄昏ながら缶コーヒーをすする。まるで戦力外を食らったかのようだ。
「人、多いですね・・・」加藤が今更のようにつぶやく。「僕、犬とか怖いんですよ。昔噛まれたことがあって。犬どころか動物全部がダメで・・・」
散歩中の犬が加藤の足に触れた。
「うがぎゃああああああああああ」奇声を発し、加藤がのけぞった。加藤の缶コーヒーが中に飛ぶ。
「おっと」相川が缶コーヒーをキャッチする。
「ナイスキャッチ」加藤が照れ笑いをする。何もたかが犬に尻餅をつくほど驚か・・・なく・・・ても
―たかが犬?
相川はふと思った。もしかしたら、三浦さんたちはあいつに拉致されたのではないか?
「これからは山下公園には来れないですね。こわいこわい(笑)」
―山下・・・・ 
相川はざっと踵を返した。
「あ、相川さーん!何処行くんですか!?」
「加藤、来い!行くぞ!」
「何処へですかー」
「いいから!ついて来い」
相川は車まで駆け戻りキーをまわすと、ようやく加藤が車に追いついた。
「相川さん、早すぎますよー」
「助手席に乗って、シートベルトは締めたか?」
「でも、いったい何処へ?」
相川は車を急発進すると、一路首都高の入り口へ向かった。
―あの人なら、何かわかるかもしれない!そして、きっと何とかしてくれるかもしれない!


54 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/21 22:46:23 ID:ETjKtzsT
乙です。
こっちのバトロワでも泣き虫なんだ相川w
ちょっと和んだwそして130`疾走のポルシェ…

55 :鈴波 ◆8k0qigwfMc :04/10/21 23:09:44 ID:ZsBm1j6N
6.阪神タイガース

「どこだよここ…」
暗く、シンと静まり返った空間に倒れていた福原忍は目を覚ました。
首が痛い。
一体ここはどこなのか。確認しようとしても暗くて視界範囲が狭くよくわからない。
手で探ってみると慣れた手触りがした。
「芝…?」
野球の人工芝だろうか。空調からしたら屋内だろう。しかし、ドーム球場のような広さの感覚は無い。
ここはどこだ?
更に手探りで探っていると何かに触れた。目を凝らしてみると、隣に矢野輝弘が倒れていた。
「矢野さん、起きてください矢野さん!」
「ん…、んん〜っ」
体を揺すぶると矢野は伸びをしながら体を起こして周りをキョロキョロ見回した。
「ここどこ?」
「…多分、野球ができるところだと思います…、けどどこだか良くわからなくて」
他の人は起きている気配がない。眠らされていた?なんのために…。
突然、端の方から照明がついた。目が暗闇に慣れていた所為で眩しすぎたが、今岡、金本、アリアスらも近くに倒れているのがわかった。
「痛ぇ…何だここ…」
今岡誠は周りを見渡した、
そこは、いつも自分らが使っているのとは全然違う、古い室内練習所だった。
−…異変に気づいたのは福原だった。
「窓が無いんやな、ここ」
「そうですね…。あれ?」
金本知憲の首に銀色に光るものを見つけた。
「…あれ、金本さん、何首につけているんすか?」
「首?…あ、福原もそれ何や?」
お互い首を指差した。
見ると今岡らも同じ首輪のようなものをつけていた。
すると、突然後方のドアが開き、黒スーツの男と銃を持った男数人が現れた。
「ようこそ。今季4位、阪神タイガースの皆さんですね?」


56 :鈴波 ◆8k0qigwfMc :04/10/21 23:10:17 ID:ZsBm1j6N

一通り説明を終えた男に矢野は胸倉を掴んで食って掛かった。
「ちょっと待ち、それってどういう事なんや?なんで俺らプロ野球選手が殺し合いなんてせなアカンのや!!」
サングラスの奥で、男は矢野を見た。
「詳しい説明はゲーム開始後、島の至る所に設置してある放送でお知らせいたします」
「答え!」
「矢野!落ち着け!!」
金本が矢野を男から引き剥がした。矢野はまだ言いたげな顔を見せたがここは引いた。
迷彩柄の男数人が持っている銃に手をかけたのがわかったからだ。
「…それから、あなた方の首に首輪を取り付けさせていただいております。あまり触ると爆発するのでご注意ください。
そちらの説明をこれからさせていただきます」
この首輪はそのために…。
福原は一瞬自分の首にあるものを触ろうとしてやめた。

どうやら、これは夢ではないらしい。


57 :73:04/10/22 03:22:53 ID:JZtUm7Fw
横浜なら続き投下できるのですが、
全球団書き出し書こうという流れに見事に逆らいますよね…?
(しかも自分が言い出しっぺじゃないか)
他球団職人さんたちの前フリにならんこともないと思いますが。
自分は他球団書くことができないので…ヤクタタズ…

58 :43=57:04/10/22 03:25:40 ID:JZtUm7Fw
57の名前欄、73って…43の間違いです…orz

59 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/22 08:59:51 ID:7OocD3hK
>>57
どうだろう、全球団の書き出しを書くなら、ちょう待った方がいいかもね

60 :42:04/10/22 12:19:49 ID:7wW0Wvii
自分が書いた文章で訂正
>>52
誤「高速横羽線」→正「首都高湾岸線」
>>53
誤「〜訪れている地元に人で賑わっていた」→正「訪れている地元の人で賑わっていた」
誤「加藤の缶コーヒーが中に飛ぶ」→正「加藤のコーヒーが宙に飛ぶ」

(ノ∀`)アチャー

61 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/22 13:54:18 ID:yepUJlAa
目次

本編
序章>>24-25
ヤクルト>>26-27←1>>40-41←2
近鉄>>42←3
横浜>>43←4
日ハム>>45-46←5
阪神>>55-56←6

球宴外
横浜>>52-53訂正>>60

62 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/22 18:37:46 ID:xFaIsjwJ
7.福岡ダイエーホークス

突然眠くなって、気づいたらチームメイト共々床に転がっていて。
そこにいたスーツの一団から訳も分からず説明されたルールは
(ご丁寧なことに英語版まで用意しているとは!)
言葉としては理解しても現状はまったく把握できなかったのだが。

何事か怒鳴りながら掴み掛かろうとするズレータを止める間もなく。

短い銃声。
崩れ落ちる巨体。
息を呑む音。
残ったメンバーを絶望の淵に叩き込むには、それで十分だった。

「ゲームに参加する以外に選択肢はありません。命がけで拒否されるなら
 止めはしませんがね」

赤く染まっていく、最早無機物となってしまった「ソレ」。
白い顔からさらに血の気が失せた和田。
その肩に顔を伏せ泣きじゃくる新垣。
ただ呆然と立ち尽くす川崎と三瀬。
がっくりと頭を垂れる松中。
真一文字に口を結んだまま涙をこらえる城島。

(嘘だと言ってくれ…)

目の前の光景を信じたくなくて、井口は頭の中でそれだけを繰り返す。
しかし、首にはまった冷たい感触もすすり泣く声も決して消えてはくれなかった。
ただじゃ生きて帰れない。
それだけは理解した。

(ズレータ:42死亡)

63 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/22 19:05:31 ID:XNHFHC3L
age

64 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/22 19:09:24 ID:oiznUx8p
age


65 :お目汚しスマソ:04/10/22 19:38:28 ID:mx7e+iuw
番外編

とある野球場。オールスター期間中、ここでヤクルトのメンバーが練習している。
そして今は休憩中。各々が飲み物をとる、軽く素振りをする等、思い思いの行動を
取っている中、三木肇(35)が口を開く。
「宮本さん、今頃はオールスターですねー」
宮本慎也(6)は
「ん?ああ、そうだな・・・」
と、浮かない表情で答える。
「どうかしたんですか?元気ないですよ?」
「いや・・・今年のオールスター、何か嫌な予感がするんだ・・・」
「嫌な予感・・・ですか?」
「ああ・・・。誰かが何か、大事なモノを無くしそうな気がして・・・」
「考えすぎじゃないですかねぇ?」
「そうか・・・?・・・そうだな。考えすぎか・・・」
それに、何かあっても古田さんが居る。あの人なら・・・


宮本の嫌な予感は当たっていた。しかし、その事を宮本は知る由も無かった。
そして、古田をもってしても一筋縄ではいかない状況に居る事、「大事な物」
が自分のチームメイトだということも。

66 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/22 22:45:08 ID:FypHbYZ9
保守

西武と中日はシリーズの結果待ちかな

67 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/22 23:04:22 ID:JZtUm7Fw
…自らの読解能力が乏しいのかもと前置いて。
>>65はオールスター中のこととして書いてる…?
この話って、シーズン終了後にオールスターの選手が集められて始まる話…で、いいんだよね?
それでなかったら勘違いして書いてたかも…orz

あと出てないのは、中日巨人広島西武ロッテオリ?

68 :65:04/10/22 23:27:23 ID:mx7e+iuw
ゴメンたぶん俺が勘違いorz
秋季練習と思ってくれ。
三木と宮本のセリフをそれぞれ
「宮本さん、古田さん達どーしたんでしょうねー」
と、
「何か嫌な予感がするんだ・・・」
に変えて読んでくれ。

69 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 00:44:56 ID:8+mUyWOt
8.読売ジャイアンツA

―どおりで、口外禁止だったわけだ…
仁志敏久(G8)は、眉間に深く皺を寄せた。
一週間前くらいだろうか、「オールスター出場選手各位」と書かれた手紙を渡された。
内容はといえば、出場選手だけで集まり、シーズンの疲れを癒しお互いの功績を云々。
今までこんな企画はなかった。
今年は球界再編などのドタバタがあったため、選手会が主催でもしたのかと思った。
しかし、古田も何故自分たちが集められたかを知らなかった。
その時点で気づくべきだった。
いや、あの謎の招待状の最後に太字で添えられた「参加選手以外の選手への口外厳禁」という言葉を見た時点で…
ここに来る前から、仁志はその言葉が気にかかっていた。
そして、ちょっとしたイタズラ心で、清水隆行にこのことを伝えていた。
清水は、オールスターに選ばれなかった選手がヤキモチを焼かないようにしたんじゃないですか、と苦笑した。

そんな理由でなかったことは、さっきやっと目の前から去って行った、
銃を携えた物騒な男たちを見れば瞭然だ。
仁志は、小さく舌打ちをした。―殺し合いって、なんのつもりだ。

70 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 00:46:20 ID:8+mUyWOt
「仁志さん、他のみんなはどこなんでしょう」
二岡智宏(G7)が、背後から仁志の肩をポンと叩く。
読売ジャイアンツからは、オールスターに7人出場したはず。しかし。
ここには仁志と二岡、そして、さっきの男たちの置いていったバッグの横に座り込んだ高橋由伸(G24)しかいない。
「多分、別の場所にいるんじゃないか?」
上層部の奴らがこの恐ろしい企画を本当に「ゲーム」と考えているのなら、
人数の多いジャイアンツの選手はグループ分けされても不思議ではない。
「近くにいるかも知れませんよ」
二岡がウロウロと歩き出した。
廊下のような場所だ。木造とはいえ、学校のような施設に見えた。窓の外に、遊具が見える。
昔はカラフルだっただろうシーソーやタイヤ飛びは、虚しく錆びついている。
「ここの水道、ちゃんと通ってます」
二岡が戻ってきた。思ったよりも飄々とした様子を意外に感じる。
それよりも…
高橋は、さっきからひとことも喋らずに顔を青く染めるばかりだ。

71 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 00:49:20 ID:8+mUyWOt
そのとき、急に、キイィーンという不快な大音量が辺りに響き渡った。

『あ、あ…。えー、皆さん、順調に殺し合ってますか?』
どうやら、島中に流れている放送のようだ。
『えー、先程、福岡ダイエーホークスのズレータさんが銃殺されました』

‥‥‥え?
その場所の空気が一気に冷めるのを感じた。
『今後死亡者は、わかり次第死因と殺害者を含めて、随時、このように放送致します』
途端に、高橋が口を開く。
「さっきの銃声…やっぱり聞き間違いじゃなくて…!」

仁志は、生まれて初めて、恐怖で自分の体温が下がってゆくのを感じた。
―この異変に、清水が気ついてくれればいいけど…
そう祈らずにはいられなかった。

放送は、最後に発音のよい『Good lack』を言い残して、途切れた。

72 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 01:10:00 ID:rYnt8srl
殺された人間だけじゃなくて
殺した相手も放送するって新しいな。イイ!!
職人さん頑張れ。

73 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 01:57:58 ID:8+mUyWOt
勝手に色々書きましたが…
下界(?)選手たちが球宴参加者の行方を知らなかったことについての補完のつもりで。
(補完できているかどうかは別として)
あ、放送については殺害者も発表って言ってる矢先に発表してないんですがね
これは「上」の判断次第で放送されるものと思うので
好きなように嘘発表でもなんでもしていいかと。不明とかも含め。

あと質問なんですが
・コテハンはあった方がいいでしょうか
・他の職人さんの書いた球団の話の続きを書いたりしてもいいのでしょうか
(イヤこれは職人さん次第かもとは思いますが)

教えてエロイ人。

74 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 02:37:15 ID:YyDZJ3mM
age

75 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 02:44:49 ID:HoW95ouR
>>71
ごめん しょーもないツッコミさせてもらうと
good luckね。lackだと「よいこと不足」になっちゃうから。

なにはともあれ乙ですた。

76 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 02:59:30 ID:lPrNyO7J
>>71は斉藤和巳

77 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 10:04:05 ID:/cECNbsh
>>73
個人的には職人さんはコテハンというかトリップはつけてほすいかも


78 :鈴波 ◆8k0qigwfMc :04/10/23 10:06:09 ID:/IuXDa26
>>73
良いんじゃないでしょうか?
同じ球団の選手もバラバラに行動する事になるでしょうし。

あと出てないのが、中日、広島、西武、ロッテ、オリックスですね。
シリーズ待ちシリーズ待ち。


79 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 12:05:53 ID:h/1RbXSF
>>70あ、もうゲーム始まっちゃったの?

80 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 12:06:13 ID:h/1RbXSF
ageとこ。

81 :43=69-71 ◆qNe7Boci42 :04/10/23 13:04:47 ID:8+mUyWOt
トリップちゃんとついてますかね…
2年くらい振りな希ガス

>>75
…訂正dクス。勉強し直そう…

>>79
ズレータ亡くなったので始まりかな、と思って…
早合点だったらまじごめん

82 :鈴波 ◆veyMdjA2J6 :04/10/23 13:19:16 ID:UdM9BFyX
トリップ番号が消えた…_| ̄|○
ので、新。
なんだったっけかなぁ…。

それにしてもなんで毎回自分のIDはかわるのだろう?

83 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 14:44:51 ID:r+9AckGp
幾つか質問。
まず、他球団のバトロワの経験は有りでもOK?
川相の話を書きたいんだが・・・
確か讀賣バトロワ(2001)では川相=川田で、前回の讀賣バトロワの参加者
って設定だったんだけど、ヨシノブとかが生きてるんで2001のバトは無かった
ってことで、2001でいってた「前回」に参加している、という設定で書きたい・・・
誰でもいいから答えてくれ。

84 :43  ◆qNe7Boci42 :04/10/23 14:58:05 ID:8+mUyWOt
他球団バトロワ経験アリいいと思う
でも、話をリンクさせるのは無理だとオモ…
「前回」をアリにするなら、このスレ用の設定をつくった方がいいかも

つうか他のバトの設定とか考えないで書いてたよ自分…
逆にキャラ違った方も面白いかも知れんと思って…

85 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 15:01:32 ID:SEh2Fgka
>>83
何度かバトロワってる球団もあるから…。
中日バトロワの2度目では古田も出て来てたし、
「こいつとこいつは経験者」って、なんかの形で宣言しといた方がいいかも。

86 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 15:27:59 ID:GPvCajCn
>>83
数人なら…、てか、参加者が経験アリってのはなぁ…。
2人ぐらいなら良いかも。
非参加者と参加者。

87 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 15:38:28 ID:RIRaDlWu
過去のバトロワで死んじゃった人は?

88 :83 ◆3DcIOOwCR6 :04/10/23 15:54:18 ID:r+9AckGp
では川相主体の番外編を書こうとおもいます。。。
きっといつか公開できます。

89 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 16:42:15 ID:qAJBmIs2
広島書きかけだが、こちらは過去バトロワとのリンクは無理。
一番最初に死んだのが嶋だから(鯉バトロワ第5章)。

90 :83 ◆3DcIOOwCR6 :04/10/23 17:03:44 ID:r+9AckGp
川相は本人の希望で参加している。そして今は荒木、井端が
川相の巨人時代の話を聞いていた所だ。
「川相さん、大丈夫ですか?何か変ですよ?」
「ああ・・・大丈夫だ。で、何の話だ?」
大丈夫、とは言ったものの、本当は大丈夫ではなかった。
言いようの無い不安、焦燥。それらが川相に襲い掛かる。
あの時、自分があの「ゲーム」に駆り立てられた時と同じ―
「巨人のメンバーが急に減って、アマチュアの寄せ集めで
 ペナントを戦った時の球団の闇の話ですよ」
荒木が言う。
(しまった、そこまで話していたか)
更に焦る。
(どうする・・・)
そして川相の取った行動は。
「すまん、続きはまた今度だ。」
そういって川相は部屋を出る。
「あっ、川相さん・・・。ちぇ、続きが気になるなぁ」
そう言った荒木とは違い、井端は異変に気が付いた。
(オールスター、つまり超1流の選手が集まっている・・・しかもこの時期に。
 そしてあの川相さんの様子・・・何かあるな)
「荒木、川相さんの後を追おう。」
そういうと荒木の返答を待たず腕を引っ張り部屋を出る。
「うわ、ちょっと待って下さいよ」
体勢を立て直し、2人で川相を追った。

91 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 17:05:11 ID:r+9AckGp
すまん、上のほうきれてる・・・修正版ドゾー↓

「・・・さん・・・川相さん!」
その声で川相は我に帰る。ここはあるホテルの1室。
日本シリーズが終わり、若手や希望者が秋季練習を行っている。
川相は本人の希望で参加している。そして今は荒木、井端が
川相の巨人時代の話を聞いていた所だ。
「川相さん、大丈夫ですか?何か変ですよ?」
「ああ・・・大丈夫だ。で、何の話だ?」
大丈夫、とは言ったものの、本当は大丈夫ではなかった。
言いようの無い不安、焦燥。それらが川相に襲い掛かる。
あの時、自分があの「ゲーム」に駆り立てられた時と同じ―
「巨人のメンバーが急に減って、アマチュアの寄せ集めで
 ペナントを戦った時の球団の闇の話ですよ」
荒木が言う。
(しまった、そこまで話していたか)
更に焦る。
(どうする・・・)
そして川相の取った行動は。
「すまん、続きはまた今度だ。」
そういって川相は部屋を出る。
「あっ、川相さん・・・。ちぇ、続きが気になるなぁ」
そう言った荒木とは違い、井端は異変に気が付いた。
(オールスター、つまり超1流の選手が集まっている・・・しかもこの時期に。
 そしてあの川相さんの様子・・・何かあるな)
「荒木、川相さんの後を追おう。」
そういうと荒木の返答を待たず腕を引っ張り部屋を出る。
「うわ、ちょっと待って下さいよ」
体勢を立て直し、2人で川相を追った。

92 :83 ◆3DcIOOwCR6 :04/10/23 18:57:47 ID:r+9AckGp
とりあえずこんだけ・・・
指摘修正バンバン願います。

93 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 19:25:26 ID:N7ApRcUg
乙ですー

94 :43 ◆qNe7Boci42 :04/10/23 20:36:42 ID:8+mUyWOt
指摘というか…あれなんですけど
最初の番外があった時点で球宴参加選手以外は
今回の集まりのことを知らない(ために失踪だと思っている)のだと思い、
巨人の話を書く際に口外禁止のエピソードを追加したのですが…
川相さんは個人の伝で球宴選手の集合を知っていた…という
感じでいいのでしょうか?

95 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 20:46:09 ID:r+9AckGp
川相に関してはイヤな予感がするだけ→調べる→確証を持つ
という流れにしようかと・・・
井端の「オールスターの〜」のセリフは他球団との間で
オールスターに出た選手の失踪が噂になっている、という
設定なワケですが・・・
問題あればスルーして下さい。

96 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 23:25:57 ID:HwFRYOeB
保守

97 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/23 23:58:47 ID:r+9AckGp
川相編にあたって質問。
オーナー達は知ってるみたいだけど
監督とかは?あと、星野仙一とか
原とかは知ってるのか?
上のどのへんの人間までが知っている設定?

98 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 10:26:49 ID:DWHyYC5P
age

99 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 12:23:46 ID:K+mrMjrD
>>97
星野さんは知ってそうじゃない?GMだし。

100 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 12:24:20 ID:K+mrMjrD
あ、SDか?シニアディレクター…

101 :43 ◆qNe7Boci42 :04/10/24 13:36:28 ID:xQX+Eb5D
>>95
説明d。ナルホド
となると>>91井端のセリフ(?)のとこ、
オールスター選手が「集まっている」ではなく「失踪している」に
してて貰うと有難いかな、と。
集まっているかどうかはまだ確証とれないと思うので…
(その確証をとるために8で清水を登場させて頂きました)
勝手なこと言ってスマソ

>>97
親会社とかの球団に関連する人は皆知ってそう…
監督とかに伝えるかは球団次第なんじゃないかな…
書き進めるに充たって決めていけばよいかと。

102 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 17:45:25 ID:m1J1Gxpn
>>101
返答dクス。では「失踪」でOKです。
また勝手な設定入るかもしれないけど、
また書きます>川相パート

103 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 18:47:31 ID:6ucul3kv
いち読み手からすると、
他のバトロワと関連づけするのはやめてほしいかな…
完全にゼロからはじめたほうがいいとオモ。
好きな球団のバトロワしか読んでないけど
オールスターなら見たいと思って来てる人もいるだろうし
バトロワ終わってないとこも多いしね。

今更な話題だったらゴメン

104 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 20:44:21 ID:m1J1Gxpn
「・・・さん、川相です。実は・・・はい。あの件で・・・」
「ああ、俺も・・・わかった。こっちも・・・」
「有り難う御座います・・・はい、はい・・・。では失礼します。」
・・・ふぅ、やはりあの人も同じ考えか・・・。さて、どうするか・・・
川相は悩んでいた。もしもあの仮定が事実だったら・・・

電話の向こう、即ち川相の電話の相手も同じように悩んでいた。
(・・・あの人ならわかるかもしれない)
そう思い男は電話を取る。

男の名は原辰徳。川相同様、あの「ゲーム」に関わった男だ。
そして今、新たな「ゲーム」に直面している(かもしれない)のだ。
電話を取り、番号を押す。川相の仮定の確証を得る為に。

男はまた新たな球界の闇に関わろうとしている。
それが二度と抜け出せない、底無しの闇とは知らずに・・・

105 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 21:42:50 ID:Abptc8nb
乙です!
原が出てくるか…

106 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 21:51:03 ID:m1J1Gxpn
原はチラっとでるだけですw
これから繋がりあんのか?って人物が出てくるけど
生温かく見守ってやってくださいな。

107 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/24 22:48:00 ID:gGmVm8jR
>>103
同意。

108 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/25 03:05:46 ID:Fv3lCnv6
保守

109 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/25 12:55:16 ID:FNmeroxC
ほしゅ

110 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/25 19:05:01 ID:3rhIoHJG
アドバイスっていうかマップはそろそろ作った方が良いと思うけど
話に矛盾が出てきたりするから
後、禁止区域は作るのかとかも決めておかないと後で揉めるよ

とはいえマップなしで進める方式もあるんでその辺は書き手さんたちで
決めておくのが良いと思います

111 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/25 22:17:34 ID:qQTNjcVY
age

112 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/25 22:24:39 ID:JFZf/nK5
さて、西武が日本一になったので、気兼ねなく書けますね

113 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/25 23:02:21 ID:/91TY414
      キ        //   /::::://O/,|      /
      ュ     / |''''   |::::://O//|     /
      .ッ       \ |‐┐ |::://O/ ノ   ヾ、/
       :       |__」 |/ヾ. /    /
         ヽ /\  ヽ___ノ / . へ、,/
        /  ×    /  { く  /
        く  /_ \   !、.ノ `ー''"
  /\        ''"  //
 | \/、/           ゙′
 |\ /|\ ̄
   \|


114 : ◆Ox2WkbyoF6 :04/10/26 00:24:58 ID:0PeHkU8f
>>91をNo.9、>>104をNo.10と数えて番号振ってます。


11.広島東洋カープ

お世辞にも綺麗とは言い難い畳の上に散らばる数枚の紙。
その中の一枚を忌々しく掴み上げ、河内貴哉(C24)は寝転んで天井を見上げている
自分の顔の上にちょこんと乗せた。
数秒後、大きく洩れた溜息とともに、その紙は河内の顔から逃げて行く。
「溜息ばかりついてもしょうがないだろう」
嶋重宣(C55)が小さく声をかける。
その表情は、落ち着いているのか不安なのか読み取れない、いつもの困ったような顔だ。
二人とも、未知の男たちから説明を聞き、荷物をもらったまではいいが、
そこからどうしていいのか全く見当がつかなかった。
そんな二人の横で、グレッグ・ラロッカ(C43)だけが支給された荷物をくまなくチェックしている。
『シゲノブ』
急に名前を呼ばれて、嶋の肩がわずかに上がる。
―――ただ名前を呼ばれただけなのに、と嶋は少し恥ずかしくなる。


115 : ◆Ox2WkbyoF6 :04/10/26 00:27:43 ID:0PeHkU8f

『君は外野手なのかい?それとも、内野手?』
ラロッカは、嶋が聞き取れるよう、なるだけ平易な単語を用いてゆっくりと質問した。
嶋が小さな頃から英語を習っていて、多少英語ができることを知っていても。
通訳がいないこのシチュエーションでは、自分たちで完璧にコミュニケーションをとらなければいけない。
一つのボタンの掛け違いが何を引き起こすか、予測は出来ない。
嶋は、質問自体の意味は即座に理解できた。しかし、どう答えていいか分からなかった。
チームとしての登録は内野手登録である。しかし、オールスター選出は外野手としてだった。
試合に関しても、今年はライト一本で出場しているものの、昨年までは度々ファーストも守っている。
『…自分にもよく分からないよ』
考えて、やはりどちらとも言い切れず、曖昧な答えを嶋はラロッカに返した。
それを聞いて、ラロッカは微笑む。
『じゃあ、生き残った後にどちらか聞かなければいけないね。
僕は、君はとても素晴らしい外野手だと信じて疑わないけどね』
少し間をおいて、ラロッカは最後の一言を付け加えた。
『君が内野手なら、僕は君を殺さないといけないのかもしれないし』
思わずうっ、と呻き声を上げそうになったのを嶋はこらえた。
かわりに、手のひらにべっとりと嫌な汗が噴き出してきた。

二人の会話など微塵も理解できていない河内が、その横でまた、大きな溜息をついた。


116 :43 ◆qNe7Boci42 :04/10/26 01:12:08 ID:wjVmUgh5
>>110
マップは文の中で出てくるとしても、禁止区域については決めた方がいいですね
禁止区域アリで下位チームから狙われていくのはどうか
と言ってみるテスツ
他の本編職人さんの降臨を待つ

>>114
>>91>>104は番外だから番号は別に振っていいのでは
とにかく乙です!広島楽しみにしてました

117 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/26 03:06:10 ID:p5+GB6zw
12.中日ドラゴンズ

ただ重苦しい沈黙だけがあった。
薄暗いバラック小屋の中、岡本真也(D12)はそっと窓の外をうかがいながら、
新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
清涼な気体が肺を満たし、心地よく喉を通り抜けてゆく。
けれど、少しも気持ちは晴れなかった。
あと一勝ができず、日本一を逃した、その瞬間からまだ数時間しかたっていない。
悔やんでも悔やんでも悔しくて、泣けてきそうだ。

「……まだ夢見てるんじゃないよな……俺たち……」
山本昌(D34)が、かすれた声で言った。

殺し合いをしてもらいます、ええ、もちろん本気ですよ、
えー、中日ドラゴンズ――あなた方はセリーグ一位ですから、
この丘の上からスタートです、
近くにバラックも展望台もあるし、いい場所ですね、
……そんな顔されてもこれは命令ですから、ええ、
武器もかなりいいものをそろえてあります、
どんどん殺しあってくださいね、
特に西武の選手なんか――
殺してやりたいって思いませんか?

本当に、悪い夢そのものだ。
岡本はずるずると床に座り込んだ。
敗戦のショックも抜けきれないうち、今度は殺し合い……
俺たちのペナントレースは何だったのだろう……

118 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/26 03:07:40 ID:p5+GB6zw
小屋の中には、最低限の家具が狭苦しく並んでいる。
一応、電気も水道もガスも使えるようだ。
だが、誰も電灯のスイッチさえ入れようとはしなかった。
いつの間にかはめられていた首輪のせいか、
それともこの雰囲気のせいか、息まで苦しく感じる。

「夢だったら、いっそスッキリしますよ」
妙にはっきりと言ったのは、
左手のギプスが外れたばかりの福留孝介(D1)だった。
「孝介?」
不審そうに川上憲伸(D11)が問うと、福留は無表情に言った。
「だって戦わなかったら死ぬんでしょ?
じゃあ夢だと思って殺しあうしか、ないと思うんですけど」

岡本は脇ににじみ出た汗の冷たさに身震いした。
このバラックにこもっていても、助かる可能性はほとんどないだろう。
死にたくない……そんなの当たり前じゃないか。
けれど、殺し合いだなんて。

そんな中、立浪和義(D3)は、ずっと黙って名簿を眺めていた。

119 :43 ◆qNe7Boci42 :04/10/26 04:29:40 ID:wjVmUgh5
セントラルリーグ出場選手 >>9
パシフィックリーグ出場選手 >>10

序章 >>24-25

1.ヤクルトスワローズ >>26-27
2.ヤクルトスワローズ >>40-41
3.近鉄バファローズ >>42
4.横浜ベイスターズ >>43
5.北海道日本ハムファイターズ >>45-46
番外.横浜ベイスターズ >>52-53


120 :43 ◆qNe7Boci42 :04/10/26 04:30:10 ID:wjVmUgh5
6.阪神タイガース >>55-56
7.福岡ダイエーホークス >>62
8.読売ジャイアンツA >>69-71
番外.川相 >>91
番外.川相 >>104
11.広島東洋カープ >>114-115
12.中日ドラゴンズ >>117-118


取り敢えず。訂正追加などあればよろしくです。
セリーグ制覇しましたね。

121 :鈴波 ◆veyMdjA2J6 :04/10/26 16:59:16 ID:3FLutD6a
禁止区域はアリの方が良いですね。
マップは…自分に作る技術があればよかったんですが;

122 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/26 17:42:30 ID:n4eb6Qdf
電話中の川相の後方数メートルの壁に井端と荒木が居た。
「いてて。おい荒木、押すなって」
「だって、全然見えませんよ。コレじゃあ俺が来た意味が・・・」
「居る事に意味があるんだよ・・・ほら、川相さんの声を聞け」
「はいはい、わかりましたよ〜」
あからさまに不服そうに荒木が言うが井端は気にせずに川相の行動に注目する。
「実は・・・はい。あの件で・・・」
川相の声を、なるべく聞き逃さない様にする。が、またこの男だ。
「井端さ〜ん、俺見えませんってば〜」
「うるさい、静かにしろよ。バレたらどうするんだ。」
そんなやり取りをしているうちに電話が終わってしまった。
「あっ、終わってる・・・。おい荒木、お前なにか手がかりをつかめたか?」
「だから、聞こえなかったです。何回も言ったじゃないですか。」
「はぁ〜、お前は・・・まあいい。」
井端は一人で考え始めた。
(あの件、といったな・・・。電話の相手は川相さんより年上だろう・・・)
「井端さ〜ん、どうしちゃったんですか〜?」
「だから、お前は黙ってろよ」
(川相さんより年上の、恐らく巨人、中日内部に関係している、
若しくはしていた人間・・・しかも多分今は現場にいない・・・)
「井端さ〜ん、俺帰っていいっすかぁ?」
「ダメだ。ここで大人しくしていろ。」
(川相さんと年が近い様だったな・・・。一緒にプレーしたこともありそう・・・)
暫しの沈黙の後、井端が口を開く。
「・・・あっ!」
「うわっ、びっくりしたー。どうしたんです?」
「川相さんが・・・」
と、言いかけた時だった。

123 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/26 17:43:04 ID:n4eb6Qdf
「俺がどうかしたか?」
と、川相が現れた。
「いや、川相さんがバント上手くなったの、何でかな?と思いまして」
荒木が慌てて言う。こんな表情なら中学生でも嘘だとわかる。
「ふぅん、そっか」
とだけ言い、川相が歩き出した。と思った時、
「命が大事ならもう俺をつけるのはやめとけ。ヘタしたら死ぬ」
その言葉を残し、今度こそ川相は去っていった。
「・・・井端さん、どうします?」
「ついていくにきまってんだろ。俺たちは今季あの人に随分助けられた。
その恩返しの時だ。」
2人は歩き出した。この先、逃げだせない闇が有るとは知らず。

124 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/26 18:00:18 ID:n4eb6Qdf
今回からコテハン&トリップ付けますた。
最後が前回と似ていますが気にせずにw

125 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/26 20:04:30 ID:D2527ADn
>>120
番外編は番号含まれないから広島は9で中日は10じゃないの?

126 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/26 20:53:46 ID:SmrQTe5q
「今年一年お疲れ様でした&朝山のコーチ就任を祝って、乾杯!」
「ホントは祝って貰うようなことじゃないけどなー」
グラスが打ち鳴らされ、どっと笑いが起こる。
広島市内のとある店で、、座敷の一室を借り切ってささやかな宴が行われていた。
カープの28才の5人、気の置けない同級生同士、いつものメンツの飲み会。
しかし、今日はいつもと違う。今季限りで現役引退する朝山のための宴、そして。
「…それにしても、嶋、遅いな」
たった一つの空席に目をやって、森笠が呟いた。
10年目にして初めて首位打者を獲った嶋の祝いの宴、になるはずだった。
「新井、お前ちゃんと連絡したんだろうな?」
小山田が本日の幹事を見る。どこかコイツは信用できない。
「何回か電話したんだけど、『おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っておりません』ってなってる」
「その声真似似てねーからやめろよ」
すかさず横山からつっこみが入る。
「取材かな。だったらケータイ切っててもおかしくない」
「え、俺電源入れっぱにするけど?」
「「「「それは新井だけだろ」」」」4人から息の合いすぎた突っ込みを食らい、新井は卓の上に突っ伏してしまった。
「ま…また後で掛けてみたらいいか」
「そうだな」

しかし、その後も電話はつながらなかった。
「携帯の電源入れ忘れてるんじゃないか」なんて冗談を言いながら、
5人はいつもよりも賑やかに飲み、食い、騒いだ。
…ほんの少しの違和感と不安を振り払うように。


始まったばかりなのにいきなり番外編ですみません…

127 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/26 21:26:10 ID:0Fg3j+ra
あれいさん可愛いなw

128 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/26 23:30:56 ID:n4eb6Qdf
>>126

>始まったばかりなのにいきなり番外編ですみません…

皮肉ですかねw

まぁ何はともあれGJです。

129 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/27 20:17:50 ID:tNhKXXtN
ホッシュート

130 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/27 20:24:09 ID:xdR4pdp4
ラロ渋い

131 :鈴波 ◆veyMdjA2J6 :04/10/27 20:40:03 ID:6v8JCxp8
あとはロッテ、オリックス、西武ですね。
西武はVパレード自粛ですか…。(何

132 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/27 23:16:07 ID:tNhKXXtN
皆さんにちょっとしたアンケート。
川相パートについてなんですが、これからの展開
これだけはヤメレというのがありましたらレス下さい。

133 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 12:16:40 ID:/KsMGpcs
好きに書いたらええやん、そんなもん。
気に入らなきゃあとから勝手にケチつけるわ。

134 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 16:15:52 ID:I1SAarus
他バトとのリンクがちょっと…
他チーム書くときに影響しないですかね
例えば他バト(この場合巨人かな?)に親しい選手が居たりした場合、
読んでないと生きてるのか死んでるのかも分からないですし
話に制限が加わってしまいますよね

今更申し訳ないんですが…

135 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 16:22:36 ID:5UYugu+T
>>133
書きたいように書けばいいというのは同意だがあとからケチつけるというのは微妙かと
なら先におまいが書けっつー話になるわけでね

136 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/28 18:07:34 ID:MeCOhylH
じゃ、書きたいように書きます。
>>134
巨人バトとのリンクは巨人バトにでてた
「川相は以前バトに参加した事がある」という設定のみで、
巨人バト(2001開催)は行われなかった、現巨人に死人は居ない
という設定なんですが・・・
問題アリですかね?

137 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 20:48:31 ID:Abr9ktbc
>>136
その方がむしろ自然だし、2001をありにしてしまうと絶対に話が成立しないでしょ


138 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 21:58:52 ID:r9otWPDr
巨人バトとリンクしてないってのはわかったが
前にバトロワが行なわれていた設定だとしても、
書き手だけが設定知ってても意味ないじゃん。
本文だけ見てて取り残された気分になった。
これからでもいいからおおまかな、支障ない程度の補完キボン。

あと前にさ、他の職人さんに指摘されて訂正とかしたけど、
ああ言う読み取れる程度の伏線は書く前に気付いて欲しいな。
お互いの意図を汲みながら展開してって欲しい。
誰かひとりが書く選手だけが目立っていったら正直ツマンネ。

そして取り敢えずさ、ひとつの話だけ進めないで、
少し猫鴎檻の職人の降臨を待たない?
多分投下しづらいふいんき(何故かry)なんじゃないかと思う。

139 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/28 22:19:29 ID:MeCOhylH
>>138
待ってますよ>猫鴎檻の職人
川相の前回参加はこれから作中で
明かそうとしてたんですが・・・

何か自分ウザいっぽいんで暫くROMりますよ。

140 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 22:37:53 ID:IzkTTQ1T
>>117で、このバトルは日本シリーズの翌日くらいになってますが、>>53で「休日の氷川丸〜」と書いてあるから、拉致されたのが土曜日の夜、開始が日曜という方がいいではないでしょうか?
すなはち、開始は10月31日あたり・・・

141 :鈴波 ◆veyMdjA2J6 :04/10/28 22:56:07 ID:RQjfPUrP
なるほど、そこら辺で話の歪みたいなものが出来てくるわけですね。
しかし、やっぱり共通となるバトロア話のルールや地図画像みたいなものは必要ですね。
ちょっと検討してみます、地図画像。

>>139
何はともあれヒロタカさんがいなきゃ多分もう話は成り立たなくなると思うんで、頑張りましょ!


142 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/28 23:02:53 ID:MeCOhylH
>>141
そう言って貰えると嬉しいですね。
かなり強引な展開になるとおもいますが
投下した際は温かく見守ってください。
鈴波さんも頑張って下さいね!

143 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 23:03:49 ID:r9otWPDr
>>139
ちょっと言葉足りなかったかな。
最初に巨人バトの設定の話してからそのまま書き始めたから、
巨人バト読んでない俺は結局巨人バトとのリンクがあるのかないのか曖昧な感じで読んでたんだよ。
書いてる間にも他バトについてのレスあったのにそれに触れないし。
つうことで設定わからなくて話進むからさ。

他の職人さん最近いないけど…残り3球団の話を待ってるんかな。
つうわけで職人カモーン

144 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/28 23:17:02 ID:MeCOhylH
>>143
そういうコトでしたか。では巨人バトとのリンク等の設定を↓

・巨人バトが2001年、その作中での「川相の前回(恐らく1990年代前半)参加」の設定を使用。
・2001の巨人バトは無かった。
・従って今現在の支配下登録選手に支障は無い。

※超重要※
・巨人バトとの直接の関係は無い。

他に質問があればお受け致します。



145 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 23:26:03 ID:r9otWPDr
えーと…その川相の設定とかも巨人バト読んでないとわからんわけで。
自分で言っておいてアレだけどもう巨人バト設定採用とか言わないで、新しい設定として扱ってホスイ。
本当にわかんなくなるんだ…
巨人バトとは関係ないなら、巨人バト読んだ人にしかわからないっていうのがないようにして欲しい。
なるべく客観的に文を読み返してからの投下をキボン…

146 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 23:32:01 ID:r9otWPDr
>>140
結構矛盾あるなw
10/31にしても相川と加藤は沖縄にいるはずになるし…
そこらは突き詰めてくと限りないかも知れないけど。

147 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/28 23:38:06 ID:MeCOhylH
簡単に説明。

設定といっても
川相は2001の巨人バト以前に開催されたバトに参加している
だけなんですがこれでもダメなら新設定として投下します。

>なるべく客観的に文を読み返してからの投下をキボン…

アドバイス有り難う御座います。次回以降はその様にしたいと思います。


148 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/28 23:38:44 ID:g0VgKWvM
おいらも巨人バトはナナメ読みしかしてないのですが、
前回のバトロワってそんなに詳しく書き込まれてなかった気がするので
既成の設定にこだわらず、他の人ともリンクしやすく
ある程度このバトロワに都合いいように展開に細工しちゃえば。

他の書き手さんのためには大体の設定を
144よりもそっと詳しく書いた方がいいんだろうけど、
読み手としては文中で川相さんの独白とか
あるいはアライバがつきとめるとかで小出しに教えてもらう形でも、
初めて読む話のようでドキドキ感ありますけどね。

その分、何回か上で指摘されてるみたいに整合性がないと
あとで「う〜んこうつながるか!」と思わせるような
キレイな伏線にならないので、決まってるなら先に書いてしまえば。

149 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/29 00:01:22 ID:kH4SRqTe
マリガd。
「巨人バトにあった設定」ってのが誤解を生むかも知れないから、
巨人バトにあった設定をこのスレの設定として消化して欲しいなと思っただけ。
その設定が嫌だって言ってるんじゃないんだ。

でも今レスしてる俺ら以外にも住人はいるだろうからゆっくり意見きいた方がいいと思う。
それで思い出したんだけど、ヒロタカさんは結構せっかちなのかと勝手に思うのだが
ひとりふたりのレスだけじゃなくて数人の意見を待つのが必要なときもあるかと。
俺の誤解は最初の方のそういう行き違いがあったかなって。
あと、ついてるレスはちゃんと読んでくれ。
たまにあのレスは読んでないのかな?ってのがあるから。

偉そうなこと言ってゴメンよ。
4時起きだから俺オチるよ。

150 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/29 06:37:12 ID:YCmNIT5f
ナベツネはどうなってんの?
川相が参加したバトの事知ってるよね。
そこら辺の事こっちで勝手に作り上げてもいいのか?
あと1990年代前半に行われてたのなら
他のチームやその関係者の中には何か知ってる奴いる筈だよな。
話、合わなくなるんじゃないか?
一人の作者だけが知ってる過去の物語とか設定が有ると。

149も言ってるけど最初、やめたほうが良いとか設定のこと質問してた人が居たのに
スルーしてたのはどうかとオモタぞ。
一人で作るんじゃないんだから。

151 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/29 12:22:59 ID:kH4SRqTe
>>141
本編書いてる職人さんたちの今の流れを見てると、
地図画像は全球団分書き出されてからの方がいい気がする。
作中で自分たちがどこどこにいるとか書いてあったりするし。

152 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/29 22:26:37 ID:sN3oGG9Z
>>149
成る程。確かに私はせっかちですw
もちっと落ち着きますか。
>>150
ナベツネは川相は眼中にない様子。(リアルで
この作品では球宴参加選手のみなんでナベツネはそちらにお熱かとw
>他のチームやその関係者の中には何か知ってる奴いる筈だよな。 話、合わなくなるんじゃないか?
それがないと話が成り立ちません。その知っている人達を辿って
結論に行き着くんですから・・・
>スルーしてたのはどうかとオモタぞ。
スンマセン見落としてました。

153 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/30 08:22:31 ID:GPLNFOOL
何か話が噛み合っていないような…
ようは
・1990年代前半に居いた巨人関係者についてどう扱うか
 (他チームの人間は1990年代前半に在ったという巨人バトロワをまったく知らないという事にして書けということなのか否か)

これが問題

>その知っている人達を辿って結論に行き着くんですから・・・
つまり152がそこいら辺全部書くから、他チーム書く時は全員知らない設定で書け、
関係有りそうな人間は話に出すな、でFAなのかい?って事

154 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/10/30 13:41:20 ID:FZq19thR
>他チーム書く時は全員知らない設定で書け、 関係有りそうな人間は話に出すな、でFAなのかい?って事
巨人関係者については、シゲヲやナベシネ、原あたりは書く際に
(他球団の話に出るなら)知っている設定にしてくれると有り難いです。他はお好きなように。

>他チームの人間は1990年代前半に在ったという巨人バトロワをまったく知らないという事にして書けということなのか否か
他チームにはバトがあったという情報は流れていなかった、というコトで御願いします。

155 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/30 20:44:25 ID:h9Ob9eQA
age

156 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/31 08:42:26 ID:GVf7rZC+
>>154
いいか悪いか何度も聞いてたけど>>154の内容を説明しないんじゃ誰もいいとも悪いとも答えようがなかった気がするんですが・・・


157 :代打名無し@実況は実況板で:04/10/31 21:02:35 ID:EAfLsWw0
捕手

158 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/01 10:15:06 ID:3wAvsARA
ホス

159 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/01 11:01:10 ID:Wnf7wvmF
空気読めない巨人ファンがうざい

160 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/01 18:43:03 ID:iEBD4MI2
すぐうざいとか書くなよ。空気が悪くなるだけだろ。

161 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/01 18:50:27 ID:oyVXOeT/
てか巨人ファンかどうかわからんだろ。
自分の好きな球団を書くとは限らんし。

あと、人に言うまえに自分で書いたらどうなんだ>>159

162 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 01:36:35 ID:99j5rRa+
ほしゅします

163 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 02:20:05 ID:i8dY8yXb
>>161
最初の方は同意だが
>あと、人に言うまえに自分で書いたらどうなんだ>>159
これはどうか…

164 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 13:44:58 ID:i3nn2/cB
とりあえず何ファンとかは関係ないと思うが。
仲良くやりましょ。

165 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 15:54:04 ID:UBAkoJSg
age

166 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 17:24:02 ID:ysSGehWb
セントラルリーグ出場選手 >>9
パシフィックリーグ出場選手 >>10

序章 >>24-25

1.ヤクルトスワローズ >>26-27
2.ヤクルトスワローズ >>40-41
3.近鉄バファローズ >>42
4.横浜ベイスターズ >>43
5.北海道日本ハムファイターズ >>45-46
番外.横浜ベイスターズ >>52-53

167 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 17:25:20 ID:ysSGehWb
6.阪神タイガース >>55-56
7.福岡ダイエーホークス >>62
8.読売ジャイアンツA >>69-71
番外.川相 >>91
番外.川相 >>104
9.広島東洋カープ >>114-115
10.中日ドラゴンズ >>117-118
番外.川相 >>122-123

あとは
オリックスブルーウェーブ
千葉ロッテマリーンズ
西武ライオンズ
だね。
職人さん待ってますよー。

168 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 17:46:08 ID:ysSGehWb
追加
番外.広島東洋カープ>>126
番外.ヤクルトスワローズ >>65

番外.ヤクルト65訂正>>68
番外.横浜>>52-53訂正>>60

169 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 20:20:20 ID:iN8AO7BM
職人さん書きにくい雰囲気だろうけど、
一部を除いて書き手を叩いてるわけじゃないのはわかるはず。
どんな話でも楽しみにしてるよ。

170 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 20:25:07 ID:pFyLgzL8
番外の川相担当(?)の人
結構叩かれてない?
気のせいか?

それはともかく職人さんお待ちしております。

171 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/02 20:42:56 ID:iN8AO7BM
2ちゃんだしこんなもんでは。
書く以上は設定ちゃんとして他の話とのつじつまも合わせてほしいから
強く確認する人がいるんだと思う。

だったらお前が書けやは魔法の合言葉だけど、
掲示板でリレーでやってるからには
読み手が意見言って参加するのもアリでしょう。
書く人も読んでほしくて書いてるわけでしょ?

172 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/02 23:56:14 ID:e6Yf1AEG
目の前に立っているスーツ姿の3人。皆それぞれ銃を所持していた。
そのうちの一人が、俺の隣に座っていたオーティズに説明をする傍らで、逆隣に居た村松さんは、今にも泣き出しそうな表情を浮かべていた。
…俺だって泣きてぇよ。逃げてぇよ。
でも、目の前に銃突きつけられてりゃ、どうしようもねぇだろ!

「……では、これで説明を終わります。何かご質問は?」
連中のリーダーとおぼしき男が口を開いた。
俺は溜息を大きくつくと、ソイツに向かって言葉を並べ立てた。
「…特に無し。同じポジションの連中が規定数まで残れば首輪解除、今年のチーム成績によって武器等の有利不利がある、そして……」
一瞬の間を置き、最も嫌な文を吐き出した。
「…生き残りたければ相手を殺せ…だろ?」
「十分理解していらっしゃるようですね。それでは健闘を祈ります」

朽ち果ててボロボロになった廃屋からスーツ連中は足早に去っていってしまった。
後には、もう二度と着る事の無いオリックス・ブルーウェーブのユニフォームを身に付けた、オーティズ、村松さん、そして俺―谷 佳知だけが残された。

(…俺は一体どうすればいい…?)
未だに理解しがたいこの状況のみが、揺るがざる「現実」として目の前に横たわっていた。

173 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/02 23:58:29 ID:e6Yf1AEG
流れ読まずにオリックス分投下させてもらいました。
話を作りやすいようにしたつもりですが…
宜しくお願いします。

174 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/03 06:05:14 ID:eNZhFwXW
>>173
グッジョブ!

175 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/03 06:14:59 ID:o1GYfKbz
待ってました!乙です!
ユニホームのくだりが・゚・(ノД`)・゚・

176 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/03 08:25:34 ID:Q+mlijoV
流れ読みまくりです。
さすが谷さんはあきらめがいい。

177 :鈴波 ◆veyMdjA2J6 :04/11/03 11:00:12 ID:de2YSMnH
むしろ救世主です!乙です!
あとは西武、ロッテ…。

178 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/11/03 12:20:26 ID:6abpKwjY
きましたねぇ。乙です。
西武、ロッテの職人さんお待ちしています。

179 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/03 23:19:22 ID:HfFp1pe1
前回のナンバー振るの忘れてましたねorz
11.オリックス・ブルーウェーブ で宜しくお願いします。

今回はその2です。
タイトル分の後ろのカッコ内は、どの球団で起きている出来事かを示したものです。



180 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/03 23:21:25 ID:HfFp1pe1
12.元・所属球団での出来事(Bw)

村松有人は、参加者リストを見て暗い気持ちを押さえ込まずにはいられなかった。
分かっていたが、今回の「イベント」に収集されたのは、今年のオールスターに選ばれた面々。
当然、元同僚も居る訳である。
(松さん、資仁、ナギサ、タケ…)
長年世話になった球団の、気の知れた仲間達。
その人々に対して、殺意を向ける事など出来るはずがない。
だが、自分が生存するためには、同じポジションの誰かが犠牲になる必要がある。
(自分は……殺せるのか?)
終わり無き問答が、頭の中でぐるぐると巡らされていく。

その時だった。
どこからか聞こえてきた、強烈な機械のノイズ音と共に流れてきた声。
その声が話した内容に、村松は愕然となった。
『えー、先程、福岡ダイエーホークスのズレータさんが銃殺されました』
(え………?!)
まだイベントが始まって間もない。
そんな短時間のうちに、早くも一人死亡者が出た。
しかもそれは、ホークスのメンバー。
(まさか、ホークスの誰かが、同僚を殺した、のか?)
それは村松の勘違いなのだが、この異常とも言える環境下で、正しい判断が彼に出来るはずが無かった。
(そんな………)
当初から重かった村松の心中は、ますます深い所へ沈みこもうとしていた。

181 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/03 23:24:54 ID:HfFp1pe1
>>71さんのアナウンス部分をお借りしました。
この調子で書ければいいんですが…ちょっと不安orz

182 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/03 23:30:05 ID:HfFp1pe1
>>180
訂正。
×→タケ
○→和田

誰と勘違いしたんだ自分∧‖∧

183 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/03 23:47:41 ID:eNZhFwXW
>>180
引用されたのが斉藤和巳部分じゃなくてよかったw
GJです。
あと2球団待ちましょう。職人さーんっ

184 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/04 00:22:03 ID:TVuVBO3F
>180
乙です!
村松さん…。そうか,こういう苦悩もあるんだよね今回。
いや一球団の時でも同じなんだけど何とも…。

185 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/04 10:50:05 ID:/rTqE5L1
こんなスレ立ちました。
各球団の「バトルロワイアル」スレを見守るスレ

ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1099509309/


1 代打名無し@実況は実況板で sage 04/11/04 04:15:09 ID:3DOQ/pE+
神職人の名作、凡職人の凡作、名無しがなんか自治議論してる、批評はどこまでアリか、その他。

現行のバトロワスレの情報を集めつつ
内容や運営に関する感想や批判や情報交換や議論まで。
本スレの進行の妨げになりそうな話はここで。

でも陰口はほどほどに。基本的には神職人さんへ感謝の精神を忘れない。



186 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/04 13:07:14 ID:6mb2cCCm
14.西武ライオンズ

歓声がふってきた。
「やったな!!」監督の笑顔、皆の笑顔。
涙をぐっとこらえて松坂大輔は笑った。
名古屋ドームで、伊東監督が何度も宙をまった。
やっぱ、いいよな・・・松坂は心の底から思った。
突然、踏みしめていた地面が消えた。
「え?」
周りを見渡すと、先ほどまでの歓声も照明も。
監督も、コーチも、選手もだれもいない。
周り中、どこまでも暗闇だ。
なにもない、唯、空間の中に松坂だけが存在していた。
「まってくれよ・・・・」誰に言うともなく、呟いた。
冷たいものが額に流れた。
「なんなんだよ!!」
松坂は叫んだ。


187 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/04 13:07:49 ID:6mb2cCCm
「大輔!!」大きな声で呼ばれて目を見開いた。
「・・・・え?」目の前には小さな裸電球がこちらをチラチラと照らしていた。
夢だったのか・・・。松坂は大きく息を吐き出した。
「大丈夫か?随分うなされていたみたいだが・・・」
目の前には和田一浩の心配気な顔。
「いえ、なんでもないです・・・」と言いかけて松坂はふと当たりを見渡した。
随分古びたようにみえる、壁?ここはどこだ?
「和田さ・・・」松坂は横になっていた体を起こして、和田のほうに振り向いた。
そこには座りこんで泣きじゃくってる中島裕之の姿があった。
一瞬、唖然とした顔で「どうしたんだよ?」と言おうとした瞬間突然背後から肩を叩かれて、振り向いた。
森慎ニだった。
「お前、疲れてたみたいだったから・・・起こさなかったんだ・・・」
そして、何枚かの書類のようなものをこちらに渡した。
「え?」
松坂はなんだか、わけもわからずにそれを受け取った。
「読んでくれ・・・」森が沈痛な面持ちで言った。
何でそんな顔してるんスか?
松坂は言葉を飲み込んだ。
張が不安げな目でヒザを抱え込んでいた。
森がため息をついて、床に腰をおろしてこちらを見ていた。
和田が心配そうにこちらを見ていた。
中島はまだ泣いていた。
(何かおかしい・・・?)
松坂は少し震える手で書類をめくった・・・。


188 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/04 13:43:41 ID:ZQ7Y4ZXY
職人さん乙です!
あと残すはとりあえずロッテのみ…。
書かなきゃならない話があったことを忘れてたんで、もうすぐ書けそう。


トリップはバトロア専用のを採用させてもらいました。
しかし自分変えすぎやな。これで収まると良いけど。


189 : ◆ryr/lvObM2 :04/11/04 13:48:08 ID:6mb2cCCm
あんまり文うまくなくてすんません。
とりあえず進まなさそうなので書かせて頂きました。
もし、後続いらっしゃればライオンズ譲りますw

190 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/04 14:30:17 ID:yDiQzNAb
GJです。
リレーだからひとりで1球団書ききらなくてもいいんだとオモ
自分も後続に託すつもりあるしなぁ
あとは鴎ですね。

191 : ◆P8BFP5b1f6 :04/11/04 21:34:44 ID:/KGYWUVh
15.千葉ロッテマリーンズ

「・・・は以上です。何かご質問は?」
スーツ姿の男が静かに言う。
「あるわけねぇだろ!早く行けよ!糞!」
福浦さん(福浦和也9)が黒服の男たちに吐き捨てる。
福浦さんに促され、黒服の男たちは何も言わずにその場を立ち去る。

何でこんなことに・・・理屈は今の説明でわかった。
ただ、何故こんな方法で選抜する必要があるというんだ・・・
「何だよくそ!殺し合いだぁ?誰が乗るかそんな話に!なぁ宏之!?」
「殺し合い・・・」
「宏之?」
「嫌だ、冗談じゃない・・・俺は新婚なんすよ。」
そう、宏之(小林宏之41)は今年の夏に結婚したばかりだ。相手の新妻は・・・
「リサちん(仮)はね、すげぇカワイイんすよ。制服とか着てもまだ全然違和感なくて・・・」
18才だ・・・
「リサちん(仮)はね、弾くんすよ・・・」
「弾く?」
「えぇ、一緒にシャワー浴びるじゃないすか。するとね、水をパチパチ弾くんすよ。」
「・・・」
「ぷるんぷるんしてるんすよ。ほら、俺らと同い年くらいの女ってもう下降線じゃないすか。
 でもリサちん(仮)は違うんすよ。」
「・・・」
「嫌だぁ!まだ色々したいのに死にたくねぇよ!リサちん(仮)!リサちーん(仮)!!」
じたばたし出す宏之。少しムカついてきた。

192 : ◆P8BFP5b1f6 :04/11/04 21:35:53 ID:/KGYWUVh
「うるせぇなテメェ!少し黙れよ!」
福浦さんがキレた。さっきの話から、相当怒り心頭なようだ。
ぶすっとした顔で動きを止めた宏之。一瞬、この狭い空間が気まずい空気に包まれる。
しかし福浦さんの怒りも、宏之の気持ちもわかる。
俺、渡辺俊介(31)も念願の子供が生まれたばかりだ。こんな所で死ぬわけにはいかない。
だが、生き残るには・・・生き残るためには・・・
「他球団の人たちも来てるんだよな・・・?」
「そうでしょうね・・・」
そう、これからその人たちとの戦いに生き残らなければならない・・・

(出来るのだろうか・・・俺に・・・・・・人殺しが)

まだこの状況にいまいち実感の沸かない俺たち。
その冷たい現実を突きつけられるまで、そう時間はいらなかった。

193 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/11/04 21:39:25 ID:mKbfilqp
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
乙です。スンスケ視点か・・・。スンスケ好きなんで
期待してます!
これで全部・・・カナ?

194 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/04 22:28:56 ID:toJn4ZE2
鴎キター( ゚Д゚)ー!!!!
ちなみに宏之の嫁さんは佳世さんです。俺とタメの子…

195 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/04 23:20:41 ID:Qjb0K3kn
15.ゲームの名称

阪神の面々もダイエーのズレータが殺されたと言う放送を聞いた。
現実味が無いな、と今岡が呟いたのを福原はかすかに聞き取った。
「…一体何のためにこんな事をするんやろ」
感情的になった後まるで力が抜けたように壁に背中をつけて座っていた矢野が言った。
「なぁ…訳わからん…。俺たちが何をしたって言うん…」
誰もその言葉に答えることはできなかった。
金本とアリアスはもう室内にはいなかった。
いや、気づいたときには黒スーツの男が支給した迷彩柄のバックと共に消えていた。
それはどういう事を意味しているのかはまだわからなかった。
そのとき、室内に機械音が響き渡った。
また誰か殺されたのだろうか。矢野はじっと音が聞こえる先を見た。
『あー、えープログラム指定選手の皆さんこんばんわー。阪神タイガース球団オーナーの久万ですわ』
福原は目を見開いた。オーナーがなぜ?
『なんや今年はプロ野球も大変な方向に向かって君らも大変やったろうに。
まぁその原因の一つの中に選手の年俸ってのがあってんな。上がりすぎた君らの年俸を払うのに精一杯なんやわ。
せやったらどないしよ?って話になったわけや。
じゃあ年俸に見合った選手たちを新球団に移籍させるってのはどうやろとな。
プロの選手やったら新球団新天地を盛り上げることは義務ってもんやろ。
その選手を決めるのがこのプログラムや。名称は―…』
久万オーナーは言葉に一瞬間を置いた。
『バトル・ロワイアル。通称BRや。』


196 : ◆asBR.D.d/6 :04/11/04 23:21:36 ID:Qjb0K3kn
バトル・ロワイアル。矢野は心の中で言ってみた。
だったらなんなんだ。それがなぜ殺し合いに結びつくんだ…。
『あなた達の行動はすべて至る所に取り付けてあるカメラで監視しています。
なので思いっきり殺しあってくださいねー。それで生き残れば後で良い事があるかもしれませんよ。
ゲームのルールはもう伝わっていますね。』
急に標準語で話す久万オーナーに険悪を感じる。
『えー、伝えなければならない事はとりあえず以上です…あぁ、それからもう一つありました。
スタート地点は各球団それぞれ違うと思いますが、これから1時間後にその地点は立ち入り禁止となります。
1時間後、まだスタート地点にいる人は首輪が爆発するので伝えておきます。
それでは、取り急ぎ。』
ここで放送は切れた。
「…嫌でも移動しなきゃ駄目なんだな」
「矢野さん…大丈夫ですか?」
矢野は顔を伏せていた。
このゲームは人を狂わす。福原は感じた。

バトル・ロワイアル。通称BR。


197 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/05 07:06:02 ID:Ve3q8/LD
多分西武の前に13が抜けていると思うんで、
番号は15をつけさせていただきました。
間違っていたらご指摘ください。

そして12球団出揃いましたね!職人さん本当に乙です!
バトルロワイアルの名称がまだ一度も文章中に出ていなかった事が判明して
とりあえず書いてみました…どうなんだ。
説明する人物が決まらなかったんで久万さんに出てきてもらったり。
このときはまだオーナー辞任していないってことで…。

昨日書き込みできなかったので今日書いてみる。

198 : ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 11:41:13 ID:yjSmE/qD
16.それぞれの決意

遠くから突然銃声が聞こえた。
みんなが体を強張らせる。でも、誰も口を開かない。
「・・・ズレータ・・・死亡・・・」機会音のアナウンスが響いた。
でも、ズレータが死んだってことくらいしか耳にはいらない。
「どうやら、マジみたいだな」ずっと黙っていた森が口を開いた。
なんてこった・・・俺の人生は今最高潮のはずだったのに。
こんなところに落とし穴かよ!
婚約者の柴田アナと今季終了後に結婚することに決まり、まさに
順風満帆なはずだった俺の人生・・・。
なんとか、帰らないと・・・、まだやりたいことはたくさんあるんだ。
畜生、こんなことなら格好つけないでとっとと入籍しとけばよかった。
でも、今更言っても始まらない、もうこのクソゲームは始まっちまったんだろ?
現にズレータが死んでるじゃないか?
だったら、生きて帰って・・・もう腹くくるしかないじゃないか!
松坂はぐるっとチームメイトを見渡した。
生きて帰れるのは、投手3人、内野手4人、外野手3人、捕手1人。
大丈夫だ、幸い(?)俺たちは投手3人、内野手1人、外野手1人。
俺たち全員生き残れば問題ない。
残りは・・・まあ、今はいいや。
どうやら、禁止区域などもあるらしいし、いつまでもここに立て篭もっててもどうにもならない。松坂はゆっくり一つ、息を吸い込んだ。


199 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 11:48:07 ID:yjSmE/qD
「俺、腹くくりました」自分では出来るだけ大きく、きっぱりとした口調で声に
出したつもりだったのに、自分の口から出た声は思いのほか震えていて・・・
ちょっと恥ずかしかったけど・・・続けた。
「生きて帰りましょう、俺たち全員で」松坂はゆっくり言った。
張は日本語がそこまで達者なわけじゃないし、早口はよくない。
そこで、黙っていた森が口を開いた。
「俺たち全員で帰るってことはさ・・・、俺たち人殺ししないとダメなんだよ?」
森の声も震えていた。
松坂は和田のほうに目をやった。
最年長の和田さんなら、きっと・・・。
和田はまだ、中島の背中をさすってやっていた。
「和田さん」松坂は声をかけた。
なにか、いってくれよ。
「大輔、落ち着こうよ。俺も生きて帰りたいけどさ・・・」
和田はためらうように言葉を綴る。「やっぱり人殺しなんてしたくないよ」
人殺しという言葉を聴いて、中島がびくっと肩をすくめる。
「僕、僕・・・むりですッ、帰りたいよぉ・・・」
そして、もっと大きな声で・・・泣き出した。
「中島、ナカナイデ・・・」
張が泣きそうな声で、それでもタオルを取り出して、中島の涙を拭ってやった。
バカか、お前ら、そんなことやってる場合じゃねーぞ?
もう一人殺されてるじゃねぇか。
殺らなきゃ、こっちが殺られるんだ!だったら俺はやってやるよ。
上等じゃねーか、仙台?行ってやるよ、この4人でな。
生きて帰って、とっととFA取得して、俺はメジャー行くんだ。
俺は日本のエースなんだ、こんなところで犬死になんてゴメンだね。
松坂は先ほどもらったメンバーリストの中からまずピッチャーの欄を探す。
(さぁ、最初の相手は誰だ?)
だから、松坂は気付かなかった、和田の目が何かを決心したかのように・・・
一瞬光を宿したことを。


200 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/05 12:35:36 ID:QMpomr9C
ま…松坂いいキャラだ…!
GJです。
本編進んで行くの楽しみです…

201 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/05 12:37:39 ID:QMpomr9C
ま…松坂いいキャラだ…!
GJです。
本編進んで行くの楽しみです…

202 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/05 12:57:25 ID:NQ6WuzBS
乙です。

203 :43 ◆AD3r9/qGN. :04/11/05 16:35:24 ID:QMpomr9C
17. (横浜ベイスターズ2)

「なんだこりゃ…」
溜息のような声で、種田仁(YB3)は呟いた。
その手には、さっき渡されたコピーの1枚。
「俺たちがいるのは、恐らくここなんだろうな」
地図のほぼ真ん中を指す。島の中で唯一の岩地だ。
周りの風景はといえば、がつがつした岩と枯れた木ばかりで、隠れる場所も見あたらない。
しかも、地図のド真ん中ということは、周りを全て他球団に囲まれていることになる。
地図を覗き込む佐々木主浩(YB22)が、盛大な溜息をついた。
「なんてタイミングで帰国しちまったんだ、俺は」
今度は、自分の持っていた参加者の名簿を広げる。
「まぁ…SHINJOも一緒か」
日本ハムは3位に滑り込んだだけマシだな、とつけ足された佐々木の声に、
銃声とそれに次ぐ放送で消沈し、岩の上でうなだれていた三浦大輔(YB18)が顔を上げた。
「順位で配置が違うってことは…近くにオリックスや広島や…近鉄の選手たちもいるんスかね」
まさに四面楚歌という言葉が似合うこの境遇にいるのは、自分たちだけではない。
そればかりか近鉄の選手は球団がなくなるうえにこんな場所に連れて来られたのだ。
「近鉄は…磯部、岩隈、中村紀洋か…」
佐々木が読み上げる。
…岩隈に、中村紀。三浦の脳裏に五輪のメンバーの顔が浮かんだ。
いっときは国を背負って、チームメイトとして戦った面子だ。
オールスターに呼ばれるような面子なのだから、やはり日本代表選手も多い。
一緒に戦った仲間という意識が、三浦の中にはある。
生き残ることのできる投手は、たったの3人。
代表の「元チームメイト」たちが全員生き残ることは、確実にないのだ。


204 :43 ◆Wawnsg9Jpg :04/11/05 16:39:52 ID:QMpomr9C
「三浦」
種田に呼ばれたことで、三浦の思考は引き戻された。
「さっき、銃声はどこら辺から聞こえたかわかるか?」
佐々木と種田は、地図を見ながらどこにどのチームがいるのかを検討しているようだ。
「え、多分…」三浦も地図を覗き込む。「あっちに見える建物がこの地図の役所だとすると…」
土地感がない三浦には余りよくわからないが、大体の場所をゆび指す。
ゆびの近くには、今の雰囲気に全くそぐわないハートマークと、「食料供給所」の文字。
供給所に近く、森も近いから隠れることなども容易であろう位置。
だからこそ、上位のチームが配置されている…。
「ズレータか…あのムカつく黒スーツにやられたか、それとも…」
佐々木は、そのあとを続けなかった。考えたくも、なかった。
「死にたくないです」三浦が呟く。
「誰だって一緒だ!だから…自分が生きることを考えるしか…」
佐々木は怒鳴ったあと、腕を組んで、再び岩にどかりと座る。
「他球団の選手たちと、合流しませんか」
選手の人数の差が気になった。3人ずつしかいない球団は、横浜だけではない。
2チーム合流してもなお巨人1チームよりも少ないのだ。
しかし、三浦の提案に、佐々木も種田も揃って首を横に振る。
「もし、それでその選手たちに殺されたらどうする」
三浦は、またうなだれる。
―ズレータは、他の選手が撃ち殺したのかも知れない。
その思いが、他球団との連携に疑問を抱かせた。
「…上位のチームなら、銃を持っててもおかしくないだろな」
種田の言葉に、三浦と佐々木は、地面に無造作に置かれた迷彩のナップザックを見る。
それぞれに、名前が書かれている。ご丁寧に印刷されたチームロゴと背番号が虚しく見えた。
―最下位の、報い。どんな武器が入っているのだろうか、恐くて開けることもできずにいる。
「…取り敢えず、ずっとここにいるわけにもいかないな」
3人は、荷物を頼りなく掴み、やっと腰を上げた。
どこへ行くかを話し合ったわけではない、が。
一様に、ただ銃声のした方向とは真逆へ、歩き出した。

205 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/05 16:43:37 ID:QMpomr9C
トリップのあとにナンバー入れちゃダメだろ自分…鬱。
スミマセン…
出直してきます…

206 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 17:47:32 ID:yjSmE/qD
乙です〜。とりあえず他の球団のかいてる職人さん待ったほうがいいですよね?
1球団ばっかり進むのもアレだし・・・

207 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/11/05 19:01:48 ID:a1mm8+NH
番外編・川相パート

川相からの電話の後、原は受話器を取りある人物に連絡を取った。

「はい、もしもし」
「あ、原です、何時もお世話になっています。」
「おぉ、どうしたんや、なんかあったんか?」
と、男は軽快に答える。男の名は星野仙一。阪神のSDである。
「今回の球宴参加選手の失踪事件は知っていますね?」
「・・・! ああ。知っているが」
球宴参加選手の失踪、その言葉を聞き、男の声は急に厳しくなる。
「その件で伺いたい事が幾つか・・・」
「・・・仕方ない。話そう。但し、聞いても邪魔をしに行くなんて考えるな。」
「はい、有り難う御座います。」
そして、原は次々と聞き、そして真相を知った。
今回の失踪は、原や川相の予想通りあの「ゲーム」が行われているという事、
「ゲーム」の目的が合併球団の人員整理、年俸の抑制、更には選手たちの
殺し合いの光景を録音・撮影しウラで売買している事。発案者は「例のあの人」
渡辺恒雄だという事。
「俺が知っているのはこれだけや。すまんな、あまり力になれなくて」
「いえ、有り難う御座いました、星野さん。それでは・・・」
「ああ、また何か解ったら連絡する。」

(やはりな・・・)
(川相に連絡しなくては・・・。いや、しかし川相が危険に晒されるコトになる・・・)
(考える時間が欲しい・・・)
そんなコトを考えていると、疲労が溜まった原の体は直ぐに睡魔にやられてしまう。
(明日・・・考えるか・・・)
そして原は眠りについた。

208 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/11/05 19:02:42 ID:a1mm8+NH
とりあえず場繋ぎ・・・
他の職人さん、作品まってます。

209 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/05 19:37:26 ID:R7Wr0gDp
198さん、43さん、ヒロタカさん乙です!
一読者としても話が面白いですね、見習わな!

>>206
そうですね、大体出揃ったら次って感じですかね?とりあえずでは…。

210 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/05 19:47:22 ID:v0+V5tiV
新作大漁!!!
職人さん乙。

>>194
自分も佳世って名前で18歳…

211 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 21:16:23 ID:yjSmE/qD
18.中日ドラゴンズ2
福留の一言に俺−川上憲伸はひどく驚いた。
何か言おうとして、何て言っていいかわからないからやっぱりやめた。
でも、皆黙りこくっちゃって・・・ヤダなぁ、こういう雰囲気。
沈黙を破ったのは突然の機械質なスピーカの声だった。
『あ、あ…。えー、皆さん、順調に殺し合ってますか?
えー、先程、福岡ダイエーホークスのズレータさんが銃殺されました』
さっき遠くで一瞬聞こえた乾いた音−銃声だったのかな・・・。
そんなことを思ったけど、まだ少し現実味がわかない。
『今後死亡者は、わかり次第死因と殺害者を含めて、随時、このように放送致します』
それだけ言って、またあたりに静寂が訪れた。
おいおい、まじっすか?本当に殺し合いとかしちゃってるの?
え?マジで?もうそれでズレータさんは殺されちゃったわけ?
これ・・・本当に・・・。だとしたらズレータさんは誰に殺されたんだ?
突然、ごつっと音がして驚いて振り向いた−昌さんが壁に体を凭れさせたみたいだ。
「・・・マジみたいだ・・な?」そして昌さんがやけに強張った笑顔を貼り付けて呟いた。
ちょっと前に、西武ライオンズに無残に惨敗して落ち込んでたのに。
今じゃそんなことどうだっていいような気がしてきた。
あの日本一を逃した瞬間の悔しさは当分忘れることはできないと思ってたけど・・・今はもうそんなことすっかり忘れちゃって・・・人間なんて結構現金なもんだなぁ。
「俺たち、これからどうするんですか?」
黙り込んでいた岡本さんが突然声を上げた。見るとその目にはうっすら涙が浮かんでいた。
誰もその声に反応しなかった。
岡本さんはもう一度座りなおして、ブツブツ独り言を呟いてる。
「チクショウ、チクショウ・・・」呟いて頭を抱え込んでる。
気の毒だけど、俺こんな時になんて言っていいか分かんないよ・・・。
誰か、なんか言おうよ!と思い切り人任せにしてみたら
「うん、とりあえず、現在地確認しよっか」立浪さんがヤケに明るい声で言った。
「憲伸、地図とって、地図」
「あ、ハイ」俺は近くにあった島の全体地図を立浪さんに手渡してその場に座りこんだ。
「フーン。結構色々あるんやね、この島」


212 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 21:20:28 ID:yjSmE/qD
食料供給所、展望台、野球グラウンド?色々な施設が各所に散らばっているようだ。
ん?まてよ、展望台?俺は最初に言われた言葉を思い出した。
「そういえば、展望台も廃屋も近くにあるって言ってたっすよ?」
「ん?ああ、そんなこと言うてたような・・・」立浪さんが地図をすーっと指でなぞる。
「ここやな〜ここやろ?」指差されたのは島の北側に位置する丘。
すぐ傍には小屋があり、そのまま最北端まで進むと、そこには展望台が位置している。
「それっぽいですね・・・」
いつのまにか横に来ていた岡本さんが周りを見渡して同意した。
「ほら。あっちのほうに展望台がみえるし、アレは小屋・・・かな?」
岡本さんが指差したほうにはたしかにそれらしきモノが見えたんだけど・・・
どうでもいいけど、岡本さん立ち直り早いっすね、とこっそり思った。
まあ、立ち直り早くないと中継ぎとかできないよね、うん、納得。
「とりあえずここから移動したほうがいいんじゃないですか?」
孝介も横に寄ってきて言う。
「ほら、ここ丘じゃないですか。誰か来たらすぐ分かりますけど・・・・・・・」
孝介が口ごもったので、「けど?」と、俺はその後の言葉促す。
孝介がチラッとこっちを見て「遠くから狙い撃ちされたら一瞬でアウトですよ」
見晴らしがいいってことは誰からも丸見えってことか。
「狙い撃ちか・・・狙い撃ちされちゃうのかな?俺ら」
全然会話に参加しないくせに、そういうところだけシッカリ昌さんが食ついてくる。
「だーかーらー、狙い撃ちされない間にどっか行きましょーよ」
立浪さんが昌さんの肩を叩いた。
「・・・狙い撃ちかぁ。やだなぁ・・・」昌さん、まだ言ってる・・・。
「そんな、まだわからへんですってぇ、もしかしたら殺し合いなんてアホウなこと、
せんで済む方法あるかもしれへんやないですかぁ」
立浪さんが一生懸命昌さんを励ましてる・・・。
「・・・方法!?方法って!?」
昌さんがまた変なところに食ついた。


213 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 21:23:08 ID:yjSmE/qD
「いや・・・だからとりあえず落ち着ける場所に移動してゆっくり考えましょ?ここね、危険ですから」
「危険かぁ・・・そかぁ・・・狙い撃ちかぁ・・・」昌さんの思考は一周したみたいだ。
立浪さんは溜息ついてデイパックを掴み上げた。
「とりあえずこの小屋ってトコ、行ってみよや、何はともあれ作戦会議や」
「そうっすね」俺たちはうなずいて(昌さんを除く)、デイパックを掴んだ。
どうやら、このデイパックに色々必要なものがはいってるみたいだ。
とりあえず、目的地についてから中身をみてみよう。
でも、上から触っただけなのに妙にゴツゴツした硬いものがあって−俺は一瞬でコレが銃だと確信してしまって、また少し怖くなった。
先頭を地図を持った立浪さん、立浪さんに手をひかれてトボトボ歩く昌さん。
真ん中に岡本さん、そして最後尾を俺と孝介が歩く。
「みんな・・・さぁ、他のチームのヤツら、どうしてると思う?」
昌さんが下を向いたまま久しぶりにまともな意見を言った。
「さぁ。どうなんでしょうね、でもズレータは死んだんだけは確かですわ」立浪さんが冷たく言い放つ。
「なんでこんなことになったんだろ・・・」
昌さんの落ち込みスパイラルはどうやら止まらないみたいだ。
立浪さん、ゴメン、一人に昌さん押し付けて・・・でも俺慰めれる自信ないもん。
立浪さんの後姿、頼りになります、と思ったら突然立浪さんが振り返ったので目があった。


214 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 21:24:26 ID:yjSmE/qD
立浪さんは昌さんを指さして口をパクパクさせた。
たぶん、おまえもなんか言えよ!!って言ってるんだろうな・・・。
俺は一生懸命考えたけど気の利いたセリフも思い浮かばないから
「昌さん、なんとかなるッスよ!」ととりあえず言ってみた。なんかバカっぽい。
昌さんは一瞬こっちを振り向いて、「そうだといいな」とボソッと言った。
立浪さんがこっちをもう一度みて今度は俺を指差して口パクした。
・・・・今度はわかる、役立たずって言ってる・・・んだな。
ムリっすよ、俺だって口下手だもん、みたいなことをジェスチャーで伝えてみた。
立浪さんはハァッと溜息一つついて地図に目を落とした。
なんか立浪さんが可哀想になってきた俺はとりあえず横にいる孝介のシャツをつまんだ。
孝介がなんすか?という風にこっちをむいたので、俺は昌さんを指差して言った。
「お前頼む」
孝介はすごい微妙な顔をして頭をかいていたけどしばらくしてから言った。


215 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 21:24:46 ID:yjSmE/qD
「昌さん、なんとかなりますよ、たぶん」
お前それ、俺と一緒だし・・・。
昌さんはもうこっちをみなかったけど、「多分か・・・」って呟いたのが聞こえた。
ホントどうでもいいことだけ・・・昌さん・・・アンタって人は・・・。
立浪さんがこっちを向いて「もうイイ!!」って言う風に手を左右にふったから俺達は
顔を見合わせた。岡本さんがちょっと笑ってた。
昌さんの慰めは失敗したけど岡本さんは慰められたみたいだ。
よかった、皆で落ち込んでてもどうしようもないもんな、うん。
「イイ天気っすねー」と俺は勝手に納得して適当に話題を振ってみた。
「そうだな〜」と岡本さん少しだけ笑顔で言った。ウン、岡本さんはもう大丈夫みたいだな。
「ホントに殺し合いとかじゃなくてキャンプとか遊びできたら楽しそうなのになあ」
と孝介がボソっと呟いた。多分昌さんに聞こえないように小声なんだろう。
「うん。ホントに・・・・」岡本さんも小声で言った。
−やけに緊張感もない、なんだかノンビリとピクニックしてるくらいの気持ちで俺は歩いた。
でも、心のおく底にずっと消えない不安。
(ホントに俺達これからどうなっちゃうんだろ?)
昌さんの落ち込みスパイラルに拍車をかけたくなかったから心の中で呟いた。


216 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/05 21:26:27 ID:yjSmE/qD
流れ無視した上に長文すんませんw
中日書いちゃいましたつД`)

43さん、ヒロタカさん乙です!楽しみにしてます!

217 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/11/05 21:44:09 ID:a1mm8+NH
198さん、乙です。
そう言って貰えるとやる気出ますね。
198さんも頑張って下さい!期待してます。

218 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/05 21:52:39 ID:iV6mCuPj
198さん、更に乙です!
段々各球団のスタート地点の場所がわかってきましたね。
狙い撃ち最高です!

219 :42:04/11/05 23:29:11 ID:UnQ/3vBl
色々と日にちが矛盾してしまって申し訳ありません。私が譲歩して、10月26〜27日ごろということで、>>53の「休日の」は削除します。

out side(横浜2)
芝浦パーキングエリアに120キロ程度の速度で突っ込んだ車はドリフトのような格好で駐車スペースに収まった。
運転していた相川亮二(YB8)は携帯電話を取り出すと、どこかに電話を掛けた。助手席に座っている加藤武治(YB17)は呆然としたまま全く動かない。
「よし、なんとかOKが出た。・・加藤?加藤!!!」
はっと我に帰った加藤はジュース立てにさしておいた缶コーヒーをあわてて飲み始めた。先ほど山下公園で買ったものだが、すでに冷めているようだ。一気に飲み干した。
「落ち着いたか?」加藤は缶コーヒーを置くと「ええ・・まあ」と曖昧な返事をした。
「もしかしたら三浦さんたちのことを何か知っているかもしれないある人と面会の許可が出た。赤坂の料亭をこれからキープする。あと、色々確かめたいことがあるから今日は一緒についてきてくれ。頼む!」
相川はシートベルトで体を支えられながら頭を下げる。
「せ、接待ですか?そんなこと僕はしたこともないしされたことも・・・・」
「大丈夫だ。僕も初めてだけど、絶対大丈夫だから!」
シートベルトを外して相川がさらに深く頭を下げた。さすがに加藤も否とは言えなかった。
「よっしゃ。じゃあとりあえず高速を降りて、どっかインターネットカフェか漫画喫茶へ入ろう。というか、ネットのある環境なら何処でもいい。」
相川は再び車を走らせる。
「あ、あの、ゆっくり運転してくださいね・・・・・」加藤が相川に忠告する。
「ん?速いほうがいいけどなあ・・・」相川は残念そうに相槌を打った。

220 :42:04/11/05 23:29:48 ID:UnQ/3vBl
新橋駅付近に路上駐車し、漫画喫茶に入った。受付の店員が怪訝な顔で2人連れの男二人を見る。
「ペ、ペアシートですか?」
「はい。開いてなければ少し待ちますが」
「はっ、はい・・・え?あ、あのもしかして横浜ベイスターズの相川選手ではないですか?」
「はい。そうです。横のは加藤です」
「あ、あーやはりそ、そうですよね。・・え、っと・・・いつもこうして休日をお過ごしですか?」
「いえ、ちょっと今日だけ・・・」
「あーっはっはは、そうですか。はい、62番の席になります。ごゆっくりどうぞ〜〜」
まったく、変な誤解するなよ?と相川は思いながらも、加藤と2人でペアシートの個室に入った。
とりあえず、三浦さんの公式ページを見よう。いつ失踪したかどうかわかるかもしれない。
「三浦さん自身が掲示板に書き込んでるんですよね?」加藤が画面を覗きながら喋る。
「そうそう。画像の更新とかもね」
掲示板を開く。しかし最後の書き込みは10月16日だった。画像の方は9月18日だ。
「手がかりが無いですね。球団のページは?」
やはり何も無かった。そういえばもうすぐ沖縄キャンプが始まる。これが始まる前にみんなを救い出さなければ・・・
相川がソファーにふんぞり返ると、変わって加藤がキーボードをたたき始める。猫の絵が画面に映る。
「いや、この掲示板なら何かあるかと思って・・・」
芸スポ速報という文字をクリックし、スレッドを探す。ないなあ・・・
プロ野球掲示板は?『牛島和彦組長とともにセ界をシメてゆくスレ』??んなもんどうでもいい!!
どうやらネットでは情報がつかめないようだ・・・

221 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/05 23:39:30 ID:QMpomr9C
42さん、マジで楽しみにしてました。
本編に絡んでいくのを楽しみにしてます。

222 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/06 00:28:27 ID:jYq6ThFU
19.小笠原の頭脳

「とにかく行こう」
しばらく黙っていた小笠原が声を発した。
1時間後にはそれぞれのスタート地点が立ち入り禁止になると言っていた。それは他の球団も同じ条件。
特に上位チームなら優位な場所がスタートのはず。ギリギリになるまでその場を動かないと言う事も考えられる。
だったらすこしでもこの場の雰囲気に慣れておいたほうが良い…経験すらも武器になるとはよく教えられた言葉だ。
小笠原は支給された地図を広げた。
集まれと手で呼ぶ。
「今俺たちがいるところは…ここ。ここら辺は一般地帯らしいな。建築物があって比較的隠れやすい。」
「中々この島広いですね、普通に行動して他の選手にぶつかるのは相当…」
「きっと立ち入り禁止区域とかにもなるんだろうな。見てみろ、薄い線が引いてある」
「…あ」
指でなぞった跡を金村は見た。確かに薄い線が地図上に引いてあった。まるで普通の日本地図のように。
「ここは8番区域ですね」
「この区域学校があるな…、もしかしたら他チームのスタート地点かもしれないな」
銃の音がしたのはこの地図で言うと南の方角。
そのあとズレータが殺されたとの放送。銃声は多分これだろう。
まだ開始間もないのにダイエー以外の選手に殺されたとは到底思えない。
(俺たちはまだ北方角の場所だから…少なくともダイエーとは場所が離れているな。)


223 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/06 00:29:54 ID:jYq6ThFU
「行こう。いつまでもジッとしてられないだろ」
一瞬向かいにいる高橋信が不安そうな顔をした。
「大丈夫だ。俺たち一緒だろ」
小笠原はそれを見逃さないで言葉をかける。
「良いか?俺たちは一緒に行動する。当たり前だ、北海道元年として盛り上げてきた仲だ。絶対皆で生き残る。」
強い眼で選手を見渡す。
金村がうなずいた。横山と金子もそれに続いた。高橋信はまだ不安そうな顔をしている。
「おいー!信二お前空気読めよ!!」
「うわぁぁああぁぁ!!ちょっ金村さんビックリしたじゃないッスかマジで!!」
「団結してんのになんだその顔はっ!一回笑えお前!」
「わっ!!ちょっ…そこは勘弁…ちょっとやめっ!わ!!」
小笠原はそんなやり取りを見ながら高橋信の表情を見て安心した。
度胸が大切だ。どんな事にも立ち向かう度胸。

(…だが、本当に危険な状態になったらたとえ一人でも逃げるなり何なりして生き延びろ)
言葉には出さなかった。まだ言うべき事ではないだろう。
小笠原はバックを持ち上げた。
「とりあえず建築物の多い南東の方向へ向かおう。」


224 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 00:49:50 ID:JEsA/uNu
鈴波さん乙!
オガサーラタンカコイイ…。

225 :225:04/11/06 00:55:36 ID:BpAw64Q6
20.FDH2
『ズレータさんが銃殺されました』
キーンという耳障りな音の後に流れたのは、そんな放送だった。
建物の内部なので、音が反響して聞こえて来る。
これで全球団にズレータの死亡が伝えられた事になるのだろう。
「とりあえずお墓でも作りたいな」
どこか感情が篭らない声で、川崎が言った。
「墓は無理だが、机の上に寝かしておくか。
ズレータ……お前熱くなり易過ぎなんだよ。俺が止められていれば……」
そういえばシーズン中、熱くなったズレータを止めたのは松中さんだった。
川崎と松中さん、そしてそれに和田が協力して机の上に横たえた。
腕を組ませ、ふわりとそこら辺にあった布を顔の上にかけた。
目の前で人が死ぬのを見た事などなかった。
ズレータ。死んでしまったのは本当なのか? 
ここにあるこの遺体を見れば信じない訳にはいかないのに、どこか現実感がない。
それは「信じられなかったから」ではない。「信じたくなかったから」だった。
彼がパナマに送る援助物資を運んでいる姿が新聞に載った事がある。
彼にそれを指し示したら、照れて笑っていた。そんな姿が瞼に甦って来る。
「こんな事してる場合かな……」
呟きながらも井口さんも参加している。横を見ると新垣が呆然と泣き続けていた。
反対側を見ると、城島が渡された荷物を漁っていた。
「何かごつい獲物ばっかりだな……ほら、三瀬さん」
城島が何かを放り投げて来る。
慌てて受け止めるたそれは硬質な固さを持っていた。
「ちゃんと受け取って下さいよ、それでもプロ野球選手ですか。
いつもの強気なピッチングを忘れないで下さいよ。
今は9回、満塁で相手はクリーンナップ。点差は1点。
死球ぶつける覚悟じゃないと勝てませんよ」
そう言ってにやりと笑った。
手に持ったものを見ると、それはひどく小さいが恐らくマシンガンだった。

226 :225-2:04/11/06 00:56:50 ID:BpAw64Q6
「ジョー、それはちょっと危険な発言に聞こえるぞ」
城島を振り返った松中さんが言う。
「お前は誰かを殺しても生き残る事を選択するつもりだ、ということか?」
「生き残れるのは投手3人、捕手1人、内野手4人、外野手3人。
自分が生き残る為に人を殺そうと言う気になるやつはいるんじゃないですか」
目の前に死体がある状況で城島の言葉はリアルに響く。
「俺よりも投手・内野手の皆さんの方が倍率高いんですよ。
もっとやる気出さないとまずいんじゃないでしょうかね」
松中さんが城島の方へ一足体を乗り出した。
川崎は今から起ころうとしている事に対して逃げるかの様に、
身を竦めていた。
和田は自然に立っているが、2人の様子を伺っているのがわかる。
井口さんは何を考えているのか、全く様子が変わらない。
新垣はもう泣いてはいなかったが、何が起きてるのかわからない顔をしていた。
「お前、今の発言は積極的に誰かを殺すという発言に聞こえたぞ」
松中さんが静かに怒っているのがわかった。
「まぁそう言ったつもりだったんで」
城島が笑みを浮かべたまま答えた。

227 :225-3:04/11/06 00:58:19 ID:BpAw64Q6
「他の球団の奴らが安易に人を殺そうとするなんて、俺は思わない。
主催者を探し、このゲームを止める。
ズレータの様な事はあっちゃいけないだろ、もう」
松中さんはしっかりとした輝きを放つ瞳でそう言った。
目の前で悲劇が起きたからこそ強くなった、そういう印象を受ける。
「そうですか。
俺はズレータを見て、何があっても生き残らなきゃいけないと思いましたが」
城島は口元から笑いを消さない。だが目は笑っていなかった。
2人がにらみ合っているのを、皆固唾を飲んで見守っていた。
それを壊したのは井口さんだった。
「松中さん、別行動するしかありませんよ。ジョーの考え方は危険だ。
俺達も危険に巻き込まれる可能性が高くなる」
城島と仲が良かったはずの井口さんの言葉とも思えない。
和田が何かを考えている目つきをしていたがふと頷いた。
「わかりました。俺も松中さんと井口さんに着いて行きます」
二人がそう言い出した事で松中さんも決心した様だ。
「……ジョー、それでいいのか。別行動する気か」
「皆さんがそう言うなら仕方ないですね」
新垣は混乱した顔で顔を見回したが、松中さんに着いて行く事に決めた様だ。
「俺は人は殺せない……」
その呟きには何よりも真剣な響きが含まれていた。
川崎は一人抵抗した。
「本当に本気なんですか、城島さん!」
「皆がこんないい子いい子した選択をするとは思わなかったな」
城島は肩をすくめた。
「俺に着いてくるか?」
川崎はしばらく迷っていたが、力なく首を振った。
城島が今度はこちらを見る。自分は首をすくめた。
「あ、そ。じゃあ皆さんは殺しあいはしないそうなんで、
俺が好きな武器を持って行きますね。
さすがにイイ武器そろってますよ。野球頑張った甲斐があったなー俺たち」
勝手に荷物を取り分けると、自分の分だけ背負う。

228 :225-終わり:04/11/06 00:59:28 ID:BpAw64Q6
皆荷物を背負い終わると、
俺がどこに歩いて行くか見られたくないと言った城島を残し、
和田を先頭に歩き出す。
「俺は城島に着いて行きます」
何で来ないのか、という顔をして自分を見ている松中さんに自分は言った。
先に行った井口さんが何か言いたそうにこちらを見ている。
松中さんが驚いたように自分の腕を掴んだ。
「お前もやる気なのか?」
「そう……思ってもらって構いません」
責任感の強い選手会長の顔が歪んだ。
心の中で謝るが、表情は変えない様に頑張ってみる。
うまくいっていたのだろうか。松中さんは頷いた。
「……わかった。……無事に会える事を祈っている」

全員の背中を見送った後城島を振り返ると、困った顔をしていた。
「井口さんはお前が考えてる事わかってたな。多分和田も。
お前一人で主催者攻める気だろ? 皆を危険に巻きこまない為に一人になって。
捕手は枠が一つ、ライバルがはっきりしている。
誰かと手を結びにくいから、その分狙われ易い。だから皆から離れたんだろ?
……でも最低一人は仲間が居た方がよくないか?
一人じゃ交代交代眠る事もできないぞ」
そう声をかけると、仕方なさそうに笑った。
「俺の演技力も駄目だな。悪役が板についてないですね」
「で……どうしようか。残ったはいいけど何も案がないんだけど」
「三瀬さん……足手纏いにはならないでくださいよ」
「まぁせいぜい頑張るよ」
シーズン中城島に何度助けられたかわからない。恩返しのつもりだった。
本気で足手まといになりかねないとは密かに思ったが、
射撃の援護ぐらいはできるだろう(多分)。

229 :225-補足:04/11/06 01:00:55 ID:BpAw64Q6
リレーということで試しに書いてみたんですが……
なにか不都合があるようでしたら、スルーしてください。
凄くある様な気がします。

230 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 02:23:03 ID:I85xDqio
>>195
・・・哀れ広島軍団

嶋    700万
ラロッカ 2700万
河内   900万

231 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 02:42:28 ID:43YSBz+F
225さん乙!!

城島&三瀬さんかっこいいよ!!
……これからどうなるのか禿しく気になる

232 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 02:54:03 ID:W9R/lTmu
ガッツもジョーも立浪さんも、すげカッコイイ……
職人さん方、乙かれです!続きも楽しみにしてます。

233 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 02:54:49 ID:shO4Vrd7
hoshu

234 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 02:58:28 ID:A4MONxMw
>>230
>年俸に見合った選手たちを新球団に移籍
のためのバトロワにその年俸で参戦とは・・・

やべ、ラロッカの年俸が飛びぬけて高く見えてきた。

235 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 03:04:09 ID:dz1yJ8K3
ええと、これはチーム事に担当ありですか?
それとも、とにかくリレーで書いていく方式?

236 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 03:18:33 ID:ROJHnxEI
見る限りでは、基本は担当なんじゃないか?

237 :(1/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/11/06 03:29:55 ID:OJy3+LsT
21 (読売A2)

「あーあ、ここなら少し長居してもよさそうだと思ったのに」
二岡智宏(G7)は、荷物の確認をしている仁志敏久(G8)を振り返り、同意を求めた。
二岡の緊張感のない表情が、仁志には不快に感じられる。
というのも自分が冷静になりきれないからだろうことはわかっているが…
ペラペラとコピーの地図を見ながらも、二岡はたまに窓の外を見た。
「禁止区域かぁ。ここを離れないといけないんですよね?」
名残惜し気に地図の学校マークを指す。
確かに、位置的に特別有利というわけではないが、
建物の中という安心感もあるし、水道などを使うことができるのもいい。
「なるべくギリギリまでここにいません?」
言われて、仁志は頷いた。下手に動いても危ない気がする。
そもそも、高橋由伸(G24)があの様子では、連れて歩くことも難しいだろう。
高橋はまだ顔を青くしたまま、ガタガタと震えていた。
その手には、金属バットが握られている。支給された武器だ。
二岡に支給されたのははサバイバルナイフで、仁志はヌンチャク。
―あんなモンどうしろっていうんだ。
持っていても意味を為しそうにない、
使い方すらわからないそれは、既にデイパックの中に収めてある。

238 :(2/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/11/06 03:31:35 ID:OJy3+LsT
腰が抜けたらしく廊下に座り込んだ高橋を置いて、仁志と二岡は近くの教室に入った。
あちこちが傷つき今にも壊れそうな教壇に、地図を広げる。
「取り敢えずどこにどのチームがいるか検討して、行く場所を決めるか」
仁志が言うと、二岡が不敵に笑った。
「やっぱり、内野手の多そうな所ですよね」
―は?
思わず気の抜けた声が漏れそうになるのを、仁志は必死で抑える。
「…わざわざ殺されに行くつもりか?」
「まさか!死にたくないですよ。」
今度は笑みではなく、声を上げて笑う。
しかしその声は、限りなく冷静だった。
「だって、内野手が4人残った時点で生き残れるんですよね?」
二岡はその先を続けなかったが、つまりそれは、他の内野手を…
そこまで考えて、仁志は背を伝う嫌な汗を感じた。
二岡は黒板に他の内野手の面子を、名簿を片手に書き出していく。
そして、わざとなのか一番最後に、「仁志敏久」と書いた。
そして、静かに言った。
「仙台では、セカンドやることになるかも知れないですね。」

咄嗟に体を引いたが、一瞬遅かった。左腕に嫌な痛みが走る。
目の前では、血の滴ったナイフを片手に二岡が残念そうな表情を見せる。
まるで会心のクリーンヒットをファインプレーで防がれたときのような…。
「なんだ、左か…」
仁志のユニフォームの左袖が赤く染まってゆく。

239 :(3/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/11/06 03:33:34 ID:OJy3+LsT
仁志は自分の分の地図と名簿、デイパックだけは確実に右手で掴み、必死で教室を出た。
突然血を流しながら飛び出してきた仁志に、高橋が目を見開く。
「仁志さん、一体…」
「早く逃げろ!急げ!死にたくないだろ!」
高橋が喋り終える前にまくしたてる。
その言葉で何があったのか悟った高橋は、必死で荷物を掴み、立ち上がった。
下駄箱を大きく曲がり、校庭に出る。
仁志の後を追うと、足元にできる赤い目印…
高橋はより一層、顔を青くした。


大分学校から離れただろうか。
―左腕を切ったあと、二岡は更にナイフを振り下ろしてきた。
丁度手元にあった生徒用の椅子を、二岡に向かって片手で投げる。
避けようとしてバランスを崩している間になんとか逃げることができたが…
―本当に、人を狂わせるゲームが、始まっている。
仁志も高橋も息を切らしながら、歩き始めた。
高橋は何も尋ねずにただ仁志の後ろを歩く。聞きたくないのかも知れない。
「…生き残るためには、殺さなくちゃいけないのか…?」
口元を歪めながら言ったのは、仁志。ズレータのことも脳裏に過る。
しかも今、自分たちはどうぞ狙って下さいと言わんばかりに
血の跡を残しながら歩いているのだ。
立ち止まり、地図を開く。恐らく上手く南東方向へ走ってきたようだ。建物が増えた。
「取り敢えず…もう少し歩くか…」

恐らく他の下位チームよりも最弱のチームがここに出来上がった。

240 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 03:38:25 ID:IWrormAJ
>>230
河内のバカキャラはそのままで、
できるだけ3人とも延命させてやってほしい…。

>>237-239
GJ! 二岡のヒール役はハマってるw

241 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/06 03:45:28 ID:OJy3+LsT
自分的には続き書いて下さって結構です…特に巨人の…

別バトとはキャラ変えて行こうと思ってやりすぎました
あと関西弁とかわからないのでみんな似たような喋りになってます
違和感あったりしたら訂正とかキボンです…

242 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 03:48:41 ID:WN/z37zB
F1は最後まで登場しないの?


243 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/06 03:53:58 ID:OJy3+LsT
実に今更な>70の訂正なんですが、
巨人7人じゃないですね8人ですね…今気づいたorz
バランス悪くなってるじゃねーか…

>240
二岡については大分不安だったので安心した…d。

244 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 04:13:06 ID:CKJGC52u
オレの予想では
投手:岩隈
投手:五十嵐
投手:佐々木
捕手:古田
内野:小笠原
内野:中村
内野:ラロッカ
内野:仁志
外野:磯部
外野:和田
外野:金本

だな生き残るのは

オリックスの選手早く出て来い!
オーティズ早く殺せ
SHINJOは・・・

245 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 04:37:13 ID:0IF0rpmC
保守がてら球団ごとの名簿を作ってみたんで投下。
◇中日◇
・投手  11 川上 憲伸
      12 岡本 真也
      34 山本昌
・内野手 3 立浪 和義
・外野手 1 福留 孝介

◇ヤクルト◇
・投手  53 五十嵐 亮太
      34 ベバリン
・捕手  27 古田 敦也
・内野手 1 岩村 明憲

◇巨人◇
・投手  19 上原 浩治
      47 工藤 公康
・捕手  10 阿部 慎之助
・内野手 6 小久保 裕紀
      7 二岡 智宏
      8 仁志 敏久
・外野手 20 ローズ
      24 高橋 由伸

246 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 04:37:24 ID:0IF0rpmC

◇阪神◇
・投手   28 福原 忍
・捕手   39 矢野 輝弘
・内野手 14 アリアス
      7 今岡 誠
・外野手 6 金本 知憲

◇広島◇
・投手   24 河内 貴哉
・内野手 43 ラロッカ
・外野手  55 嶋 重宣

◇横浜◇
・投手   22 佐々木 主浩
      18 三浦 大輔
・内野手 3 種田 仁

247 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 04:46:29 ID:0IF0rpmC
◇ダイエー◇                ◇ロッテ◇
・投手   18 新垣 渚           ・投手   31 渡辺 俊介
       21 和田 毅                  41 小林 宏之
       57 三瀬 幸司          ・内野手 9 福浦 和也
・捕手   2 城島 健司
・内野手  3 松中 信彦
       7 井口 資仁
      52 川崎 宗則
・外野手 42 ズレータ

◇西武◇                   ◇近鉄◇
・投手   11 森 慎二            ・投手  21 岩隈 久志
      18 松坂 大輔          ・内野手 5 中村 紀洋
      99 張 誌家            ・外野手 8 礒部 公一
・内野手 3 中島 裕之
・外野手 5 和田 一浩

◇日ハム◇                  ◇オリックス◇
・投手  15 横山 道哉           ・内野手 8 オーティズ
      16 金村 曉             ・外野手 10 谷 佳知
・捕手  30 高橋 信二                  3 村松 有人
・内野手 2 小笠原 道大
      8 金子 誠
・外野手 1 SHINJO

※SHINJOはBR免除で不参加? 巨人はA(仁志・二岡・高橋)B(上原・工藤・阿部・小久保・ローズ)2チーム

248 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 04:55:12 ID:OJy3+LsT
乙です。名簿助かります。
内外野両方できる奴はどうすりゃいいんだろ。
生き残り次第かな…

249 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 06:24:26 ID:DO/9QszZ
基本的には選出されたポジでいいのでは?
内野手登録なのに外野で活躍&選出されてる嶋なんかは職人さんしだいだけど

250 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 07:13:38 ID:ZAQbcxl9
SHINJOに激しく期待

251 :オリックス書いてる人@携帯:04/11/06 08:33:21 ID:Rba7/Zqj
>>244さん
とりあえず今日夜にでもアップするつもりなんでちょっと待って下さいね。
オーティズが今後どうなるかはご想像にお任せします。

252 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 08:56:09 ID:fGRH3+F/
個人的には監督、コーチ陣の登場期待。特にシーズン通して影の薄かった山本工事。

253 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 09:18:00 ID:OJy3+LsT
>249
嶋とかは活躍したポジでいいんじゃないかなと思ってたが
タネタネどうしようかと思って。サードかな。

>250
ドウーイ

>252
見てる限りでは監督たちは下界でオーナーたちがバト会場かな。
最近の監督みんなキャラ立ってるしな。楽しみ。

254 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/06 09:46:57 ID:POoE+knc
22.読売ジャイアンツ(B)

「ごめん、俺どうしても会いたい人たちがいるんだ」
突然小久保が言い出して安部はビックリしたけどまあ、予想通りかな、と思っていた。
突然ゲームのはじまりを宣告されて、渡されたのは何枚かの紙キレと迷彩柄のデイパッ
ク1つ。最初はなんかのドッキリかと思ったけど・・・遠くで聞こえたパーンという乾い
た音と直後のズレータ死亡というアナウンス。あとはデイパックの中にあった明らかに
本物を思われる銃などをみて、真実だということを一つずつ確かめて頭の中を整理して
いった。
ここにいたのは安部・ローズ・上原・工藤・ローズの5人。残りの3人はどうやら別の
場所にいるみたいだ。とりあえず、残りのメンバーを探そうかと相談が始まった時点で、今までメンバーリストを見ながら青い顔で何事か考え込んでいた風の小久保が先ほどの
発言をした。
「・・・単独行動は危険ですよ?」
なんとなく小久保の言葉の意味は分かってても、安部は小久保に言わずにはいられなか
った。「もう死人も出てるんですよ?わかりますよね。意味」
「・・・・・・・」小久保は黙りこむ。
その時工藤が小久保の肩をポンと叩いた。「松中たち、探しにいくのか?」
小久保は黙ってうなずいた。
やはり・・・と安部は思った。でもタダ同然で読売に売られてそれでも1年
一緒にプレーした仲間よりも。昔の仲間のほうが大事なのか?
その情に厚いところが小久保さんらしいんだけど・・・と安部は思ったのだが。
「・・・すいません、工藤さん・・・」小久保はひどくつらそうな面持ちで答えた。
「小久保さん、行ったらいいですよ」上原がポツリと言ってその後を続ける。
「でもそれって、僕らを裏切ってホークスに味方するって捉えますよ?」
上原の眼は真剣そのものだった。


255 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/06 09:47:34 ID:POoE+knc
「僕らだって死にたくないんです、もしかしたらホークスの選手とも争わないといけな
くなるかもしれない、それでも小久保さんは僕らを捨てて向こうの味方になるってこと
ですよね?」上原の言葉は容赦なく小久保に突きつけられた。
小久保の顔が悲しそうに歪む。
「上原・・・」たまりかねて安部が声をかけた。
「・・・・・・。」上原は黙ってしまった。
その場に沈黙が訪れる。どれくらいの時間がたっただろう。安部は小久保の肩を叩いた。
「行ってください。小久保さん」
キッパリとした安部の発言に皆が安部をビックリして見ている。
「ね?今いかないと小久保さんは後悔するんでしょ?だったら行ったらいいんです」
「安部・・・」小久保が少し悲しそうな眼をした。そして苦しそうに言葉を繋げた。
「・・・分かって欲しい、俺はお前たちを捨てるわけでも、敵になるわけでもないんだ」
「分かってるよ」工藤がうなずいた。
小久保は自分のデイパックを掴み上げて、こちらに頭を下げた。
「ワガママ言ってすいません」
それだけいうと小久保は走り出した、まるで何かをふっきるかのように。
「また会いましょうね、小久保さん!!」安部はその背中に向かって叫んだ。
小久保は「オーケイ」と言うように右手を上に上げて軽くふった。
(必ず・・・また会えますよね?)
上原が「バカだな・・・あのひと」と呟いたのが聞こえた。


256 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/06 09:55:16 ID:POoE+knc
うはw改行失敗。読みづらくてごめんなさいorz
12球団揃ったと思ったら全部読み返したら読売Bが登場してなかったのでとりあえず繋ぎで投下。

>>244さん名簿ありがとうございます^^非常に助かりました。

>>252 同意〜でも私は監督ってあんまりシラナイから書けないっぽ(´;ω;`)
他の職人さん、期待してま〜。

257 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 10:05:15 ID:OJy3+LsT
>198氏
GJです。中途半端に投下しないで待っててヨカタ…
改行と誤字は御愛敬w

258 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/06 10:37:40 ID:POoE+knc
キャー!orz
ごめんなさい><
 ×安部→○阿部です(´;ω;`)
>>257さんご指摘ありがとうです
出直してきます(´・ω・`)

259 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :04/11/06 12:58:45 ID:U/BLXeya
>>258
 ごめんなさい、確認だけ。

> ここにいたのは安部・ローズ・上原・工藤・ローズの5人。

っと書いてあるんですけど、これ、

「阿部・ローズ・上原・工藤・小久保」

でいいんですよね、文章からして。

260 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 17:53:39 ID:V1yLt6BH
>>253
タネタネは選手登録&選出は内野手で、
試合ではショートとレフトを守ってるんだよね。

そういう微妙な選手は職人さんが上手い事ネタにしてくれないかなぁと思っていたり

261 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 19:01:18 ID:ujQUKSvn
保管庫は作らんの?

262 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 19:30:00 ID:OJy3+LsT
>260
d。ネタにしていいものかと迷ってたので。

263 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/06 22:49:20 ID:Zm2gO3EV
23.決心と悲しみと背負う思いと(BW)

どれくらい時間が経ったのだろうか。
呆然としたまま動こうとしない村松さん、しきりにぶつぶつと何かを呟いているオーティズ、その二人の様子を見て、俺はまた一つ大きな溜息をついた。
あと何分かすれば、今居る場所から離れなければ、その時点で「ゲームオーバー」になってしまうというのに。
(この二人は…これからどうするつもりなんだろうか)

個人行動は自由に動ける分、自分に何らかの形で危機が迫った時には大変になる。
誰かと一緒に動くのであれば、一人では出来ない事柄が起こった場合、頼りにはなる。
しかし、「裏切り」というリスクを含んでいるのも事実である。
殊更、同じポジション―俺の場合は外野手―の奴と行動するなら、リスクはどれくらいのモノになるのか…。
ならば……

「…谷さんは同じチームの人間を手にかける事って出来ますか?」
「ぅあっ?」
ふいに村松さんに話し掛けられて、俺はまともな声を出すことが出来なかった。
自分が考えていた事を見透かされたような気がしたからだ。
「…出来るんですか?」
「……どうですかね。普通に考えりゃ出来る訳ないけど、極限状態だったら…」
「そうですか…」
村松さんはそれだけ言うと、また黙り込んでしまった。

264 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/06 22:50:07 ID:Zm2gO3EV
心が一気に重くなった。
一瞬、この目の前に居るチームメイトを殺そうと思った。
その紛れも無い事実に、俺は恐ろしさを感じずにはいられなかった。
自分で考えた事にも関わらず、だ。
(…俺は一人で行動した方がいいのかもな)

すっと立ち上がり、足元に転がっていたバッグを掴む。
足は自然に、廃屋の入口へと向かっていた。
「谷さん?」
村松さんの声が背中に響く。
「悪いけど…俺は一人で行きます。どうか二人とも無事で…」
その言葉だけを残し、俺はダッシュで廃屋から外へと飛び出していった。
希望のかけらすら見えない戦場へと。



265 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/06 22:51:11 ID:Zm2gO3EV
廃屋には村松とオーティズが残された。
あと15分程で、ゲーム開始から1時間になろうとしていた。
村松は谷との会話を思い出し、自分の心中を更に暗くしていた。
(彼は…やれるんだな)
先程のズレータ殺害のアナウンス。
同僚が相手でも殺せる人間が、ホークスだけでなく、たった今まで目の前に居たのだ。
それを考えただけで全身に寒気が走った。
(どうする、どうする……)
膝を抱えてカタカタと震える村松。
その様子をじっと見ていたオーティズが、村松に向かって口を開いた。
「オネガイアリマス」

ホセ・オーティズは説明を聞いている間、ずっとある事を考えていた。
自分は大好きな野球をするためにこの国へ来た。
良きチームメイトにも恵まれた。
幸せな日々を過ごしていた。
しかしその思い出は、一瞬にして掻き消えた。
この馬鹿げたゲームのせいで。
自分は他人を手にかけてまで生き残ろうとは思わない。
それならば、誰か別の人にそのチャンスをあげた方が良い。
自分の犠牲で、他の人の希望が少しでも叶うのならば…

266 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/06 22:52:22 ID:Zm2gO3EV
オーティズは、自分に支給されたバッグの中を探った。
中から、どこでも買えそうな安物のカッターナイフが姿を現す。
それを手に取ると、村松へと手渡した。
「ホセ?」
「ソレ、アゲマス」
「はぁ?!」
怪訝そうな顔つきの村松に対し、オーティズは再び話を続けた。
「アナタ、ダイジナヒトイル?」
「…yes」
「infielder?」
「……yes」
村松の脳裏に、かつての同僚達の姿が浮かび上がる。
それを理解したかのように、オーティズは一瞬表情を強張らせると、意を決して言葉を吐き出した。
「…Kill me」
「えっ?!」
「ワタシ、kill myselfデキナイ。so…please」


267 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/06 22:53:27 ID:Zm2gO3EV
頭がガンガンする。視界はグラグラと揺れている。
この男は、自分を殺せと言っている。
無理だ。さっきの谷さんじゃあるまいし…
「ジカンナイ。オネガイシマス」
オーティズの目は真剣そのものだった。
そして、その瞳からは涙がこぼれ落ちようとしていた。

彼の思いを無下にする訳にはいかない。
しかしそれは、彼の命を絶つという事。
確かにオーティズが死亡すれば、他の内野手の寿命が少しは延びる。
だが、だが……

「Please!!」
オーティズの叫びで、村松は我に返った。
が、返せる答えが出てこない。
「……………」
刻々と時間だけが過ぎていく。



268 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/06 22:54:36 ID:Zm2gO3EV
オーティズが、村松に向かってぽつりと呟いた。
「……I…someones……"HOPE"」
その一文が、村松の心に、『決意』をもたらした。
先程の谷の台詞が頭をよぎる。
(「極限状態だったら」か…)
手渡されたカッターナイフを握りなおし、薄い刃をゆっくりと引き出す。
「ホセ……俺も、誰かの希望になるから……」
「…Thanks」
「お前の思いは……ずっと受け継ぐから」
村松とオーティズの頬に、各々の涙がつたい落ちていく。
(俺も……いずれはこういう事をするのかもな)

目を閉じたオーティズの首筋を、カッターの刃が真横にスライドしていった。


『たった今、ゲーム開始から丁度1時間になりました。オリックスブルーウェーブのオーティズさんが殺害されました』
島全体に響くアナウンス。
当然、オリックスの面々が居たこの廃屋にも、そのアナウンスは聞こえていた。
しかし今ここには、ユニフォームの白地を赤く染め上げ、既に事切れたホセ・オーティズだけが残されていた。
彼は薄らと笑顔を浮かべたまま、その場で静かに眠りについていた。

【オリックス・8 オーティズ死亡】

269 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/06 22:56:34 ID:Zm2gO3EV
長々とスミマセンでした。
英文法については滅茶苦茶ですんで気にしないで下さい(´Д⊂

270 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/06 23:16:56 ID:kKVuk/I7
>>263
乙です!
オーティズ良いヤツだ…!
ウルッときました…。

271 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 23:19:35 ID:Dvrt3B1+
オーティズ…。・゚・(ノД`)・゚・。

272 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/06 23:56:08 ID:RSQOvy0h
オーティズ、いい奴・・・・・!


・・・・それと野暮かもしれませんが谷と村松は同級ですよ。

273 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/07 00:16:11 ID:M0dTrEf5
本当にちょっと泣いてしまった…オーティズ……。・゚・(ノД`)・゚・。


274 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/07 00:26:37 ID:YZdCZsSN
>>270-272
レスありがとうございます。
オーティズごめんね。

>>272さん
同級というのは知っていましたが、村松さんが移籍一年目という事で、敢えてああいう口調にしてみました。
違和感があったならば申し訳ありません。もっと精進致します。

275 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/07 00:28:56 ID:YZdCZsSN
うわ、>>273さんが抜けてしまった。すみません。

276 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/07 00:40:07 ID:YMpZYR8t
24.南東での遭遇

小笠原ら日本ハム陣は南東方向へ来ていた。
武器を確認し、小笠原は常に取り出せるようにしとけと補足した。
「あそこ会館だったのか…ゴタゴタしてたからどこかわからなかったなー」
金子は地図を見てを振り返って見て自分達がいたスタート場所が会館だという事に気づいた。
このスタート地点と言うのが場所的に都合の良い所か悪い所なのかはまったく見当がつかない。
「ダイエーが南のここ辺りにいるとして…じゃあ中日なんかは逆方向のここあたりかな…うわ!じゃあ俺たちと結構近い!それ却下!!」
「おい却下とかなんだよ」
高橋信は歩きながらも地図を片手に奮闘する。その姿を見て金村がツッコミをいれる。
「西武は…検討もつかないッスねーちょっと。西武って言うぐらいだから西方向ッスかね?」
「そんな考えで良いのか?」
そんな会話を聞きながら小笠原と横山は先頭を歩いていた。
「こんな極限の状況でもやっぱりこのチームは和みますね」
「うん?あぁ、そうだな」
「ファイターズに入団できて良かったですよ。
こんなことになっちゃいましたけど、球宴に出場できたのもファイターズに来れたおかげだと思いますし。
プレーオフ…俺最後和田さんにサヨナラホームラン打たれちゃって今シーズン終わっちゃいましたけど…このユニフォーム着れて…」
「横山?」
「最後まで…ファイターズの選手として生きたい…」
「おい横山…?」
「あっ、そういえばSHINJOさんはどうしたんですかね?」
小笠原は違和感を覚えたが、必死に話題を変えようとしている横山を気遣いそれに乗る。


277 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/07 00:41:10 ID:YMpZYR8t
「選手名簿には名前が載ってるからな…、それで免除って言うのは深いワケがありそうだな」
「ワケ?」
「要するにこのゲームの主催者側がSHINJOさんがいたら自分達にとって都合が悪いと判断したんだろ。
都合が悪いと言う事はSHINJOさんは何か知っているはずだ。主催者側が都合が悪いと思わせる何かを…だ。
金村の話じゃここに連れてこられる前の会場にはSHINJOさんはいたと言うし、俺も実際SHINJOさんと話した」
「そのとき何か不自然な事とか…」
「いや…覚えている限りでは普通だったな。だがSHINJOさん何かの重要な鍵を持っていることは間違いないだろうな…」
ゲーム免除。
会場にはSHINJOも来ていた。その上での免除とは何かひっかかる。
俺たちにとっての敵であって欲しくないが…。
小笠原は首を横に振った。
いかん、最悪の状況を考えるのは早すぎる。今は目の前のことを受け止めていかなくては…。
「小笠原さん、あれ…」
高橋信が前方を指さした。その先には人が歩いている。
「巨人…仁志さんと由伸か?左腕怪我してるな…」
「誰かにやられたんスかね…」
建築物の一角に身を隠す。それぞれ武器に手をかける。
横山と金子に支給された武器は銃だった。
一緒に入っていた説明書には使い方と一言、『3位争いのご褒美へと』と書いてあった。
そんな褒美いらん。金子が即答したのを思い出す。
だがやはり威嚇用にも護身用にも、時には攻撃用にも役に立つだろう。
横山は銃を構えながら前へ出て様子を伺う。
相手は怪我をしている。出来る事なら戦いたくは無い。
それにしても最初の遭遇球団が巨人か。良いのか悪いのかまたしても分からない。
「とにかく様子を見ようか」
極限の状態。小笠原は油断するなと付け足した。


278 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/07 06:04:55 ID:fm2Iok+n
>>259 はい、まだ間違いありましたね・・・その通りです。
ローズ二人いてどーすんだぉ・・・(´;ω;`)
混乱させちゃってごめんなさい><

>>263さん、 鈴波さん乙です。

279 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/07 09:48:33 ID:dCV4MPT1
福原と二岡の接触を期待

280 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/07 10:06:19 ID:+c8umIGs

SHINJOがキーマンなのか!?


281 :(1/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/11/07 10:44:39 ID:0Uh7TTkP


―オールスター参加選手が失踪―
そんな噂が、巷を駆け巡った。
清水は、混乱する選手たちに仁志の受けとった手紙のことを伝えた。
「これは失踪なんかじゃない、あくまで何かの集会で―」
―悪い噂が広まっているだけだ…
そう思いながらも、携帯の履歴から仁志の番号を選び、通話ボタンを押す。
電源が入っていないとか電波が届かないとかいう女性の声。
もう何度きいただろう。
勿論、話が盛り上がって気づいていないだけかも知れない。
―一度くらい出て、いい加減ウルサイとか言ってくれてもいいじゃないですか

仁志の見せたあの手紙の紙面を思い出す。
集合場所は、都内にある某有名ホテルのホールの名が書かれていたはず…
そして、強調された「口外厳禁」の文字が脳裏に浮かぶ。
―何かがおかしい。
そう思ったときには、ひとりでタクシーに乗り込んでいた。
オールスター出場選手がいる「はず」のそのホテルへ向かって、タクシーが走り出した。

「えー…Bホールは今、披露宴が行なわれていますけど…」
受付でホールの使用状況を尋ねる。清水の慌てた様子に受付嬢が怯んでいるのがわかる。
「あの…プロ野球関連の団体はここを使ってないですか?」
「私まだ新入りで…担当を呼びますので少々お待ち下さい」
彼女は慌てて先輩と思しき女性を連れてくる。
その時間も惜しい。

282 :(2/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/11/07 10:46:14 ID:0Uh7TTkP
「あぁ、それなら3時間ほど前に使用時間が終わっておりますね」
―3時間ほど前に?
携帯を取り出して、履歴を確認する。
この3時間の間に、5回、電話を掛けていた。
二次会のようなものが行なわれているにしても、電話には出易くなるはず…。
そもそも、3時間前に使用時間が終わるということは、
最初からたった1時間しかホールを予約していなかったことになる…
「すみません、その後どこへ行ったかとか、わかりませんよね…」
「あ、少々お待ち下さい」
先輩受付嬢は更に先輩の受付嬢を呼びに、裏へ下がって行った。
イラつきながらも、少しの手掛かりを求めて待つと、さっきの後輩受付嬢が口を開く。
「あ、えーと、私も先輩もバスが出るのを見てたんですけど…」
なんで先輩、すぐに教えないんだろ…?と独りごちる。
「うちのホテルの団体様用大型バスをご用意したんです。
なんでも大荷物があるとかなんとかで、うちの男性従業員を総動員して…
だからバスの記録さえ見れば、どこへ行ったかわかるはずなんで…あ、先輩」
遠くで先輩受付嬢が手招きをして後輩を呼んだ。
後輩は小走りで寄って行くと、先輩から何かを言われた様子で
一瞬体をビクリと動かして慌てて首を横に振った。
後輩は別の場所の担当を命じられたのか、そそくさと立ち去る。
先輩が清水の方へ寄って来た。

283 :(3/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/11/07 10:48:10 ID:0Uh7TTkP
「申しわけございませんが、こちらでは存じておりません…」
先輩受付嬢の言葉に、清水は耳を疑った。
「あの、」無難な食い下がり方を探す。
「こちらのホテルでは送迎バスを所有していますよね。それを使用したとかは…」
「いえ、こちらのバスはお使いにならなかったので、記録などもありません」
―おかしい。
明らかにこの先輩受付嬢は何かを隠している。
恐らく、何らかの圧力に従って…
もの言いた気な清水に、先輩受付嬢は先手を打った。
「これ以上の質問には、お客様の個人情報の漏洩になりますので答えられません」

数人の男性従業員がロビーに集まり出し、摘み出されるようにホテルを出る。
―やはり、ただの集会じゃない。
口外厳禁でスター選手を集め、大型のバスでどこかへ…
しかし、一体どこへ?
後輩受付嬢の言葉が頭を過った。
男性従業員を総動員して…それほどの荷物があったのか?
もしそれが、気を失ったり眠ったり、増してや死んだ人間だったら…
清水は首をブンブンと振った。
―考えが飛躍しすぎだ。
そうは思いながらも、嫌な汗はじっとりと染みつき、不快感を増す。
携帯を取り出し、片っ端から電話を掛け始めた。

誰かが、同じ疑問を持っているかも知れない。
増してや、この謎の失踪に関係している人間がいるかも知れない…
僅かの可能性でも、今は縋るしかない。


284 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/07 10:55:02 ID:0Uh7TTkP
番外は番外で、単独よりも絡みがあったらと思い。
絡ませて頂ければと思うのですが…
本当はアテネ選手とかなら相川とかとも絡め易かったですね
キョジンフタリトモオールスターデテルモンヨ…

285 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/07 10:59:30 ID:fm2Iok+n
 25.西武ライオンズ(3)

「さぁ、皆さんどうするんですか?」
松坂の声音が冷たく響いた。訪れる沈黙。自分の鼓動の音が高く早くなるのが聞こえる。
沈黙をやぶったのはまたもや何処かから聞こえてきた機械声だった。
「たった今オリックスブルーウェーブのオーティズさんが殺害されました」
更なる沈黙。「1時間で2人か」和田の声が苦々しげに呟く。
「まちがいなく、やる気になってるヤツがいるんですね」森が続けた。
「でも、始まってすぐ外国人二人ってことはやっぱ外国人は狙われてるんですね」
松坂が冷たい笑顔で張を見つめる。
「ダイスケ?」張の声が少し震える。
「だってほら!やっぱ何考えてるのか分からないですしねぇ。案外疑心暗鬼になったチームメイトとかに殺られてたりして」
「大輔!!」和田が声を荒げた。「言いすぎだぞ!!」
張は可哀想にすっかり怯えてしまっていた。
「張・・・」森が声をかけると張が震えながら呟いた。
「コロサナイデ・・・コロサナイデ・・・」哀願するように森にすがりつく。
「ばか!!そんなことするわけないだろ!!」森は張の肩を掴んだ。
すると松坂は今度は和田の傍らに座る中島に笑顔を向けた。
「よかったな、中島」
「え?」中島が松坂の言葉の真意を汲み取れずに一瞬不思議そうな顔をする。
「ほら、オーティズって内野手だろ?一人ライバル減ったじゃん」
笑顔で語る松坂に中島は絶句した。この人は、ホントに松坂さんなのか?
じっとりと汗ばんだ掌をきつく握り締める。
「大輔、お前何考えてるんだ!」和田が語気を荒げる。
「何考えて・・・ねぇ・・・死にたくないってことくらいしか今は頭にないですね」
「そんなの皆一緒だ!」和田が吐き捨てるように言った。
「じゃあ、和田さん何か思いついたんですか?ねえ。俺たち全員で生きて帰ろうって思ったら人殺すしかないじゃないですか。違います?」
和田は言葉を失った。たしかにそれが正しいのかもしれない・・・けど・・・なにか。
「あまいっすよ」松坂が言い放った。
「和田さん、今人殺し以外の方法を探すとかそんなこと考えてたんじゃないすか?」


286 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/07 11:00:50 ID:fm2Iok+n
和田は愕然とした表情でただ松坂を見ていた。
再び沈黙が訪れる。それは永遠に続くかと思われる永い沈黙だった。
「さて・・・と」松坂が立ち上がった。松坂は近くにおいてあったデイパックを一つ開け、
すぐ閉めた。中身を見定めたのだろうか?そのデイパックをもって立ち上がる。
「俺いきますよ」
「大輔、待てっ!」和田が小さく叫んだ。
ダメだ、今ここで松坂を行かせたら・・・松坂は・・・きっと・・・。
「和田さんたちはせいぜい逃げ回って考えてて下さいよ。人殺さずに済む方法とやらを」
「大輔・・・」和田が膝をついた。
松坂が照れくさそうに、鼻の頭を掻きながら笑った。
「まあ、俺が出来るだけ殺してきてあげますよ」
それでも尚追いすがろうとする和田の腕を中島が引きとめた。
真っ白な顔で、先ほどまでの憔悴ぶりが嘘のように、中島ははっきりと言った。
「もう、無駄ですよ。今ここにいる松坂さんはもう昔の松坂さんじゃないです」
そしてユニフォームの胸のあたりを掴んで言った。
「僕のココにいる松坂さんとアンタは違う」
松坂は笑顔になって、クルリと背を向け歩き出した。
「それじゃ皆さん精々生き残っててくださいよ」
振り向くこともなく、ただ手を後ろに向けて少し振って松坂の姿は段々小さくなっていった。
和田が苦しげな表情で「だいすけぇ・・・」とうめいたが中島は聞こえない振りをした。


287 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/11/07 11:40:41 ID:GTkiNPIX
鈴波さん、43さん、198さん乙です。
ところで、まだ次の日にはなってないんですよね?


288 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/07 12:54:00 ID:6ftZRSYw
43さん、198さん乙ですー!

>>287
なっていないですね、きっと。
そういえば開始時刻は何時ぐらいなんでしょうかね?
文章中に「淡い空」って入れようか迷って結局入れなかったんですけど…。

289 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/11/07 14:08:02 ID:GTkiNPIX
それと、失踪は選手間では噂になっている様ですが、
マスコミ等にはまだ出回ってないんですかね?

290 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/07 15:15:26 ID:fm2Iok+n
そこらへんの設定一回まとめたいですね。
とりあえず共通の設定事項が決まってればだいぶ書き易くなると思うんですが。
あと個人的には今回は禁止エリアの有無が気になります。
なんか最初のほうであとで決めようみたいなこと書いてあったような・・・。

291 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/07 15:27:04 ID:3mYxDP6M
禁止エリア有りなんじゃないの?
>>222あたりで区域出てきたし広くて他選手とぶつかりにくいみたいな事出てきてるし。
そういう文章中のかすかな事からルール決めてくって面白いと思うけど。
大分各球団の開始時点の特定も出来てきたし。

292 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/08 00:20:22 ID:oX7A05eo
age

293 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/08 02:03:39 ID:ViUtv08h
文から読み取れる分は読み取ってこーよ
禁止エリアはちゃんと出てる

つうか基本、スレミッチリ読んでこー。
リレーするには不可欠なこと。

294 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/08 02:15:43 ID:S/YweAHB
>281
電源入ってない場合は鳴らないし着信履歴残らないのでは

295 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/08 02:21:07 ID:ViUtv08h
>294
発信履歴じゃ?

296 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/08 02:24:58 ID:S/YweAHB
>勿論、話が盛り上がって気づいていないだけかも知れない。
>―一度くらい出て、いい加減ウルサイとか言ってくれてもいいじゃないですか

ってとこ

297 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/08 10:59:03 ID:nzytkioa
>>291さん、どもありがとうございます。書いてありましたね><
>>293さん、はい、ミッチリ読み込みます。

今全部一箇所にまとめたので、もう一回キッチリ読み込んで次からは
出来るだけ矛盾でないように書けたら投下したいと思います。
すいませんでした。


298 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/08 17:01:00 ID:D0wJGb+f
松坂怖えーw
そしてオーティズ・・・otz

職人さん方乙です。続き期待してます。

299 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/09 03:23:14 ID:7367FcjL
( ・д・)アゲェ・・・・

300 :携帯から ◆acUkZPC8rQ :04/11/09 07:16:26 ID:eVf54AKE
>>職人の皆様
PCあぼーんしてしまいました(ノД`)
しばらく投下出来そうにありません。
申し訳ありませんがちょいとお休みさせていただきます。
本当にすみません。

301 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/09 19:50:56 ID:gJXgoG6z
ほしゅ

302 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/09 21:13:46 ID:Rf0yYN6Y
中島、正統派主人公の予感・・・・・・

303 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/10 01:26:46 ID:pI3Kh8ob
保守

304 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/10 10:32:18 ID:uam2uZUO
ヤクルトスワローズ(2)

「とりあえず落ち着くんや」
古田の声が部屋の中に響いた。
「落ち着けませんよ!」五十嵐の声が古田の声を掻き消すように言った。
「ぼ、僕ら死ぬかもしれないんですよ!?」
その一言で岩村の顔にも恐怖の色が浮かぶ。
「いやだ・・・俺、こんなところで死にたくねぇよ・・・」
ただならぬ様子を感じ取ったのだろうか、何かを考え込んでいたようなベバリンも落ち着きなくカタカタと体を揺らしてブツブツ英語で呟いた。
「おい、何言ってるんだよ!」
五十嵐がベバリンに向けて詰め寄った。
ベバリンが奇声を上げた。
「この野郎・・・」五十嵐の目は完全に正気を失っていた。
(アカン・・・)古田は心の中で舌打ちして五十嵐の腕をつかんだ。
「いいか、もう一度言う、落ち着け」
古田の澄んだ声が部屋に響き渡った。古田は五十嵐を見つめた。
いつもマウンドの五十嵐を見るように。
(落ち着くんだ)じっと目を見つめる。
そんな古田を少し血走った目で見ていた五十嵐は段々震えだした。
「あ・・・あ・・・」五十嵐の目に正気の色が戻る。
「怖いのはみんな一緒や。それでも考えるんや。みんなで考えたらなんか思いつくかもしれん・・・諦めるのはまだ早いで?」
五十嵐がコクコクと頷いた。
「そしたら、ベバリンに謝るんやで?」
古田が少しおどけたようにベバリンを指差した。
ベバリンはまだすくんでいた。
五十嵐は「ごめん」と言ってそれからペコリと頭を下げた。
「アイムソーリー」五十嵐が一生懸命頭を下げた。
ベバリンはほっと一つ息を吐いて、微笑んだ。
「コイツ。アイムソーリーしか知らんのとちゃうか?」
古田が言うと、「ひどいですね〜」と五十嵐が少し拗ねたように言う。


305 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/10 10:32:41 ID:uam2uZUO
岩村とベバリンが笑った。
(大丈夫、俺たちはまだ大丈夫や)
古田は自分に言い聞かせる。笑いあえる仲間がいるうちはまだ大丈夫だ。
古田は優しい目で仲間を見ながら思う。
考えろ、敦也、俺がこいつらを救わないと誰が救ってくれるんだ?
バトルロワイアル・・・こんなふざけたゲーム、だけど仲間がいる。
一人だったらきっと誰か狂ってしまったかもしれない。
それは自分かもしれないな・・・と古田は思うのだが。
こんな狂ったゲームに仲間と一緒でいられること。
その点だけはあいつに感謝しよう。
同情だったのかもしれないな、あいつの。
いや、同情なんてあるわけがない。
大方、チームメイト同士の殺し合いでも期待してたのかもしれない。
・・・つけいる隙はそこだ、俺たちは一人じゃない。
このクソゲームとやらの隙、そんなものがあるとしたら・・・。
(残念だったなぁ、『たかが』野球選手でもなぁ・・・。)
「おい、集まれ、今から作戦会議だ」
「作戦会議?」
古田は地図を広げた。そしてみんなに手招きする。
岩村、五十嵐、ベバリンの順に丸く古田を囲んで座りこむ。
(俺たちは結構シブトイで?)
古田は全員の顔を見て、そして真直ぐ正面を見据えて。
「今からこのクソゲームをぶっ潰す」


306 :198 ◆ryr/lvObM2 :04/11/10 10:38:45 ID:uam2uZUO
>>300さん、そうですか〜(゚ーÅ)
早く復帰できるといいですね><お待ちしております^^

307 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/10 11:55:11 ID:Xo+BbPDi
198さん乙です!

308 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/10 15:04:34 ID:5eCz3N2y
古田は本当に頼りになる男だ
頑張れ!

309 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/10 20:13:19 ID:PPEJiVa/
age

310 :ヒロタカ ◆yu2201ZTh6 :04/11/10 20:51:59 ID:a/kA+fRF
乙です。が、1つ。
ゲームを潰す、というと川相パートと
被るんで、絡めていいですかね?

311 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/10 23:28:37 ID:XUWTRj6k
ヤクルト編、待ってました!古田カコイイ・・・!


312 :312 1/4:04/11/11 00:33:45 ID:WKpBITXy
FDH3
「三瀬さん、一つ確認しておきたい事があります」
「ん?」
自分達は今、松中さんたちの後を尾けて歩いていた。
とりあえずどちらに向かって歩いて行くのか確かめたいと城島が言ったのだ。
「この狂ったゲームに巻き込まれた上での、優先順位です。
お互いに自分の命が何より最上、それはいいですね?」
「異存はないよ」
自分は、自分に配給された武器についていた説明書を読みながら歩いていた。
配給されたバッグには名前が書いてあった。
チームの順位によって配給される武器が違う様に、
人によっても微妙に違いがあるらしい。
城島は色々とバッグを漁っていたが、結局何も手をつけていないと言った。
『IMI ミニウ―ジー。あなたもきっと映画等で見た事があるでしょう。
イスラエル産で手軽で扱い易く、その携帯性等から、裏社会で愛用される一品です。
これであなたも気分はマフィアのボディガード!』
ふざけている。だが殺傷能力的に当たりと言っていい様だ。
「自分が死ぬかもしれない状況で相手を助ける必要はない、OKですか?
俺が殺されそうになっても、危険を冒してまで助けないでいいです。
俺もやりませんから」
「……OK」
はっきりと言うな、と内心少し苦笑する。
「その次は仲間の命。
これはつまり俺たちの誰かが、他チームの人に殺されそうになっていたら
その殺そうとしている人間を殺す。いいですか?」
「その『俺たち』ってのの範囲は?」
「勿論福岡ダイエーホークスです」
「……小久保さんが松中さんを殺そうとしていたら、お前はどちらを助ける?」
「その場面に遭遇したくないが故に、離れたという事もあるんですけどね……。
それは目にしてから考えます。村松さんも同様に」
「うーん。一応OK」

313 :312 2/4:04/11/11 00:34:14 ID:WKpBITXy
「この殺人ゲームを主催者側の意図通りにクリアしようとするなら、
とにかくポジションが被らない様に11人集めて、
その11人の単位で戦争をするのが一番効率がいいと思います。
人が多い方が、単純に自分が死ぬ確立が減る。
自分でやっててなんですが、一人で行動なんて愚策でしょうね」
「でも問題はその11人がお互いを信頼できるかどうか、って事だな」
「そうです。
手っ取り早く相手に仲間だと思わせ、
仲間と思っているうちにポジションが被る人間を殺してしまおう、
そう考える奴も出て来るかもしれない。
実際に出るかどうかはともかくとして、
そういった事を考えてしまったら、人と一緒にいるのが怖くなってしまう。
相手に無防備な背中を預けるだけ信頼できるか。
クリアできるかどうかはそれにかかっているでしょうね。
うちのチームは松中さんを中心にそれだけ団結できたと思う。
さっきの松中さんの態度は着いて行くのに値するだけのものだったと思います。
『この人はチーム全体を考えてくれる』と信頼できるだけの反応を示してくれた。
ある程度さっきの俺の発言は賭けでもあったんですよ。
目の前でズレ―タが殺されて……自棄になる人間も出て来かねないとも思った。
俺に賛同する人間がいたら、もう腹をくくって殺人ゲームに参加するしかないかもと思った。
ですが一番いい形でまとまりましたね。
俺はね、三瀬さん。かなり汚い面を持っている人間だと言う自覚がある。
家族の元に帰る為なら人を殺す事ができる人間だろうと思ってます。
ですが俺は同じ位強い気持ちで『もう仲間が死ぬ所を見たくない』とも思ってます。
……4年前からの気持ちです」

314 :312 3/4:04/11/11 00:35:21 ID:WKpBITXy
4年前。何の事かすぐにわかった。背番号15のハリー人形は今年もベンチ入りしていた。
「最高の選択肢は、こんなゲームに乗らない事ですね。
何とかして全員で生きて帰る方法を模索する。
でも主催者が何か救済策を設けている可能性を考える、のは時間の無駄ですね。
あるかどうかわからないものに時間を割いている余裕はない。
外部からの助けをただ待つのも同様の理由であり得ない。
ただ外部に助けを求める方法を探すのは有用だと思います。
今最大に考えるべきは、このルールの穴を探す事だと思います」
「それでそれに対する智恵は?」
「まだ浮かびませんね。
……三瀬さん。俺はね、このゲームに生き残るべき人間というのはいると思います。
古田さんとかね。
この人は完璧な「巻き込まれた被害者」という立場で生き残らなければならない。
リーダーとして、ここから出ても皆を引き入らなければならない人だから。
今後の球界全体を考えるなら、俺よりも古田さんが生き残るべきなんだと思う。
ですが、俺はその為に死にたくはない。
球界がどうなろうと古田さんを殺してでも生き残りたいのが本心です。
今の俺は殺すのも殺されるのも嫌だから、他の手段を探そうと思っています」
いつ気持ちが変わるかはわからない、という宣言だろうか。
自分の耳には『その可能性があるから俺を止めてくれ』という気持ちが込められている様に聞こえた。
「そうそう、確かに皆から離れたのは三瀬さんが言っていた様な理由もありますが、
一人だったら、ヤクルト・巨人・阪神・日ハムの4球団と出くわさない限り
戦闘に巻き込まれる可能性が低いというのもありました。
皆で行動していたら、相手がやる気な限りどの球団と出くわしても戦闘になる。
内野手3人投手が3人と大所帯ですからね、ウチは。
幾らやる気でも捕手がいない球団なら、殺す必要がない俺を進んで殺そうとはしないでしょう」
「……俺もしかして、本気で邪魔か?」
「ある面では邪魔です。投手が限界ぎりぎりまでいるのは、ウチ・中日・ライオンズ。
捕手がいるチームと全く被っていません。
二人合わせて遭遇したらまずい球団は、6球団。半分以上だ」

315 :312 4/4:04/11/11 00:35:55 ID:WKpBITXy
即座に回れ右をしたくなった。これでは本当にただの足手まといだ。
城島が荷物を漁って居る時、
彼がいつも首から下げている指輪を松中さんのバッグの中に入れているのを見た。
それで「ああこいつは自分の命を何かに賭けるつもりだ」と感じ、着いて行こうと思った。
理性と言うよりも感情に従った結果の咄嗟の判断だ。
だがこれでは城島の邪魔をするだけになってしまう。
頭を抱えていたら、城島が笑った。
「ですがある面では助かります。
見張りの話もあるし、援護の話もある。
それに、俺一人で何とかしようと思いましたが……
そこまで強い人間なのかどうかは自信はありません。
一人で行動している内に狂ってしまうかもしれない。
仲間がいてくれるという思いが自分を狂わせないで済む様な気がします。
……でもよく俺を信頼してくれましたね」
「バッテリーだろ? キャッチャーを信頼しなきゃ、ピッチャーなんてやってられないよ」
指輪の件は黙っていた。
何となく、誰にも見られたくない事だったのではないかという気がしたからだ。
城島はしばらく黙ったのち、言った。
「……ありがとうございます」
柄にもなく城島が照れているのがわかった。
その時またあのキーンという電子音が響き渡る。
今度は一体なんだ。身構える。放送はまた気が重くなる事実を伝えた。
『オーティズさんが殺害されました』
顔を見合わせると、城島は肩を落とした。
「誰かが……乗ったのか……?」
それに答える言葉はない。
先はまだ長いな……うっそうと茂る木々を見上げた。太陽は見えない。
自分達の現状の様だ。
この木々を払い再び太陽を見る為には、一体何をしなければならないのだろう?

316 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/11 01:13:08 ID:y5yWe7nz
職人さん乙です!城島マジでカッコいい・・・店長も頑張れ!

317 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/11 02:08:38 ID:0FbHInnq
絶対ジョーと店長死にそうだなw


318 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/11 02:10:19 ID:6qfmX9xW
松坂が氏にそう

319 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/11 02:15:17 ID:6I34mWd2
小久保と村松も死にそうだな

320 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/11 02:21:56 ID:0FbHInnq
俺を殺せと訴える小久保、出来ずにいる松中、
それをみた川崎が、『じゃあ二人とも死んで下さい(ニヤリ』

こんなんだったら、いやな内輪揉めだな・・・

321 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/11 05:18:29 ID:i6xuHLaS
誰が殺したかは発表しないことになったの?
今まで一回も発表されてない気がするけど
まあ、考えてみればやっぱり発表しないほうが面白そうだけど

322 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/11 10:52:55 ID:zH+b5UFM
乙です!
日々携帯からのぞいてます、PCで自分も書かな。

323 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :04/11/11 12:11:16 ID:0scpqqjx
>>321
 物語としての面白みとしては発表しない方がいいかもしれませんね。
 これまでのところ、ズレータは主催者側に逆らって死亡、オーティズは
村松が手にかけたとはいえ自殺みたいなもん。
 しかし他球団はそれを知らないわけで、あまりに早い死は、
「自分のチームメイトに殺されたと考えるのが自然。ということはこのゲームに
乗ったヤツがいる」
という不安感を煽るのに最適でしょうし。
 …いやしかし、グーリンオールスターに出てなくてよかった…・。
 好きだし(けど出てたら絶対キーマンになってましたよね)。

324 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/11 13:57:27 ID:FD0q9r4O
オーティズのは発表した方が面白かった希ガス。

325 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/12 01:52:59 ID:EiBZoONY
原作に法って発表しない方がいい
殺人鬼キャラとかバレてしまうし

326 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/12 02:52:16 ID:a+cFCjAM
なんか、殺害者は判明したときだけ発表って話じゃないの?

327 :42:04/11/12 07:36:16 ID:g4dru/rj
アク禁とけた〜 お待たせしました

28.近鉄(その2)
重い腰を上げて歩き出した3人は島の中央から少し北東にある神社を通り過ぎようとしていた。
先頭は男達が去ってからもずっとブツブツ文句を言い続けていた中村紀洋(Bu5)、そして続くは、ぐったりしている岩隈久志(Bu21)と、岩隈に肩を貸している礒部公一(Bu8)である。
「ノリ、神社や。少し休まへん?」礒部が鳥居の前に立ち止まって声をかける。
すでに30メートルほど鳥居を行き過ぎた中村は不機嫌そうに引き返してきた。
鳥居をくぐり、参道を歩いて本堂へとたどり着き、3人は中へ入った。
「ぐはぁ・・・」礒部は岩隈を降ろすと大の字に転がった。
「はぁ〜、しょーもないわ。どないしたらええねん・・・」中村が礒部を見下ろしながらつぶやく。
さきほどスタート地点の草むらで、男たちが去った後、岩隈は2人に必死に訴えていた。
何かというと、どんなことがあっても、松坂大輔と張誌家、いや西武の選手全員だけは自分たちの手で殺さないでほしいということだった。
「アホか。おまえは広橋のおっさんのことを気にしとるんか?あのおっさんはもう西武のコーチとちゃうやろ?俺らが生きて帰れるかどうかもわからんのに嫁のことなんぞ考えられるか」
「お願いです。本当に、一生のお願いです!殺さないでください!まどかが・・・殺人者として、しかも義父のチームの選手を殺した人間として帰りたくないんです!」
「せーやーかーらー、お前が生きて帰れるかどうかはわからん言うとるの。お前はまだわからんのか。すでにズレータが死によったろ?現実や、これが。」
「ノリ、もうええやないか。そうやなあ、まあ、向こうさんに戦意があらへんのなら殺さんでもええねんけど、もし攻めてきたら戦う。これでええやろ?」
岩隈は納得したのかはわからないが、おとなしく座り込んだ。
「よっしゃ、はよここ動こ。首吹っ飛びよったら帰れんで」

328 :42:04/11/12 07:38:40 ID:g4dru/rj
礒部は相当に疲れたのだろう。いびきをかいて眠りに陥ったようだ。無理もない。174センチと小柄な礒部が、189センチもある岩隈を引きずって歩いたのだ。
中村はひざを抱えて座り込んでる岩隈を睨んだ。
「武器は確認したんか?」「いえ・・・」
せやった、俺も確認してへんかったなと中村は自分の荷物をまさぐった。岩隈も自分の荷物を確認する。
「はぁ?なんやこれ?」中村の荷物の中に入っていたのは、ゲームボーイアドバンスと、マリオカートのソフトだった。
―殺し合いに疲れたら気休めに遊んでくださいね(^^ゞ―
「あほおおおおおおーーーーー」中村の絶叫が本堂内に響く。
「なんや?どないしたん!!?」礒部が飛び起きて中村に駆け寄る。
「武器がこれやと!」ゲームボーイアドバンスを礒部に突きつける。
「はぁ〜・・・5位やったのがあかんかったんですかね・・」と礒部はあきらめ加減で自分の荷物も探ってみる。
礒部はバッグからどうやら武器らしいエアーガンを取り出した。威嚇用か・・・
岩隈のバッグからは金属バットが出ている。どうやらそれが最強武器か・・・
しゃがんでいた岩隈が中村が放り出したゲームボーイアドバンスで遊び始めた。
「こんなときにゲームがあるなんて、ラッキーですよ僕たち」
うれしそうにボタンをボタンを押しまくる。
「もう知らんわ!」中村はあきれてそっぽ向いて転がってしまった。
礒部はとりあえず元気が出た岩隈を、不安なようなうれしいような、微妙な笑顔で眺めていた。

329 :42:04/11/12 07:40:36 ID:g4dru/rj
スマソ 
>>328 誤)ボタンをボタンを→ボタンを

330 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/12 09:33:05 ID:BcITbNDw
イヤッホウゥゥ!職人さん乙です!
ゲームボーイワラタ
ゲームに釣られる岩隈といい、中村といい面白すぎるんですけど
磯辺は苦労しそうだなw

331 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/12 17:48:11 ID:y+LDQnXv
岩隈いい奴だと思ってたらワラタ
他のチームに会ったらどうするんだこいつらw

332 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/13 00:00:45 ID:GL1f5qTH
今の職人さん以外の投稿はもう無しなのかな?

333 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/13 03:20:39 ID:GBD9AYB0
>>332
やってもいいんじゃないでしょうか?
個人的に自分は誰かに後継いでほしい……

334 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/13 18:39:39 ID:GL1f5qTH
保守

335 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/13 20:07:02 ID:DlVpYoSn
      ___ 
     /<=Ω=>   
     i ||(`'\_>  汗を流す…スポーツでもやってたんですか?
     」d ´_ゝ`ノ_   
    /    \   
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ 
  __(__ニつ/ 週遅れ /___ 
     \/____/  

336 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/14 00:32:36 ID:TrnTbWLc
GBAとは・・・しかもメチャ役にたっとるし(w

セリーグ五位のカープからは対抗して「子犬」きぼんぬ。(横浜は落ち着きすぎなので)
某球団の「ショート」に対抗して「エース」とかって名前で。


337 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/14 10:13:31 ID:BWu00H46
>>336
子犬って虎バトのパクりじゃねーかよ。いかんな。

338 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/14 10:52:10 ID:v6IZdEy3
>>336
頼むから勘弁してくれ
パクリ云々以前に子犬の名前がどうのとか言ってる時点で…

339 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/14 21:36:53 ID:PgCEjlXm
揚げ

340 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/15 07:54:49 ID:Eh0/6PWa
保管庫つくりますた…見守るスレにURL貼ってあります。
今携帯なんで…

341 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/15 15:44:12 ID:Y6aDS157
>>340さん、乙です!
http://www.geocities.jp/allstar12br/


342 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/15 19:36:42 ID:T/kzMN3W
>>340さん乙!
本当にありがたいです…。

343 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/15 23:07:53 ID:tkAkqxJ0
29. エゴイスト…?


とりあえず各々荷物だけは持って部屋を出てひたすら歩く。
オーティズが殺されたという放送が聞こえたのは、ほどなくのことだ。
ひゅっと息を呑む音が聞こえた。振り返らなくてもわかる。

城島の腹の中は大体想像がつく。
そして三瀬も恐らくそれに乗った。
(松中さんも、ムネも、渚も。気づいてないだろうな・・・)
井口は分からないが、多分気づいているはず。


避けたいことは自分及びチームメイトの死亡。
不安要素は他チームからの攻撃。

場合分けその1。
もし他チームの選手と遭遇して、相手が「その気」だった場合。
(・・・応戦する・・・しかないか)
場合分けその2。
相手があからさまに「その気」じゃなかった場合。
(頭数いたほうが襲われる可能性は少ない・・・はずだけど)
投手の枠は3。ここに三瀬がいないにしても渚と自分で2。
普通に考えれば大所帯で装備も揃ってるこのチームを最初に狙うところは多くないだろうが
リスクは少ないほうがいい。



344 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/15 23:08:33 ID:tkAkqxJ0
「よし」
基本方針は固まった。残りは後でいい。
荷物に手を伸ばす・・・と同時に同じ動きをしたもう一人。
考えるところは近いらしい。
「おい」
非難めいた視線が向けられたのが分かる。
口を開こうとした瞬間、制するように落ち着いた声が聞こえた。
「少なくともあれからまた一人死んでるんです・・・どうやってかはわからないけど。
 俺は、少なくとも黙って殺される気はないし、チームメイトが殺されるのも見たくないから
 積極的に打って出る気はないけど・・・相手が分からない以上警戒はします」
静かな、それでも迫力のある声に気圧されたかのように川崎は鞄を開き、
取り出した小銃をベルトに挟んだ。・・・その手はかなり震えていたが。
松中は鞄から一旦は武器を取り出したが、「使わないで住むに越したことはないから」と
もう一度しまいなおした。

そして、黙々と俯いたまま歩き続ける姿がひとつ。

神様って奴は本当に残酷なことをする。
でも自分が言えた義理かは自信がない。

(お前が死ぬのを見たくないから、ってのも俺のエゴなのかな)

いろいろなものを飲み込んだまま鞄の中のグレネードを弄ぶ。
(手の内はまだ見せない。誰にも)

気づけば、目的地の食糧倉庫の前についていた。

345 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/16 02:31:29 ID:hh0u1tBo
ジュディマリ?

346 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/16 02:56:56 ID:+qJyt930
>>343-344
あっ最初に鷹書いてた方でしょうか? 乙です!
勝手に鴎式リレーだと思い込んで鷹の続きを始めてしまい、
どうやら一球団一人で繋いで行くリレーと気付き冷や汗タラタラでした。

テンポ良い展開がその後に期待です。あ〜ホント良かった。

347 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/16 20:07:40 ID:7JhUK1ct
ごつごつと続く岩場は、しばらく途切れそうにない。一度立ち止まる。
再びそれぞれが岩に腰掛けると、たまに秋の風が冷たく頬を掠めた。
「寒いとか言うんじゃねぇぞ、仙台はもっとずっと寒いんだ。」
佐々木主浩(YB22)は大きく平たい岩を選んで座った。
「スタート地点から早く離れないと、爆発するんスよね?」
不安そうに尋ねる三浦大輔(YB18)に、種田仁(YB3)は地図をゆび指しながら言う。
「今は多分、この辺にいるだろうから、時間の余裕はあるな。」
「でも、早いうちに別の場所に動いた方が…」
「迂闊に動いて別のチームに見つかってもヤバイだろう。」
佐々木が頷く。種田と佐々木は、やはり他のチームを警戒している。

やりにくい、と、三浦は思う。
普段は自分が若手を率いていく立場だ。
しかし、このメンバーでは「ハマの番長」も一番後輩になる。意見の余地もない。
また肩を落とすと、自分に配給されたデイパックが目に入った。恐る恐る、開ける。
「うわ、なんだこれ」出てきたのは、L字型をした銀色の何かだった。よく見ると、目盛りが入っている。
「あなたの武器はL型サシガネで大工さん気分!金属なだけまだよかったね(^o^)/」
添えられた紙に書かれたコメントを、横から種田が読み上げた。
顔を顰めて、今度は佐々木が自分のデイパックを開ける。そして、深い溜息。
「これ、学校給食とかに出てくるやつだよな?」添えられた紙には、
―一石二鳥の素晴らしいアイテム!金属なだけまだよかったね(^o^)/
佐々木が手にしたのは、銀色の先割れスプーンだった。
「俺よりまだましです」種田が手にしていたのは、―アナタもヨン様気分!!
…マフラーだ。
一瞬にして沈黙が訪れた。

348 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/16 20:08:20 ID:7JhUK1ct
若手がいたなら、こんな状況でもマフラーを巻いて「ボクはハンディカム」くらい
言って場を和ませてくれただろうか。(それで和むかどうかは別として)
「でも」取り敢えず何かを言おうと、三浦は口を開く。「多分役には立ちますよ、使いようを考えれば…」
「こいつがか?」佐々木は右手の先割れスプーンを見つめた。
「普段だってスプーンにすればスープが零れてフォークにすれば上手く刺さらねぇ。使えねぇ食器じゃねぇか。」
言われて、思い出す。「そういえば、佐々木さんにスプーンなんて。フォークならまだわかるけど。」
言ってすぐ、しまった、と思った。佐々木の瞳孔が開く。
「なるほどな…クソ、嫌がらせか!使えねぇフォークとでも言いてぇのか、クソ!」
近くにあった大きめの石を蹴ると、周りの石もガラガラと音を立てて崩れた。
佐々木のフォークボールが使えない、という意識は、あるはずがなかった。
普段だったら佐々木も気にも留めないことなのだろうが、如何せんそのボールを放る右腕はリハビリ中だ。
「畜生…こうなったら絶対に生き残って仙台で『使えるフォーク』を見せてやる…。そのために…。」
佐々木は、その後を続けなかった。
他のピッチャーを殺すのも厭わない、という意思は、言わなくても充分に読み取れた。
三浦は、自分の血の気の引いていくのを感じた。
自分が佐々木だったとしたら。そして、絶対に、どうしても生き残りたいと思っているとしたら。
真っ先に、誰を殺す?目の前にいる、ピッチャー…三浦大輔だ。
そこに思い至ったとき、佐々木と目が合った気がした。

「うわああっ!」
三浦は、思わず声を上げ、今まで歩いてきた方向に駆け出した。
岩場は不安定で走りにくい。足場が崩れて転びそうになりながら、必死に立ち上がる。
後ろから、佐々木が追いかけて来るのが見えた。
死にたくない、というのは勿論だ。それ以上に、佐々木が自分に殺意を抱くのが怖かった。

349 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/16 21:49:52 ID:7JhUK1ct

「おい、三浦!」後ろから佐々木の声がする。流石に少しずつ距離は離れている。
しかし、どれくらい距離が離れたかと振り返った瞬間、岩の隙間に足を取られた。
佐々木の顔が迫って来る。
「テメー、いきなり何だっていうんだよ」「佐々木さん、俺を殺す気でしょう!」
声が被って、お互いによく聞き取れない。岩場に倒れた三浦の上に被さってくる佐々木の影は、
死の恐怖を煽るに充分な圧迫感をもっていた。
「絶対に生き残って仙台に行くってことは、他の投手を殺すってことなんスよ!」
振り絞られた三浦の声に、佐々木は怯む様子もない。
「馬鹿野郎、よりによって今死んでられるか!」
不名誉な報道(自業自得とはいえ)は、「大魔神」と呼ばれる程の男の功績を一瞬で吹き飛ばす。
そのことは、佐々木本人が一番よくわかっていた。
「…畜生、あのヤロウが三振した所為で、武器だってこのザマだ。」
あのヤロウ、とは、順位を決める最終戦最終打席を三振した古木克明のことだろう。
三浦は恐ろしくなった。他の投手への殺意を抱き、しかも関係のない選手まで挙げる。
「これじゃあ、上位のチームに対抗なんざできねぇしな。」
その言葉で、確信した。碌な武器も持たず、体格的にも佐々木よりも劣る…
―俺を、佐々木さんは、殺す。
そう思った瞬間、三浦は自分の持っていたL型サシガネを思い切り佐々木に投げつけた。
佐々木は、うわ、と声を上げて、そのままバランスを崩し、倒れこんだ。

ゴッ、という、嫌な音。


350 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/16 21:54:07 ID:7JhUK1ct
三人分のデイパックに荷物を詰めてから追いかけて来た種田の視界に映ったのは、俯く三浦一人だった。
「種田さん…俺、佐々木さんのこと殺しちゃいました」
俯いた三浦の足元の岩場に、頭から血を流している佐々木の巨体が見えた。
驚いて駆け寄る。「馬鹿、まだ脈がある、生きてる。」種田の言葉に、三浦が顔を上げる。
今は、何が起こったかを確認している場合じゃない。種田は必死で佐々木の頭の周りの石をどけた。
懸命に気を失った佐々木の体を起こそうとするが、二人掛かりでも動かない。
佐々木の足元に目を移した種田の動きが、一瞬止まった。「足が…」
三浦もつられて目を移すと、佐々木の足が、崩れた大きめの岩に挟まれているのが見えた。
慌てて足を抜こうとしたり、岩を動かそうとする三浦を、種田はただ諦めた様子で眺めた。
「三浦」呼ばれて振り返った三浦に、デイパックをふたつ渡す。
「俺たちは時計を持っていないから時間はわからないが…もうそろそろ行かないとヤバイ」
理解したのかしていないのか、三浦はただ呆然と種田を見上げた。
「それ、三浦のと佐々木さんのだから」
三浦を無理やり立ち上がらせると、なんとか腕を引っ張って走り出す。
よりによってさっきまで歩いた分を戻ってきてしまったのだから、エリアを出るまで時間が掛かるだろう。
走りながら、やっと事態を理解し始めたのか、三浦がぽつりと呟いた。
「佐々木さん、俺を追いかけてきたとき、武器持ってなかったんスね」
デイパックの中にある、武器と言えるかどうかもわからないそれの感触を確かめながら、続けた。
「種田さん、俺、人殺しになっちゃいますよ。」
「佐々木さんは、死んでない」
種田は、三浦の続けた「けど…」という言葉は、聞こえなかった振りをした。

足元の岩が段々小さくなり、砂利道のような場所に出た。
やっと、立ち止まると、三浦はその場にへたり込み、呆然と今来た方向を見つめた。
丁度その時、また耳を裂くような嫌な音が響き渡った。

『たった今、ゲーム開始から丁度1時間になりました…』

―一時間経ったら首輪は爆発…。本当なのだろうか。もし、それが嘘であったなら…。
しかし、二人には、それを確かめる勇気はなかった。

【横浜ベイスターズ22 佐々木主浩 死亡】

351 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/16 22:10:58 ID:qCK9uop9
乙です!

佐々木・・・

352 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/16 22:11:46 ID:7JhUK1ct
ナンバー入れ忘れごめんなさい、30ですね。
それと、字数詰めに時間が掛かりますた…スミマセヌ
しかもまとめレスします。

>>244
いきなり期待裏切りますた。元々考えてたので勘弁して下さい。
>>279
鈴波さんに期待します…
>>294-296
ご、ごめんなさい…完全にミス。文章改変考えておきます…
>>346
職人さん毎に違うと思うけど…
少なくとも巨人の方、誰かに託したいと思っているのがここに一人ノシ
そういうのは意思表示してったほうがいいでしょうかね。
>>430
利用させて頂きますた!ほ、保管庫って便利(*´Д`)

353 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/16 22:20:01 ID:82acGg7A
乙です!!
最下位だけあって武器がやはりトホホですね。
取り扱いメモに脱力です。
三浦は死相が出てますね、進行方向とは逆に逃げるとは…。先が気になる。
何気に6年契約を交わすしぶとさ?(ちゃっかり?具合を見せて欲しいもんだが…。


354 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/16 22:33:42 ID:82acGg7A
リロードがorz
改めて乙です!
佐々木…

355 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/16 23:24:21 ID:OUqGcKbR
31.逆転の発想

スタート地点の廃屋から少し離れた、あまり背の高くない茂みの中。
その中で、谷佳知はうずくまるようにして腰をおろしていた。
彼は大きく溜息をつくと、自分に支給されたバッグを開けた。
その中身を確認した谷は、更に深く息を吐き出した。
(こんなの武器になりやしねぇ)
中から出てきたのは、全長1m位の黒い布製のベルト。
「まるで黒帯だな。亮子じゃあるまいし…」
谷はその「武器」を見て、妻の顔を思い浮かべた。

今頃亮子はどうしているのだろう。
あの連中のことだ、家族を人質に取るくらいやりかねない。
それよりも、亮子が逆上して連中に盾突いてなければいいんだが…。
妻が派手に背負い投げを決める光景が目に浮かんだ。

「ん?待てよ」
谷はある考えを思いついた。
確かにこの「武器」は、銃を持った相手には通用しないだろうが、接近戦となれば話は別だ。
背後に回りこんで首に巻きつけてやれば、相手を絞め落とせるかもしれない。
島にある施設を活用すれば、上手く立ち回り出来そうだ。
「物は使い様、か。やれるだけやってみるか」
自分に言い聞かせるように、谷は大きく呼吸をした。


356 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/16 23:26:10 ID:OUqGcKbR
(誰か来る…)
谷は、自分の方へと近づいてくる何者かの気配を感じた。
しかも複数。
恐らく別の球団の面子に違いない。
(ここで鉢合わせたら間違いなくやられるな)
谷は出来る限り自分の気配を殺し、右手にベルトを握り締めて茂みの中にうつ伏せになった。

気配と足音が混ざり合う。どうやら大所帯の球団のようだ。
谷は死人のように、ただじっと伏せていた。
足音は段々大きくなり、彼等の会話も聞こえるようになってきた。
「……さん、何とかなりますよ………」
(えっ?!この声って?)
聞き覚えのある男の声。
谷は驚きつつも、何とかそれを表に出さぬように堪えた。

やがて集団の会話は聞こえなくなり、足音も徐々に遠のいていった。
彼等の気配が完全に感じ取れなくなったのを確認してから、谷はようやく顔を上げた。
幸いにも、谷は集団に気付かれる事は無かった。
だが、谷の顔色は真っ青になっていた。
先程聞こえた会話の主。その名前と、彼の所属する球団の名を、頭の中で何度も読み上げた。
(多分間違い無い。あの声は福留。そして奴らは…中日ドラゴンズの面々)
両方の名を復唱していくうちに、谷の体はガタガタと震えだした。
(なんでセリーグトップのドラゴンズと、パリーグ最下位のウチがこんな近くに居るんだよ!)
谷は廃屋で聞いたゲームの説明を思い出した。
(シーズン成績で、武器や場所の有利不利があるって言ってたじゃねぇか!)
上位チームならば、殺傷能力の高い武器―銃器類などを持っていてもおかしくない。
それに、スタート地点にも何らかの好条件がついてるはず。
隠れやすい施設が近くにあるとか、すぐに島から出られる場所とか。
(何なんだよ一体……)
先程の決意はどこへやら、谷は一気に意気消沈してしまった。

357 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/16 23:27:24 ID:OUqGcKbR

場所は変わり、ここは某所の一室。
そこには島の各所の様子を映すモニターが、これ見よがしに並べられていた。
そして、それを見つめる何人かの人物。
「渡辺さん、あんたも考えましたねぇ」
そのうちの一人が、部屋の奥でふんぞり返っていた渡辺元オーナーに向かって声をかけた。
「こういうやり方もありじゃて。ゲハハハ…」
下品な笑い声が渡辺の口から漏れる。

これは、主催者側の「悪ふざけ」といったところだろうか。
成績下位のチームを、敢えて上位のチーム近辺に配置する。
ろくな武器も持たない下位チーム。
それを、強力な武器で嬲り殺す上位チーム。
「ゲームの映像」としては、かなり出来の良い物が生み出されるに違いない。

「これは高く売れるだろうな。笑いが止まらんワ!!」
より一層品を無くした渡辺の笑いが、部屋中に響き渡った。



358 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/16 23:28:20 ID:OUqGcKbR
茂みの中で震えていた谷は、まだその場から動けずにいた。
この先の行動をどうすべきか判断しかねていたのだ。
(このベルトだけじゃどうしようもねぇな)
そんな彼の耳に、強いノイズ混じりのアナウンスが聞こえてきた。
『オリックスブルーウェーブのオーティズさんが殺害されました』
「はあ?!」
谷は自分の耳を疑った。
自分が廃屋を出てそんなに経っていない。
あそこには、あの二人しか居ない。
さっきここを通っていったドラゴンズの面々も、廃屋に到着するにしては早すぎる。
(ま、さか…)
再び谷の体がブルブルと揺れる。

彼の思考は、吹き荒ぶ嵐の如く乱れ始めていた。

359 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/16 23:31:55 ID:OUqGcKbR
久々に投下させてもらいました。

>>352こと43氏
乙でございます。

>>保管庫作者氏
自分も利用させてもらいました。
改めてGJです!

360 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/17 03:36:15 ID:abBERJT4
まさか佐々木が・・・
意外な展開だがGJです。
続き期待してます。

361 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/17 03:59:36 ID:d+L/EDbP
廃屋の戸を開けたのは立浪だった。
「誰もおらんみたいやな……」
二人目の被害者を告げる放送で、岡本の心は完全にグロッキー状態になっていた。
もうどうにでもなれ、という気持ちがどんどん膨らんできている。
山本昌はほとんど放心状態で、川上は所在なげにキョロキョロと辺りを見回すばかり。
福留は平静を保とうとしているようにも見えるが、人を殺すことに躊躇がなさそうでもある。
一番まともなのはやはり立浪のようで、岡本はぼんやりした意識の中で感心していた。
こんな時でも何とか皆をまとめてここまでたどり着いたのだから、たいしたものだ。
だが。
「うッ」
ぴく、と立浪の背が揺れた。
「あかん……」
「立浪?」
「昌さん、ここはダメです。他あたりましょう」
「え」
戸を勢いよく閉めた立浪は少し震えていた。

362 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/17 03:59:48 ID:d+L/EDbP
「立浪さん、どうしたんですか」
「ダメって? 何かあったんスか?」
福留と川上が口々に疑問を投げかけるが、立浪は首を振るばかりだ。
「説明しとられん。ともかく、早くここから離れんと……他にも建物はある」
「そんな、説明してくださいよ」
三人がもめ始めた。
岡本はうんざりと肩を落しながら両のこめかみを押した。頭痛が止まってくれない。
この頭痛を止めるにはどうしたらいいのか。原因を取りのぞくには、どうしたら。
「そういや、武器は?」
山本昌がポツリと言った。
「……ああ。武器。まだ見てませんでしたね」
それは心の支えになるかもしれない。人殺しなんて考えたくもないが、
自衛の手段があると確認するだけでも。
今は、少しでも気持ちを楽にしたいんだ。それだけだ。
己に言い聞かせつつ、支給されたバッグの中を覗き込んでみた。
黒い鉄の塊が静かに眠っている。
それがマシンガンだということくらいは、岡本にもわかった。

363 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/17 21:28:48 ID:a9P5O0Vk
他球団との接触の色が伺えてきてこれからの展開が楽しみになってきました!
職人さん本当に尊敬します

ところで地図とかがあれば職人さんも話が進みやすくないでしょうか
はなしもまとまりやすいでしょうし。
何も出来ない名無しですがこれからも見守ってます

364 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/17 21:44:52 ID:vfN6I5rS
33.狂気の男

そろそろゲームが開始されてから1時間ほど経つ。
もちろん、と言うべきなのか、ここまで他の参加者とは顔を合わせていない。
どこへ行こうともない。男はただ何かを感ずる方向へと足を向けていた。
その男の左肩にはデイバック、そして右手には支給された武器…サバイバルナイフ。
金本知憲―…彼は一人雑草が邪魔するアスファルトの上を歩いていた。
周りはもはや廃虚と化した工場が立ち並んでいる。
そこはまさしく灰色の世界だ。
金本は何も言わずに己のスタート地点であった室内練習所を出てきた。
止める様子も無かった事から、今岡らは相当な精神状態までに追い込まれていたのだろう。
またそれに気を止める事も無かった。
いずれは敵同士になるかもしれない相手。情をうつしてもいられない。
ただ”人が出て行くことすら気づかない状態の相手”に金本は手をかける事もなかった。
―…やはり俺は阪神の選手なんやな…。
広島時代、一度も優勝を経験した事が無かった。
ようやくビールかけの気持ち良さというものを実感させてくれたのが阪神であった。
野球は一人では出来ない。優勝が出来たのもあいつらがいたからだ。
阪神に来てから得たものが大きかった。

365 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/17 21:45:12 ID:vfN6I5rS


―…だが、それとこれとは全くの別や。
右手のサバイバルナイフに目をやる。そしてすぐに前を向いた。
金本はゲームに乗った男の一人だ。
もし己を殺そうとするヤツが出てくればそれに答える。殺さないやヤツが出てくれば、自ら殺す。
今までプロの世界で生きてきたんや。このまま終わってたまるか。阪神の選手やって次会うたら、容赦なく殺す。
そう、野球は一人ではできない。しかし、このゲームは一人でも良いんやろ?

ゲーム開始から1時間。
もう他選手はスタート地点を出発し島をうろついているはず。
金本の口元は、ひっそりと笑みを浮かべた。
その目は狂気で満ち溢れていた。
早く、早く。
早く漆黒の赤をこの眼で見てみたい。

366 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/17 21:53:05 ID:vfN6I5rS
まず先に職人さんの皆様方、乙です!

えーと、33で合ってますよ…ね?
広島弁がわかりません…、いや、近くに広島弁喋るおっちゃんはいるんですが、
なんかあんまり信用できないんで、曖昧なのに…。
スミマセ…!

>>363
地図ですが、私的に必要不可欠ですねやっぱり。
で、作ろうと検討してたんですが、そんな素晴らしいソフトなんて持っていないことに気づき撃沈…。


367 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/18 09:51:02 ID:diqt26jh
鈴波さん乙!
金本コエーw

368 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/18 19:24:48 ID:dIGUo1/B
職人皆様GJです。
あと、レス下さった方々dです。

自分もちょっと地図作りは無理です。
でも順位の近いチーム絡めようとは思ってるので、
(今書いてる分でもどれくらい絡めていいのか迷ってますが)
地図はあったら便利ですね。今のところは紙に書いてみてます…

369 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/19 10:37:20 ID:WaZV1/lV
乙彼。待ってました!
金本は凶悪キャラか…。


370 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/19 21:02:41 ID:uAAYPT/u
金本は終盤まで生きてそうな感じですね
死球くらっても平気な体ですから

371 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/19 23:26:08 ID:ZoH/Wxhw
「金本さん、硬球は良くても鉛球はダメでしたね」
みたいな展開だったら・・・

372 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/20 11:04:38 ID:KQhkJsgZ
こえーな、阪神に礼を持ってると思いけりゃ裏切りか。

GJ。


373 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/20 13:43:29 ID:hx9EXShk
34.頼れる兄貴

「もう2時か」
河内貴哉はぽつりとそう言った。ゲーム開始から2時間弱。もう3人が死んでしまった。
ズレータ、オーティズ。そして佐々木さん・・・。ついさきほどあのいまいましい放送が流れ、
佐々木さんの死亡を伝えた。まさか佐々木さんが死ぬなんて。別に佐々木さんとそこまで接点がある
わけではないが、あれほどの大投手。さすがにショックがでかかった。
今、俺達は島の西端。海岸にぽつりとある岩場に身を寄せている。
スタート地点であった民家のある一帯はもう禁止エリアとなっていた。俺達はできるだけ音をたてないよう
ゆっくりとこの岩場へと移動して来た。
隣では岩に身をあずけながらラロッカが支給武器のオノを片手に水をこくりと飲んでいた。
嶋さんは携帯電話を片手にずっとどこかと連絡をとろうとしていた。
『シゲノブ、諦めろよ。なにか仕掛けがあるんだよ』
ラロッカが多少いらつきぎみに言った。

374 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/20 13:44:15 ID:hx9EXShk
「でも…」携帯は圏外になっているわけではないのだが、通話しようとすると変な雑音が流れてしまう。
メールも同様にまったく送れなかった。嶋はもう30分くらい携帯をいじっていた。
「よくわかんないけど、変な妨害電波みたいなのがどっかから出てるんじゃないですか?」
「じゃぁその妨害電波を止めれば外に連絡とかできるかな?」
携帯から俺に目線を移し嶋さんは言った。
「わかりません。それに仮にそんな機械があっても、
俺達なんかじゃ手の届かないとこにあると思いますよ。」
「そうか…」
もうこれ以上やっても無駄だと思ったのか嶋さんは携帯を自分のバックにしまい、バックの中
から支給武器であるリボルバーの拳銃を取り出した。
『ラッキーだよな。5位だってのに拳銃があるとは』
ラロッカがうれしそうに言う。たしかにラッキーだ。黒服の話では順位が上になればなるほど
いい武器が手に入るらしい。うちはオノと拳銃。十分当たりだ。使いたくはないが…
それに俺の武器。これは使い道が思い浮かばなかったのでバックの中に入れっぱなしだ。
外れってことだな。
「3人じゃ心細いな。金本さんと合流したいよ」
嶋さんがぽつりと言った。あいかわらずラロッカはユニフォームの袖でオノを磨いたりしている。
「ええ、ホントですね…」
心からそう思った。阪神に移籍したとはいえ広島の兄貴的存在だった金本さん。
金本さんがここにいたらどんなに心強いだろう。

375 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/20 15:11:49 ID:VTTM4chT
乙。

殺る気のある金本に殺る気のあるラロッカ。
狙われる大本命なのに合流したいとかのたまう嶋(外野手)

そして奪ってくれと言わんばかりの順位に不釣合いな武器。
やっぱり下位は残れないのかな?

376 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/20 17:44:30 ID:yKNdWDDf
他の職人が出てきたか。
カープの後はよろしく頼むよ>>373

377 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/20 17:48:49 ID:RsNpTpAP
>>375
安過ぎる年俸の3人に同情したんだよ、運営側が。
きっと。

378 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/20 17:57:52 ID:/S/k4EmC
GJです。
時間切れで死ぬハメになったのは佐々木だけか…。
東北福祉大の後輩たちはショックだな。
横浜と広島の武器のギャップにワロタ。…アワレ

379 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/20 21:49:03 ID:5oVRlpQh
いやーおもろいわ
展開楽しみでんな

380 :373 :04/11/21 00:45:21 ID:Xu/0AfWo
>>373書いたものです。
ROMしてたら書きたくなったんでとりあえず登場以来出番のなかったカープを書いてみました。
大丈夫だったかな?

書いてるうちに疑問がでてきたので質問。
時間的に前後しますがゲーム開始1時間くらいの時に中日一行がオリのスタート地点の廃屋
にきてましたよね?
てことはオリにとってはそこは禁止区域だけど、他のチームにとっては禁止区域ではないという
認識でいいんでしょうか?


381 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 01:22:35 ID:P7OwJnBW
広島トリオが金本に皆殺しにされる展開だけはやめてー(w

382 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 01:25:09 ID:9HknnIYq
>380
横レスだけど、他のチームのスタート地点ってわからないんですよね?
だから中日の選手は知らずにエリア入ったとオモ。
それにしても佐々木しか死ななかったってことは、
各球団、自分たちのスタート地点のみが禁止区域だったってことでいいんでない?

383 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 10:20:11 ID:pj1eIpR2
age

384 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :04/11/21 10:28:10 ID:Mijl3yYp
 余計かもしれませんが、ちょっとここまでの、書き手さんがルール上気にかかる
ポイントをまとめてみますね。

1.死亡者はその時点でその都度放送される(1時間毎では無い)。
2.各球団毎に立ち入り禁止区域が違う。

 1については、ズレータ死亡が放送されたのは1時間経過の放送の前で
あった事からです。
 オーティズは>>268で1時間経過の放送と共に発表されており、佐々木は
>>350で死亡となっていますが、発表が遅れている事から(>>373)、首輪の
爆発は時間経過と同時に発表されるのではなく、その後で放送があるようです。

385 :おーやん ◆wCXLl0A2Lo :04/11/21 10:40:55 ID:Mijl3yYp
>>384
 続いて2に関しては、>>380、>>382さんの書き込みにあるように、中日の
面々がオリックスのスタート地点である廃屋に、1時間経過の放送があった後に
入っている事からです。
 で、コレ以降問題になると思われるのが、

「各球団毎の禁止区域は放送で全員に知らされるのか、球団個別に何らかの
方法で知らされるのか」

です。
 本来次の禁止区域は1時間毎の放送で知らされるはずですから、このポイントを
クリアしておかないと話を先に進めにくくなります。
 で、そうなるとこれはもう地図が無いとかなり苦しいんじゃないかと。
 球団毎に禁止区域が違うなら12球団別に区域を色分けする必要が出て来ますから。
 話のタネになる要素なので(ある球団には禁止でも他の球団には禁止ではない
とかねぇ)、後々矛盾したり混乱したりしないように地図とその色分けは早めに
用意しないとまずいかも知れませんね。

386 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 11:21:38 ID:ykGIA0ae
たいした地図は作れないけど
場所確認程度の超簡単なものなら作れなくも無いかもしれない
要するに場所と簡単な建物と方眼が入ってればいいんだよね?
あとおのおののチームの出発点も。
このスレ大好きで先が見たいのでできる限り協力したい

でも貼り付け方がわからないんだよ
保管庫様にお願いすれば良いんでしょうか
何かいい方法教えて下さい


387 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/21 11:47:28 ID:+2sSHUln
自分の認識としては、「各球団のスタート地点は、開始から1時間後の他チームの立入禁止区域には含まれない」というつもりでした。
話的に絡めるネタが多いと思いましたし。
他の職人さん方の意見も知りたいのですが…。

388 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/21 12:14:53 ID:9HknnIYq
>>387
ノシ >382は自分です。
勝手に、最初の禁止区域だけが移動させるための球団別なのだと思ってました。
つまり、2回め以降の禁止区域は全球団共通なのかと…。完全に勘違いの予感。
やはり皆さんの意見聞きたいですね。文中で出して頂くのもいいですが。
職人さんたち以外の意見も気になります。

>>386
作って頂けるなら有難い…

389 :386:04/11/21 12:59:29 ID:ykGIA0ae
紙の上に簡単にスタート地点とか建物とかまとめてみたんですが
こんな感じになりました。

北方
中日が丘の上スタート、ブルーウェーブがその近くの小屋スタート。
北端には展望台

島の中心
横浜が岩場スタート、ダイエーとは逆の北へ向かっている
その東でバファローズが草むらスタート、南東の神社へ向かった

南方
室内からダイエーがスタート
スタート地点の南には森があり、北側に食料庫

北北東
住宅街の学校から巨人Aスタート
会館から日ハムスタート
両方とも南東ヘ向かって移動、先には住宅街がある

390 :386:04/11/21 13:12:26 ID:ykGIA0ae
その他は
阪神が球場の室内練習場
広島が民家(畳の上というフレーズから)

という以外
巨人B、スワローズ、ライオンズ、ロッテは室内と言う事が分かっただけで
場所が特定できませんでした。
西側ががら空きなので球場=阪神を配置しようかと思います。

それでも2位のヤクルト5位の広島
1位の西武4位のロッテの場所を決めかねています。
何処がいいでしょうか、あとあれば面白い建物
(武器庫、オーナー室)とかの意見も一緒に聞きたいです。

391 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/21 13:30:52 ID:PZMoCh2X
>>388(43氏)
意見サンクスです。
自分の考えなんですが、
・1回目は各々の球団スタート地点立ち入り禁止。
・2回目は全ての球団のスタート地点を全チーム立ち入り禁止にする。

という感じにしたいなって想像していたんですが。
どちらにしろ他の方々の意見を聞きたいですね。

>>386
自分もマップがあると非常に助かります。
脳内で西武は西側かなって考えてましたがw

392 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 13:36:39 ID:HEjKJj5O
>>390
>西側ががら空きなので球場=阪神を配置しようかと思います。
勝手に場所決めてまうんか?
書き手には今は書いてなくとも場所は想定してるはずやし。それで書きにくくなるかもわからん。
とりあえず出てくるまで待とうや。
後、阪神のスタートは球場じゃなくて室内練習所のはず。



393 :386:04/11/21 13:49:25 ID:ykGIA0ae
>392
勝手に決めてしまわないように、
こちらもとりあえず書き手さんの意見を待つつもりです。
勝手に配置して書き手さんの書く気をそぐのが一番嫌なので…
いま各球団を書き進めてらっしゃる方々の脳内マップ情報が欲しいです。

阪神は球場の室内練習場と思ったのですが。言葉足りなくてすみません


394 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 13:51:22 ID:HEjKJj5O
職人さん集合ーってところやな。
各球団最後に書いた職人さん、脳内マップキボンヌ。

395 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/21 18:08:40 ID:61nf+lft
386さん

今時点でハムと阪神を書いている者ですが、
私の中のイメージではハムは北東方面の会館にいて、
今ハムの面々は、巨人Aのスタート地点であった学校の近くを通り、
さらに住宅地を通り、南東の建築物多しの街へ向かっている…って感じですかね。

で、阪神のスタート地点である室内練習所は南南西あたりかな、と。

あと面倒な事に区域なんかも出してしまっています…。
ハムは8番区域らしいです。スミマセン、スミマセン。

396 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/21 18:14:33 ID:61nf+lft
それから禁止区域ですね。

スタート地点の立ち入り禁止は該当する球団のみ適応される。
それ以降の立ち入り禁止区域は全球団共通。

これで良いんじゃないかな?と思います。
2回目以降の立ち入り禁止区域は何時間ごととかも決めなきゃですよね。
ただ島イメージが各職人さんで違うと思うので、やっぱそこは地図公開後…。

死亡者の放送。
これについては死亡直後に放送?

397 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/21 20:52:19 ID:JgnYbFhD
ID違うけど43です。書いてるのは巨人Aと横浜。脳内地図っていうか、
横浜は現在地でいうと中央より少し北にいるので、
マップ中央から少し北東にいる近鉄さんたちの真東くらいのイメージですた。
(今後のネタにもちょっとこの位置関係は使いたいです…)
また、岩場から見えるところに少し目立つ役所アリ。
巨人Aは…鈴波さんとこのハムさんのすぐ近くですね。

死亡者放送は、大抵の場合は首輪の反応か何かを確認し次第。
時間切れ死亡=数分後にまとめて放送、かなと。
因みに放送内容とかは本当なんかもうすみません。殺害者とか放送しなくていいです…。
思いつきで書くもんじゃないですね。反省。

398 :42 ◆dnlsu69cv. :04/11/21 21:05:29 ID:k92BQlMm
鳥付けますた。これからもよろしくです。近鉄と横浜(相川・加藤編)を書かせていただいてます者です。
ところで、私が気になってるのは「時間」なんですが、>>373さんがはじめてはっきりと時間を指したのですが、この「2時」という表現は「14時」ということなのでしょうか。
バトロワは夜開始のイメージが強いですけど、個人的には昼のほうがよいかとw

あ、あとすんません、>>389さん「南東」方向ではなく「北東」に動いてますです( ´∀`)

399 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 21:35:49 ID:UGqbquNm
五十嵐亮太の武器は158kのストレートがいいな
「僕にはまだこれがあるから」 なんてね

400 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/21 21:43:07 ID:JgnYbFhD
>397自己レス。
×近鉄さんたちの真東
○近鉄さんたちの真西

>>42さん
あの、横浜番外の更に番外みたいなの(一話で終わります)書きたいんですが
投下してもよろしいものでしょうか…

401 :42 ◆dnlsu69cv. :04/11/21 22:00:07 ID:k92BQlMm
>>43さん
ぜんぜんOKですYO!ストーリーによっては、相川と加藤のこれからの行動にも反映させていただきたいと思います。

402 :(1/1うんこ)43 ◆qNe7Boci42 :04/11/21 22:48:14 ID:JgnYbFhD
「あれ?おかしいな…」
吉見祐治は、自分の携帯電話をじっと見つめ直し、隣にいた木塚敦志を呼んだ。
「木塚さん、佐々木さんに電話してみてくれますか?」
「え?俺、携帯、鞄の中に入れっぱなしだよ…」
しぶしぶ鞄を取りに行く木塚の背中を見送りながら、吉見は首を傾げた。

元はといえば、加藤も含めて、キャンプ前の最後の練習をして行こうという話だったのだが、
いつまでも来ない加藤を待っている間に、相川亮二から電話があったのだ。
「ごめん、吉見、僕らはこれからしばらく電話ができなくなるから、何分かおきに三人に電話してくれないか?
もし電話が繋がったら、僕か加藤にメールして欲しい。」
三人、とは、今朝から失踪したと噂になっている三人のことだとは、すぐにわかった。
加藤と一緒にいることと失踪した三人の手がかりを探していること、そしてその要求だけ告げると電話は切れた。
言われた通りに数分おきに電話をする。しかし、繋がらない。
毎回、電源や電波が云々と女性の声で告げられた。それだけだった。その前の電話までは。

「あれ?」木塚が携帯を耳に当てながら戻って来るのが見えた。
リアクションを見ただけでわかる。吉見が電話を掛けたときと同じ結果だったのだろう。
「なんか、『お掛けになった電話番号は、現在使われておりません』って。」
「じゃあ、三浦さんにも掛けてみて下さい」
木塚が履歴を探す間に、吉見はもう一度佐々木の番号を表示し、通話ボタンを押した。結果は変わらない。
「三浦さんの番号は…電波の届かないなんとかって言ってるけど」
二人は顔を見合わせた。さっきまでは佐々木の電話も『電波の届かないところにいる』はずだったのだ。
それが、急に『使われておりません』になってしまった。
「どうしよう、取り敢えず、相川さんに連絡した方がいいかな」
電話が繋がったらメールをしろとは言われたが、こんなパターンは想定していない。
「じゃあ、一応、メールしてみます…」
何がなんだかわからないまま、吉見はメールの入力画面を開いた。

403 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/21 22:50:38 ID:JgnYbFhD
>>401=42さん
こんな感じです。これまでも携帯電話が度々出てきてたので。
この携帯ネタをやりたいがために書きますた…。
相川と加藤の今後の行動に繋がるかどうかは謎なものですが。

404 :386:04/11/21 23:23:11 ID:ykGIA0ae
>43さん
と言うことはバファローズが今いる神社の西側に
移動してきた横浜がいると言う事でしょうか
あと役所の方角を教えてもらえたら有り難いです

>42さん
北東に移動?すいません何処のチームの事ですか
ちょっと自分が勘違いしているかもしれません

巨人B、スワローズ、広島、ライオンズ、ロッテの
出発地点情報もお待ちしております。
分かり次第すぐに地図を作りたいと思います…
救助船が迎えに来る海岸の方角とかも決めてください
北は展望台があるから崖かと思いましたが

405 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 23:27:00 ID:q36zsw/E
どうやって地図を作ろうとしてるの?
手書き?

406 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/21 23:31:29 ID:JgnYbFhD
>>404
役所の場所は決めてないです。目印に使っただけなので。
私は42さんではないですが、北東に動いてるのは近鉄さんです。

407 :386:04/11/21 23:43:27 ID:ykGIA0ae
>406 了解しましたサンクスです

地図はフォトショで簡単に作ろうかと思っています
フォトショしかないので;
出来上がったら保管庫様に頼めば良いのでしょうか。それが今一番の疑問です

408 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/21 23:47:58 ID:JgnYbFhD
>>407
使ったことないですが、うpろだとかあるんじゃないでしょうか?

409 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/22 00:02:04 ID:vGAPtbry
皆さんお疲れ様です。
できれば地図、うpロダに適時上げて下さると助かります。
今後が楽しみです。

410 :373 :04/11/22 00:26:09 ID:0MbaNkSb
373です。まだ広島パートを1話しか書いてないのに意見するのもどうかなーとは思ったのですが。

>>394
広島は島の中央、もしくはやや南よりから西側に移動してきたという脳内設定でした。
西側ならどこでもかまいません。今いる場所は海岸の岩場です。


>>398
あー。夜の2時を想像してました。ま、昼でも問題はないんですけど。
バトロワ本編と同じく12時ちょいすぎスタートと脳内で想像してました。

>>384とかを読むと本編の6時間ごととは違い、1時間ごとに放送があるんですかね?

411 :42@ここは携帯:04/11/22 00:26:39 ID:DBjVk9kd
43さんありがとうございます。
>>401を読み返したら、もしかしたら「ストーリー書いてもいいけど、今後俺様が相川・加藤を動かしやすいように書き換えろよ」という意味にもとれそうで慌て弁解しますと、
「43さんの書いたストーリー内容によっては、それに基づいて相川・加藤を私の方で動かします」という意味で、本来43さんが書きたかったストーリーを無理やりねじまげてしまったかもしれません。もしそうだったらスマソ

>>386さん
43さんの仰せの通り、近鉄です。

412 :373 :04/11/22 00:40:23 ID:0MbaNkSb
ちなみに>>373の「ついさきほどの放送」とうのは2時間経過を知らせるものではなく、
佐々木死亡を伝える放送という意味あいで書きました。
「ついさきほど」という表現で誤解してしまったら申し訳ありませんでした。

413 :43 ◆qNe7Boci42 :04/11/22 00:54:41 ID:tArApVfY
>42さん
寧ろ遠慮なく考えてたまんま投下した空気嫁ない自分…
ということで全然平気です&なんかごめんなさい。

414 :43連投すみません ◆qNe7Boci42 :04/11/22 01:00:44 ID:tArApVfY
>>412
ということは、佐々木死亡を知らせる放送が開始から二時間弱の頃に流れた、
ということでしょうか?
一応佐々木死亡は、開始から一時間のタイムリミットでのつもりだったのですが…
何か自分色々勘違い多すぎる気がしてきたんですが、
タイムリミットって開始から一時間の時点ではなく、
開始から一時間→その一時間後にタイムリミットってことだったんでしょうか?
よくわからないレスになってしまってごめんなさい。

415 :43更に連投… ◆qNe7Boci42 :04/11/22 01:05:09 ID:tArApVfY
あと>>410についてなんですが、
夜中ではないと思いますよ、番外とかとの繋がりを見てると…
さっきざーっと保管庫さんを見てきたりしたんですが、
全部読んでて矛盾がないのは夕方(昼〜夕方くらい)かな、と思いました。

416 :373 :04/11/22 01:16:49 ID:0MbaNkSb
>>414
開始から1時間で佐々木死亡。その15分後くらいに放送が流れ佐々木の死亡を伝える。
「さきほど開始1時間の際佐々木選手が禁止エリアにひっかかって死亡しました。
皆さん気をつけてくださいねー」的に。
その放送があった20〜30分後が>>373だと思っていただければ。

ああ。。失敗だったかな。 

>>413
失礼しました。昼間ですね。書き込む前矛盾がないか調べたんですが
番外はスルーしてました_| ̄|○

417 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/22 21:47:41 ID:JwIJqICr
今更言い忘れ…。

南南西にある阪神スタートの室内練習場からちょっと西側に離れたところに
工場地帯があります。
そこを今歩いているのが金本さん…のはず。

418 :386:04/11/22 21:59:28 ID:JeLp9jZ5
地図が大体出来ました。
あと報告がまだの球団のスタート地点を書き込めばほぼ完成です
とりあえず縦上からA〜J・横左から1〜11のマスになりました。
とりあえず報告頂いた球団のスタート位置とポイントになりそうな建物の
報告を後でまとめてから書きたいと思います。

でも良く考えたら
各球団自分の出発地点が禁止区域、そしてそのまた一時間後に
全球団の出発地点がチーム関係なく禁止区域になるわけですよね?
と言うことは、急に1→12になるんですよ。結構凄いです…

島の中心付近には横浜とバファローズがいたから禁止区域になるし
結構動きにくくなります。
あと助けが来る海岸が必要です東西南北何処にしましょう、誰か決めてください
職人様頑張ってください!楽しみにしていまス


419 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/22 22:07:18 ID:JwIJqICr
386さん
地図作成乙です!

助けが来る海岸と言うのは、確か島のどこからでも海にさえ飛び込めば船の救助が来る…
と、話の中に書いてあった気がします。
でも海岸は欲しいですね!

あと、区域となるのはマス目状ですか?
自分が書いた中に「日本地図のような区域線」といれちゃっているんですよ…撃沈。
ですので、そこら辺教えていただけると嬉しいです。

420 :386:04/11/22 22:30:38 ID:JeLp9jZ5
>鈴波さん
「首輪解除後、海岸に逃げれば助けの船が来る」と
最初のバファローズの所にあるんですが。

でも島だから崖以外は海岸ですよね…船は何処の海岸に行っても
助けてくれるみたいですし
そう考えたら飛び込むのもありになりますよね…では職人さんにお任せしますので
あえて砂浜等書き込みません。崖のみです。

「区域線」忘れていました!すみません
そういえば日本地図みたいな感じと有りましたね、見落としていました。
今の所方眼状に区切っているのですが、すぐに直せるのでそちらでもやってみます
そちらの方がいびつな形の島には都合が良いし。

421 :373 ◆8pXPjdBnlY :04/11/22 23:08:44 ID:Td1F2b0T
トリップをつけました。2話投下します。
もしなにか手違い、不都合、ありましたら言ってください。修正いたします。

>>386氏
地図お疲れ様でした。見る日を楽しみにしています。

422 :373 ◆8pXPjdBnlY :04/11/22 23:10:17 ID:Td1F2b0T
35.強襲

河内と嶋が金本について思いをめぐらせている時…彼、グレッグ・ラロッカはいやな苛立ちを
感じていた。
(ごちゃごちゃとうるさいな。この二人…)
来日1年目で日本語があまりわからないラロッカに二人の会話はよく理解できなかったが、それでも
二人のこのゲームに対する認識みたいなものはなんとなくだが伝わってきた。

―――この二人は人を殺せない。

まったく馬鹿な話だよ。他人を蹴落とさないと生き残れないんだ。野球でも同じことだが今回の場合、
蹴落とされた人が待っているのは解雇ではなく死だ。僕が死ぬ?冗談じゃあない。ごめんだ。
僕には家族がいる(まぁ他の選手にも当然いるが)その家族を残して僕は死ねない。
他人を殺さないと生き残れないなら僕はヤルヨ。生き残れる内野手4人。その中に絶対に入るんだ。
ただ武器がオノだけというのは多少不安があった。力には自信があるとはいえ銃にはさすがに勝てない。
シゲノブの銃、奪うか…ラロッカは自然とそう考えるようになっていった。
そして銃を奪うチャンスをうかがっていた。内野手じゃないチームメイトのこの二人を進んで殺す
ことはしなくていいが銃を奪う際抵抗するならこのオノで…彼はそこまで考えていた。

「あとは古田さんとか、松中さんあたりも信用できるんじゃないか?」
「そうですね。古田さんは絶対こんな人殺しゲームには乗らないと思います。あと個人的には
高校の先輩の井口さんも…」
河内と嶋は誰が信用できそうか、と話していた。本当に甘い・・

423 :373 ◆8pXPjdBnlY :04/11/22 23:12:01 ID:Td1F2b0T
『シゲノブ』
ラロッカは声をかけた。
『すまないけど、キミの水を少しでいいからわけてくれないか?』
空になったペットボトルの容器をふらふら揺らしながら嶋に言った。
『水はもっと大切に飲んだほうがいいですよー』
嶋は少しだけ注意するように言い、自分のバックのファスナーを開けた。自分の銃を横に置いて。
瞬間― ラロッカが大きな体に似合わぬスピードでその銃目掛けて飛び込んだ。
銃まで残り30cm。もらった。
しかし、後一歩という所で横から何かの邪魔を受け、ラロッカは吹き飛ばされ、岩に体をしたたかに
打ちつけた。河内がいきなり飛んできたラロッカに蹴りを入れていたのだ。
『ぐぁっ!』
みぞおちを岩にぶつけ、一瞬呼吸が止まったがすぐに体勢を立て直し、オノを構えた。
『…シゲノブ、銃を僕に渡して。大丈夫。キミ達を殺す気はない。ただ他の内野手を殺すのに
オノだけじゃ不安なんだよ』なんの躊躇もなくラロッカはそう言ってのけた。
『だ、ダメだ。殺す気はないなんて信用できない』
嶋が銃を構え言う。バックは肩から掛け、いつでも逃げれるように準備はできている。それは
河内も同じだった。じり、じり…と少しずつラロッカから距離をとる。
『チームメイトのキミ達と戦いたくない。銃さえ手に入れれば僕はここから去るよ』
また少し距離をとる。ラロッカとの距離は5メートルは離れた
「どうする?もういっそ渡したほうがいいかな?俺撃ちたくないよ」
嶋が構えたまま河内に尋ねる。
「嶋さん!どれだけお人よしなんですか!渡したら撃たれます!」
「そ、そうだよな…すまん」
河内に一瞬目線を送り、謝った。その一瞬の隙をついて、再びラロッカが飛び込んできた。
オノを振りかざして。
「うわ、うわああああああああ!」
だめだ。もう撃つしかない。こっちが死ぬ。嶋は目をつぶり引き金に指をかけた―

ぱん 

乾いた音が島に響いた。


424 :373 ◆8pXPjdBnlY :04/11/22 23:13:39 ID:Td1F2b0T
36.逃亡

その音に驚き、嶋は目を開いた。
なんだ今の音は。俺は今撃っていない。俺は今ラロッカを撃っていないぞ?
そして目を開けた嶋の目の前にあったものそれは倒れたラロッカだった。いやさっきまで
ラロッカという人間だったモノだった。
顔の右のこめかみに一つ小さな穴が開いていた。反対側の頭部は鉛球に削り取られ半分無くなっていた。
口からゆるゆると血が流れていた。
殺された?ラロッカが、今俺の銃を奪おうとしたラロッカが殺された…?
「あ、あああ…」
河内がなにかを見つけたかのように島の方を向いていた。
海岸の終わり、砂浜と道路との境目あたりに一人の男がいた。白いユニフォームに赤と緑のライン。
特徴的な青い帽子。そして背番号18。松坂大輔だった。
右手には拳銃を持っていて、その銃口からはまだ煙が上っていた。
ぱん。その拳銃がまた撃たれ、河内の横の岩に当たり跳ねた。
「うわぁ!嶋さん、逃げましょう!早く!!」
「お、おう!」

425 :373 ◆8pXPjdBnlY :04/11/22 23:15:13 ID:Td1F2b0T
嶋と河内はすばやく岩場を駆け下りると、砂浜を全力疾走で走った。砂浜を走るなんて、春季キャンプ以来だ。
また、ぱん。と鳴り、駆け抜けたばかりの砂浜に穴が開いた。
「うわぁぁぁ!」
「嶋さん!あそこ。あそこの雑木林の中に入って身を隠しましょう!」
二人は砂浜を抜け、道路を超え、背の高い木が立つ雑木林の中に逃げ込んだ。
また背後でぱん、ぱん。と鳴り、それと同時に嶋の左腕に痛みが走った。肘の下あたりに弾があたっていた。
まだ松坂は追ってきている?
振り返る余裕もなくがむしゃらに走り続けた。自分が今どっちの方角に走っているのかすらわからなかった。
松坂に銃で反撃しようか。嶋は一度そう考えたがすぐにやめた。
なぜかまったく当たる気もしなかったし、そうやっているうちに少しでも遠くに逃げたほうが助かる気がしたからだ。
そのうちぱん。という音もしなくなり、松坂が追ってくる気配も消えた。
二人は偶然にも西武ライオンズのスタート地点、つまり今は松坂にとって禁止エリアであるエリアを通って逃げていた。



そして雑木林の中を歩く松坂がいた。
「ちぇっ。投手を逃がしちゃったか。ラロッカじゃなー…ま、中島の寿命がのびたってことでー」
武器コルトガパメントに弾を込め澄んだ青空を松坂は見た。
まー見ててくださいよ。和田さん。俺一人で他のチーム全滅させてやりますよ。

【広島東洋カープ43 グレッグ・ラロッカ 死亡】

426 :386:04/11/22 23:40:34 ID:JeLp9jZ5
>373さん乙です
ついに大輔が…展開が楽しみです。

今ので雑木林とライオンズのスタート地点が推測されるんですが
嶋らが逃げたのは北と南どちらでしょうか?

ここの作家相談・確認スレとか作った方が良くないですか?

427 :373 ◆8pXPjdBnlY :04/11/22 23:54:54 ID:Td1F2b0T
>>426
あ、雑木林じゃなくてもOKかと。二人はまず雑木林の中に入り、がむしゃらに走ったので
たぶん住宅地とかも通ってます。
ま386氏のいう通り西武のスタート地点が雑木林の中にある小屋という認識でも
話はつながると思いますが。

私もどっち方向に逃げたのかはまだ決めておりません。
この先の展開しだいで。
相談スレはどうでしょう。他の人の意見が知りたいです。

428 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 00:27:00 ID:JDYGWeF0
>>424
今のライオンズのユニには
赤と緑のラインは入ってなかったような…

429 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 00:39:37 ID:3tRTHgFi
嗚呼、ラロッカが・・・

430 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 01:31:12 ID:oJnk5t+H
37.何故

 一昔前、こんな質問が流行ったっけ。
 「なんで人を殺しちゃいけないいんですか?」――
「だから言ったやろ……ここはあかんって」
 根負けした立浪を押しのけるようにして、廃屋の中に踏み入った川上と福留は、
ようやくすべてを理解した。
 すでに冷たくなっているオーティズの死体。
 密閉されていたためだろう、濃い血の匂いがあたりにこもっていて、
二人は思わず鼻を押さえた。
「……気イ済んだか。人殺しが、まだ近くにおるかもわからん。ここから離れるぞ」
「はい」
 川上が、わずかに震えた声で言った。
「ほら孝介、お前も早く出てこい」
 遠くから立浪の声が聞こえる。
 福留は冷や汗をぬぐって、それからどうにか吐き気をこらえた。
 動けない。縛り付けられたみたいに。
「やっぱり……」
「孝介?」
「やっぱり殺し合うしかないですよ。これ」

431 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 01:31:30 ID:oJnk5t+H
 自殺だったら、すぐ近くに刃物なり落ちているはずだ。だが、死体のそばには何もない。
「殺されたんだ。殺した奴がいるんだ」
「そうや。だから早く」
「でも、この様子からして、そいつの武器は刃物でしょ。
こっちには銃があるんですよ。まだ見てないけど、あの感じは銃ですよ。
勝てますよ、俺ら。そもそも一位だし、この人数だし、
大体の敵には勝てると思うんですよ。
だから、やっぱり、殺し合いに乗ったほうが得ですよ」
 諌めようとしてだろう、立浪が口を開きかける。その前に福留は言った。
「……日本シリーズみたいに、何もできないまま負けるのだけは、絶対に嫌だ」
 日本シリーズの名を出したことで、立浪の、川上の顔がこわばった。
「俺は、もうあんな思いしたくない。
死んだっていいけど、やるだけやって死にたいんです」
 左手はもう動く。今ならなんだってできる気がした。

432 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 01:56:42 ID:JHp4OF2u
おつー。
・・・英語わかんないからって外国人ばかり酷いや(TT


433 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 04:32:00 ID:vmwKW3Qa
初の戦闘シーン!
武器が良いと思ったら優勝チームの隣というオチですか(w

しかしラロッカ、最初の冷静さはどこへ…
言えばやる気のない嶋なんだから武器の交換くらいしてくれたろうに。

これで広島勢の年収は1600万に。

434 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/23 08:52:21 ID:Pt4UolQ6
職人さん方乙です!
中日勢はヤる気が…怖。
広島と松坂が遭遇って、広島運良いのか悪いのか。

>386さん
あぁ!確かに書いてあります!
こちらの勘違いですみません…。



435 :386:04/11/23 10:48:33 ID:PWW3Q+Nh
http://with2ch.net/cgi-bin/pict/index.cgi

とりあえず今まで出来た地図ここにあげました
直接画像貼り付けたかったんですが結局こんな二度手間な貼り方になりました
すみません。「バトルマップ」と書いた画像を探してください

西武やロッテ、巨人B、ヤクルトのスタートがまだありません
追加するので職人様ご意見お願いします
あとイメージとちょっと違う、ここにこれが欲しい等も言ってください
すぐに修正できますので遠慮なく

それでは地図から話の発展を願って…職人様あとはよろしくお願いします

436 :386:04/11/23 10:51:16 ID:PWW3Q+Nh
↑画像が流れた時の為に
NO.15193です探してください

437 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 13:00:52 ID:zOsXLIsL
>>435
おお、すごい。

60番地区は入り江になってますね。漁港とかありそう・・
あと病院というか診療所のようなもの必須かと思います。
キーポイントになりそう。
あと>>417から南西あたりに工業地帯があるみたいです。

438 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/23 13:22:15 ID:uwS7nPMg
>386さん
激しく乙です!

修正お願いしてもよろしいでしょうか?
62番区域の室内練習所を63番に移動していただいて、
55番に工業地帯を入れていただければありがたいです。

>>437にあるように、病院はあった方が良いですね…。

439 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 13:26:45 ID:gR1yxQ+I
60番を海岸にしてほしい

440 :386:04/11/23 14:03:25 ID:PWW3Q+Nh
>437〜439
了解しました
漁港、球場の場所移動、工業地帯、海岸追加しておきます。
病院…どうしましょう。大き目の病院と小さな診療所を
島の両端に作りましょうか、それともどちらか一つにしましょうか。
1時間後くらいにまた同じ所に画像はりつけておきます

その間も追加修正依頼、遠慮なくどうぞ。


441 :386:04/11/23 14:59:44 ID:PWW3Q+Nh
修正 http://with2ch.net/cgi-bin/pict/index.cgi

NO.15213です 海岸増えました
漁港は60ではないですがその近くの入り江にしました

442 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 19:11:22 ID:E8vysoKL
住宅街、17か18あたりにもあった方がいいんじゃない?
病院なら26あたり。24も小さな街ぐらいにしとかないと役所が浮く気が。
29あたりには公園なんかもいいかも。

て、読みROMの分際でスミマセン。
職人さん方々期待してます。

443 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 19:49:23 ID:2e4W7Obt
マップsugeeeeeeee!!乙です!

444 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/23 20:30:23 ID:MoXeasRC
携帯だから地図見れないけど建物について…。
学校はふたつある?巨人Aが小学校だとして(遊具あるから)中学校もあったらいいかと。
野球場があるくらいだからね。
過疎だから高校はないかなぁ。
元々使ってたフェリーとかの舟つき場みたいのとか。
幼稚園とか使えそうな感じもするけどね。
あと図書館とかは資料探しとかによさそう。

もし、もうあるならゴメン。あぁ地図見たいなぁ…。

445 : ◆acUkZPC8rQ :04/11/23 22:30:10 ID:9I/3q8lS
遅くなりましたが386さん、激しく乙でございます!
そして職人の皆様方GJです。
自分も村松さんどうにかせんと。

446 :386:04/11/23 22:43:17 ID:PWW3Q+Nh
地図修正しました >441から飛んでください
NO.15281です

17、18と役所周りに住宅を追加
26に病院追加、29に公園 南東に船着場追加

中学校と図書館ですが、中学は小中一貫もありかと思うし
図書館がわりに役所で調べ物も出来るかと思ってまだ追加してません
あったほうがよろしいでしょうか?


447 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 04:13:54 ID:Wwbky95t
職人さん乙上げ

448 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 19:58:08 ID:KSlLgWFt
地図が無いよー

449 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 20:26:23 ID:1FD2mKsr
>448

地図15440
http://with2ch.net/cgi-bin/pict/index.cgi

450 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 21:02:56 ID:6hJUl1PX
>>435
ヤクルトのスタート地域は2話、26話から島の端、室内なので70番
西武は36話より海岸の岩場よりそう離れていないみたいなので47、34、24番あたり
ロッテは特にヒントらしきものはないけど、内陸にすると後々面倒なので
どこか適当な海岸ぞい。
巨人Bも同じく。適当に。

とりあえず叩き台。

あと北東の住宅地ですが、ファイターズ、ジャイアンツ、海と三方を囲まれていて
使いづらいかと思うのでファイターズの位置を10に変更希望

451 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 21:27:16 ID:G9VDc0LK
>>450
>使いづらいかと思うのでファイターズの位置を10に変更希望
いいけど、文章中に「8番区域」って入ってるから、微妙やと思うよ。

452 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 21:43:23 ID:cOj/5rI7
http://f17.aaa.livedoor.jp/~alohello/upload/source/hawaii181.jpg

453 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 21:45:56 ID:nhCgzqzB
巨人Bは巨人Aとは遠くに配置した方が自然かも。

454 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 21:53:10 ID:qITBwMa1
>>450
逆に使えるかもよ。
公はもうスタートを離れてるし他のチームは禁止区域じゃないし。

てか「使いづらい」って、職人?

>>453
同意。

455 :保管庫”管理”人:04/11/24 22:24:53 ID:nhCgzqzB
>>地図制作者さん
もしよろしかったら地図添付してメール下さい。
出来てる最新のをうpしたいと思うので。
(しばらく2ちゃん見れない環境からネットする予定なので…)
お手数でなければでいいですが。

456 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 22:56:11 ID:6hJUl1PX
>>454
職人じゃないすよ。
使いづらいってのは今後ですよ。しばらくしたら他球団のスタート地点も
禁止区域になるんですよね?


457 :386:04/11/24 23:00:47 ID:1FD2mKsr
ttp://with2ch.net/cgi-bin/pict/index.cgi
NO.15519

全12球団13チーム記入しました!
ヤクルトは70番、ライオンズが24番、ロッテを54番
あとなるべくAとは遠ざけるようにしましたが巨人Bが2番
都合が悪かったらまた報告お願いします
ファイターズは…一応動かさない事にしておきます。

その他雑木林2箇所追加、病院62にもう一つ追加
各所にある小屋や四角い建物の利用法は職人様にお任せいたします
うpローダーだと流れ激しいので
地図保存は保管庫様にお願いします(連絡致します)

それでは訂正も受け付けますが、とりあえず名無しに戻ります
職人様方、後の展開楽しみに待っています。


458 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/24 23:43:29 ID:k17+9uH5
個人的な意見で申し訳ないのですが
話が進み次第、保管庫のほうに
球団別でタイムチャートのようなものを設けてはいただけないでしょうか
読んでいると時間にずれが生じて話の展開がつかみにくいのです

459 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/25 00:43:40 ID:TBvpU5zW
職人さん
展開楽しみに待ってます

460 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/25 07:31:08 ID:sdeaXH1V
>>456
いや、なんねぇだろ?

461 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/25 21:19:41 ID:h9U2ugkn
職人さん期待age 

462 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/26 00:09:29 ID:3Y6PQzC2
今更な予感がしつつも…
食料供給所?と、下位のカープやベイスターズが近すぎませんか?
ホークスと食料が68と69、スワローズが59or60とかじゃだめかな??
あと、マリーンズの場所が孤立してる感じ。
もっと上位のところとかが配置されてそうな場所に感じました。
ヤクルトとロッテが逆でもよさそうな気がする…。
文章中の折り合いとか色々あって無理ならゴメンナサイ。

それと自分には過疎の離島の友達がいましたが、
そこは一応観光名所としても扱われてるのに診療所はひとつだけでした…。
(しかも常駐医がしばらく不在でちょっとした危ない地域になった)
他の娯楽がないのでw図書館や体育館などはちゃんとあって、
地域民総力戦でやるからスポーツとかは強かったですね…。球場あったし。
(自分のチームはその離島のチームに28−3で惨敗しましたw)
学校などは流石に小学校と中学校は別でした。高校は、フェリーで通って来てましたね。
あくまでその島の一例なんですが、過疎の島ってことで似てるかなと思って書かせてもらいました。
参考にならなかったらごめんなさい。

463 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/26 01:12:18 ID:gHufRieH
>>462
それはまさにカープバトロワの会場では?
観光地で診療所がひとつで高校は甲子園に出場経験があってとまさに条件ぴったり。
一時期不在でフェリーで通って…うん。間違いない。

464 :462:04/11/26 02:09:23 ID:6hDbJtwO
>>463
カプバト読んでないからわかんないけど、462はリアルで存在する島のことだよ。
因みに島の中には高校はない。
近くに甲子園出場経験のある学校(一応、出身の現役選手もひとりいる)があるけどねw
常駐医がいなくなってた時期も結構最近のこと。
でもやっぱそう考えると、過疎の島っていうとカブってしまうのかな…

465 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/26 09:39:53 ID:E5L0PYxv
とりあえずその球団を書いている職人さんの意見優先だろ。
それによって書きにくくなるかもしれないんだから。


466 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/11/26 20:44:45 ID:lsy76OQk
日ハムのスタート地点がちょっと問題になっていますね。
自分は出来れば8番地域のままの方が都合が良かったのですが…。
10番区域だと南東方向に行ってるのに、
南西の方角に行っているという事になってしまいますので…。(今時点学校の近くを通っているため)

しかし過疎の島…、私は都市生活なので想像が。
実際はどんな風景なんでしょうね。

467 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/26 23:01:11 ID:X2UjuO44
ハムのスタート地点別に問題じゃないとオモ
書いた人が決めればいいと思うんだが。
本人が進めていく上で困らなければ良いのではないかと

あと下位のチームが食料に近いのも
オーナー側の罠(ブルーウェーブみたいな感じ)と思えば
別に変ではないかと。武器では不利だろうしね。

468 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/26 23:05:14 ID:X2UjuO44
ハムのスタート地点別に問題じゃないとオモ
書いた人が決めればいいと思うんだが。
本人が進めていく上で困らなければ良いのではないかと

あと下位のチームが食料に近いのも
オーナー側の罠(ブルーウェーブみたいな感じ)と思えば
別に変ではないかと。武器では不利だろうしね。

469 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/26 23:14:03 ID:6hDbJtwO
>>468
でもベイスターズの話で、上位だから食料庫も近くにあるんだろうな、みたいなこと言ってなかった?
職人さんの書いた内容優先なら食料庫はカープはともかく横浜とは離れてた方がいいよ。

470 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/26 23:29:41 ID:PlRQpXMH
>>464
おそらく463はひとつ勘違いをしていると思われ。
カプバトの会場は広島の厳島(宮島)。

勘違いとは宮島工業高校は宮島にあるのではないと言う事。
ただ病院が一時期やばくなったのは事実。いまもやばいが。

471 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/27 00:00:05 ID:4dXpP+OK
>470
そうかぁ。でも462は別のとこ。それほどの観光名所じゃないや。
山があってリフトがあって鴎が飛んでて緑色の桜が咲くくらいしか見所のないとこですから…
つうか状況似すぎw

472 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/27 23:43:54 ID:GY6CSmMz
とりあえずage

473 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/28 00:49:32 ID:RtOH0Moo
ものすごい大雑把だけど、今の所こんな感じ?

12:00頃  ゲームスタート
      ズレータ(H)死亡
  〜    全島放送(ズレータ死亡)
     二岡(G-A)、巨人Aを襲撃
     日ハム、巨人Aと接近
12:45  オーティズ(BW)死亡
13:00   佐々木(YB)死亡。全島放送(オーティズ死亡)谷(BW)、中日とニアミス。
 〜    中日、オーティズの亡骸を見つける。
13:15   全島放送(佐々木死亡)
13:45   松坂(L)、カープを襲撃。ラロッカ(C)死亡。

474 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/28 08:04:11 ID:De3ptjlZ
>>468
空気嫁w

475 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/29 00:08:45 ID:MWV9nh3z
保守

476 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/29 20:45:05 ID:9bpdy+/n
age

477 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/30 20:05:20 ID:XyThmpWk
ageてみる

478 :代打名無し@実況は実況板で:04/11/30 23:31:17 ID:Ee6L8TNl
続編期待age


479 :(1/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/12/01 00:57:31 ID:0iz+f4M1
38.

「仁志さん、この島の住人たちはもう引っ越しているんですよね?」
高橋由伸(G24)は、周りを忙しなくキョロキョロと見回しながら、仁志敏久(G8)の後について歩いた。
「この辺の家の人、救急箱とか置いて行ってないでしょうか。」
前を歩く人間の腕から真っ赤な液体がボタボタと流れてくる。そんな尋常でない状況に、今、置かれている。
やっと混乱の冷めてきた高橋は、また新しい混乱に陥りそうな気がして、ひとり、首を小さく振った。
「民家に入るのは確かに安全かも知れない。
けど、逆に飛び道具なんかを持った奴らに襲われたら、逃げるにも道が限られて余計危ない思いをするだろ。」
仁志の表情は苦い。「まぁ、このまま血の跡でわざわざ敵を誘導し続けるわけにもいかないな…」
さっきの出来事で仁志の意識がすっかり変わっただろうことは、高橋にもわかることだった。
相手が―いや、「敵」が、自分を襲ってくるという前提で話しを進めている。
「仁志さんは」思わず口をついた。仁志は振り返らない。「殺せますか?」
振り返らない代わりに立ち止まって、少し上を見上げた。
「わからないけど、死にたくはない」
少しイラついた様子で、メジャーに行くんだからねと付け足す。
ついさっき、身近な人間に命を狙われた仁志の気持ちは、高橋にはわかるはずがないことだった。

480 :(2/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/12/01 00:59:02 ID:0iz+f4M1
「じゃあこれから一体…」「シッ」
高橋の言葉を、仁志が制した。その理由は、すぐにわかった。
ざり、という砂を踏み締めるような音がする。
誰でしょう、どこのチームでしょうなどと尋ねたいのを堪えていると、仁志が先に「誰だろう…」呟いた。
促され、住宅の少し影になる場所へ移動する。不自然に見えているかも知れない。
「あくまで予想だけど、あの建物の影だな。もう少し進めば、あの位置からは死角になる。」
傷を負っていない利き手で、小さく指を差す。声も微かだ。
「何人いるかもわからないし、上位だったら飛び道具を持ってないとも限らない。」
仁志の予想する死角に入り切ると、仁志が由伸の握り締めていた金属バットをゆび指した。
「これで調べてみよう。相手から何かリアクションがあったら、すぐにこっちの民家に駆け込め。」
由伸にはいまいち意味が掴めなかったが、仁志はただ「向こうに頭悪いのがいるのを祈るしかないな。」失礼なことを呟いた。

ガシャーン、という大きな音に、その音を作った本人が狼狽えた。
それと同時に、頭の上を、パーン、という乾いた音が掠める。
慌てて向かいの民家の玄関に転がり込み、仁志の血の跡を辿る。
居間を抜け、台所を抜け、土間のようなところに仁志は立っていた。

481 :(3/3)43 ◆qNe7Boci42 :04/12/01 01:00:42 ID:0iz+f4M1
高橋は自分のユニフォームにくっついたガラス片を少しずつ落とす。
そこで初めて、自分が囮に使われたことに気付いた。
向かいの家のガラス窓を壊して大きな音をたてることで、「彼ら」を威嚇した。
武器が悪ければ襲って来ないし、飛び道具を持っているなら威嚇し返してくる、または驚いて思わず発砲してくる可能性が高い。
反応が早かったことから、恐らくさっきの発砲は後者だろう。
「彼ら」はそのまま去るか、それともこちらへ確認しに来るか…。

仁志は自らの真っ赤な腕をビニールのようなもので縛った。武器のヌンチャクが入っていた袋らしい。
「引っ越した後だから、丁度ガムテープもあった。」
しっかりと固定すると腕を上下させる。血は零れない。
「足音が聞こえた。多分人数は結構いるんじゃないか。それに、武器…。」
戦うわけにはいかない。仁志は、土間の勝手口のノブに手を掛けた。割れたガラスをジャリジャリと動かす音がする。それに紛れて聞こえないように、そっとノブ回した。
「彼ら」が仁志の血の跡に気付くのも時間の問題だ。

ひたすら走る。建物は少なくなってきたが、仕方ない。あの住宅地には戻れない。
高橋はやはり仁志の後ろを走っていた。もう血の目印は落ちて来ない。
走って冷たい風に当たったせいか、急に顔に集まっていた体温が下がってきた気がした。
―仁志さんには、「彼ら」と協力するという考えが、浮かばなかった。
誰かに狙われたことで変わってしまった意識というものが、なんとなくわかった気がする。
高橋の頭上にはまだ、あの乾いた音が響いていた。

482 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/01 17:05:15 ID:YGBJXxav
GJ!乙です!

483 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/01 18:02:48 ID:PByWOKrB
金子か誰か発砲したの?
教えて


484 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/01 23:54:44 ID:Cb8aEa/Y
続編キタ------!!GJです!


485 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/02 19:01:43 ID:ef6GeLxX
油断してたら投下されてた…!GJです!
仁志のダカラネにワロタ。
二岡の動向が気になります…

486 :42 ◆dnlsu69cv. :04/12/02 20:00:38 ID:5zt6TlpK
空気を読まずに投下しまふ。
>>43氏作成の場面を無理やり反映させますたw

outside(ベイ3)

ピーピーピー・・・・
携帯電話の着信音が鳴っている。車を運転中の相川亮二(YB8)は、前の信号が赤になったのを見計らって携帯電話を開いた。
画面に「吉見祐治」の名が表示されている。相川は急いでメールを開いた。
―三浦さん・佐々木さん・種田さんに電話をかけましたが、全く繋がりませんでした。それから佐々木さんだけ『お掛けになった電話番号は、現在使われておりません』になりました―
えっ?『使われておりません?』相川は目が点になった。
信号が青になっても発進しない相川の車に後ろからクラクションを叩きつける音がする。我に返った相川は急発進させる。
「相川さん、どうしたんですか?」助手席の加藤武治(YB17)がたずねる。
「あ、いや、どうも佐々木さんのケータイが『現在使われておりません』になっているらしいんだ。」
加藤はふーんとうなづいてあまり気にも留めなかったようだ。
「ところで、誰からのメールだったんですか?」
「吉見から」
加藤ははっと気づいた。今日は木塚と吉見と練習の日だった・・・
「ああ、練習なら『加藤は借りてゆく』って言っておいたから」
「え?そ、そんな・・・」
ジージージー・・・
携帯電話のバイブの音。加藤の携帯電話だ。恐る恐る開く。木塚からのメールだった。
―3人を助けるんですか?居場所がわかったら教えてください。そしたら俺たちも駆けつけます!あまり無理しないでくださいよ(^^)ノ―
加藤はひっくり返った。

487 :42 ◆dnlsu69cv. :04/12/02 20:02:00 ID:5zt6TlpK
TBSの駐車場に車を止め、予約しておいた赤坂の料亭へ向かう。
当日に、しかもこんな昼間に取れるのだろうかと懸念していた料亭の予約は先方さんの名前だけであっさりと取れた。14時30分に先方さんが来る予定だ。
「あ・・・相川さん、僕帰りたいです・・・」加藤は落ちつかない様子で声を振るわせる。
「練習のことか?でも木塚も三浦さんのこと心配してたしなあ・・・」答えにならない回答をする。相川も緊張している。
「あぐらかいてもいいですか?しびれて・・・」
「あ、しまった、こっちは上座だ。下座は向こう」
時間が迫ってくる。時計の針が14時23分を指した。
仲居さんがやってきて、先方さんが来たことを告げた。早い!早すぎるよ!!
ゴクっと喉が鳴る。なんだか目も乾いてきた・・・
障子がすーっと開いて、背の高い男が入ってきた。
加藤が目を皿のように丸くした。
「や・・・山下監督・・・・・!?」
入ってきた男は、見慣れたスキンヘッドの山下大輔であった。呆然と山下を見つめる。
「監督!お待ちしておりました!!」相川が深々と頭を下げる。加藤もつられて頭を垂れる。
「おいおい、もう僕はベイスターズの監督じゃないぞ」山下が朗らかに笑う。
しかし相川は違和感を感じていた。どうやら監督の後ろにはまだ人がいるらしい。おかしい、僕は山下監督しか呼んでなかったはずだが・・・
相川が思ったのもつかの間、山下に続いて男が一人入ってきた。
「タオ・・・・さん?!」
入ってきた男は、田尾安志、そしてもう一人
「あ、あなたは・・・・」
加藤が思わず立ち上がった。
「こ、これは・・・いったい・・・・・」
そこにいたのは、まさしく楽天市場の社長、三木谷浩史だった。

488 :42 ◆dnlsu69cv. :04/12/02 20:03:09 ID:5zt6TlpK
注)これは10月下旬の話なので、まだ新球団が楽天に決まったわけではありません。

489 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/02 20:30:26 ID:ef6GeLxX
新規参入出来レースキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJです!
職人さんたちのネタが絡んでくると楽しみですね…

490 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/03 00:02:50 ID:KEMUt6ce
サイドストーリーも盛り上がって来ましたな!GJ!

ヤクルトとロッテがどうしてるのかも気になる…。

491 :代打名無し@実況は実況版で:04/12/03 21:18:38 ID:xSgxYoxi
どなたか今年の長島JAPANの代表のバトロワスレ立てて下さい。

492 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/03 23:21:37 ID:zSyNsrAH
>>491
こちらでそんな流れになってます。

プロ野球バトルロワイアル
ttp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/base/1098685280/l50

493 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/04 00:14:12 ID:QXKak/fc
川相の続きが気になる俺って負け組か?

494 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/12/04 22:52:15 ID:bhC5g57+
39.孤独と過疎

それは数時間前の話。
気が付けば金本とアリアス、そして2つ分のバッグがスタート地点であった室内練習所から姿を消していた。
矢野と今岡もなんとか今自分らが置かれている状況を把握した。
険悪な顔をしている二人に「これからどうしますか」と恐る恐る福原は尋ねた。
もちろん一緒に行動するものだと思っていた。こんな状況で単独行動をするのは危険だと本能的に感じていたからだ。
しかし、返ってきた答えは福原の考えていた事とは全くの正反対の言葉だった。
「俺は一人で行く」。
俯いたまま、今岡が途切れそうな声で言った。
なぜ、と福原は言おうとして口を閉じた。
今岡が自分の名前が入ったバッグを持ち今まさにドアを開け外へ出ようとしていた。
ドアノブに手をかけ、完全にドアを開けきらないでこちらを向いた。
その今岡の表情はどこか悲しげで、それでいて何かを覚悟したようにみえた。
とても何かを言えるような心境ではなかったのだ。
そのまま背を向け、背番号7はドアの外へと消えていった。
しばらくすると、矢野もバックに手をかけ出発する準備を始めた。
チャックを開ける音がやけに耳に痛かった。
地図を取り出し入念に位置を確認している。
矢野さんも単独行動をするつもりなのか…。
福原は矢野のその姿を見て急な不安感にさらされた。
戦場となっているこの外を一人で堂々と歩けるか?
もし誰かが本当に俺を殺そうとしてきたら?俺は戦えるだろうか?
孤独になって、俺は平常心でいられるだろうか。
「あの…矢野さん」
福原は拳を強く握り締めた。
「…福原もついてくるか?」
言わずとも、そんな福原の心情を見かねたように矢野が言う。
恐々と、それでもハッキリと、一言「ハイ」とだけ言った。

495 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/12/04 22:52:42 ID:bhC5g57+
そして今は禁止区域の時間関係上、室内練習所を出て隣の球場のバックネット裏のスタンドで更に地図で方角などを確認している。
矢野の支給武器はレーダーだった。
液晶画面上にはいくつもの赤い点が散りばめられている。恐らく他選手の所在地だろう。
「俺たちは今ここやろ?んで、近いところに他の選手がいるところはここ。」
レーダーと地図を交互に見ながら矢野の指がスーッと地図上を滑る。福原はそれを目で必死に追うのが精一杯だった。
「今んとここっちに向かってくるヤツはおらんな〜。もうちょっとここ長居できそうやけど」
どうする?と言いたげに福原を見る。
「え…そしたらもう少しここに…」
「ん、じゃあそうすることにしよ」
出来るだけ動き回りたくは無い。今時点で安心と安全があるこの場に少しでもいたかった。
先ほどラロッカが殺されたと放送が入った。他にも既にズレータ、オーティズ、そして佐々木までもが何者かによって殺されたという。
福原には未だに人が死んでいる事を信じる事が出来なかった。
つい数ヶ月前のオールスターで笑い合った選手達。皆生きていた。しかし今はこの世にいないという。
矢野はいつもの試合中のような冷静さを取り戻し、選手名簿に死亡と放送された選手の名前をペンで線を引いている。
殺された者がいるなら殺した者がいるという事。
やる気になっているやつはたくさんいるはずだ、と矢野は言う。
それを聞いて福原は支給された武器、青龍刀の事を思い出す。もし相手が銃を持っているとすれば勝ち目はまるで無いだろう。
ましてや青龍刀を現物で初めて触った。これを武器にするとすれば刺すか斬るか…。
そんなことをすれば確実に感覚として一生付きまとう。自分に扱えるのか?むしろ振り回しているうちに誤って自分が斬れてしまいそうだ。
福原はその光景を想像してしまい、すぐに振り払うようにブンブンと首を振った。
―…いくらなんでもそんなんアホすぎる…。
少しだけ有りえそうなだけに笑えなかった。
不安要素は山積みだったが、とりあえずはここに居ればしばらくは殺されたりする心配が無い。
福原は気持ちを整えるように一つ深呼吸をした。体勢もくずし、ようやく少し心にも余裕が出来てきた。
もっとも、現実味が無いとすればまだまだ余裕はなかったのかもしれないが。

496 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/12/04 22:53:24 ID:bhC5g57+
「それにしてもこの球場所々造りかけやなー。完成してないんか?」
矢野は地図から目を離し周りを見渡した。あわせて福原も顔を上げる。
ほとんど地図ばかりを見ていたため気づかなかったが、グラウンドは内野は土で外野は緑の芝。そう聞けばまるで甲子園のようだが、その中身はまったく違った。
客席部分は半分ほどしか出来上がっていないし、その外野の芝も剥がれ所々茶色い土が見えてしまっている。
「完成しないまま球場として使い続けてたみたいですね」
「うーん、過疎の島らしいしなぁ。でもええなー、見てみ、外野席芝生やで!スコアボードなんて手書きちゃうのあれ?なんか小さい頃思い出すな〜」
よっこいしょ、となんともオヤジくさい事を言いながら矢野が立ち上がり、久々に伸びをした。
過疎の島。未完成の客席。ぼろぼろになった芝。誰も居ない球場はなんだか切なさを感じた。
それでも不思議と歓声や野球少年のイキのいい声、ミットにボールが収まる音、カキーンという打った瞬間の野球独自の音が聞こえてきそうだった。
「また野球やりたいな」
「そうですね、やりたいですね…野球」
「あ〜おしい、あの室内練習所から野球道具持って来てれば良かった」
矢野はパチン、と名残惜しそうに指を鳴らしてホームベースを見た。
空はまだまだ太陽がグラウンドを照らしている。
もうしばらくはこの場にいよう。
”もしも”の時のことを考えるのはもう少ししてからだ、と二人は言わずとも考えは一致していた。
矢野の右手に握られているレーダーの画面上には、いくつもの赤い点がせっせと動いていた。

497 :鈴波 ◆asBR.D.d/6 :04/12/04 22:56:39 ID:bhC5g57+
長文スミマセン。
話の時間上そろそろ投下しないと釣りあわなくなりそうだったので…。
しかし今頃金本さん話をこの後に持ってくれば良かったと後悔。
2時間近く経ってこんなのんびりしてるのはここだけなんだろうなぁ…。

498 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/04 23:52:06 ID:1666Jp/m
福原の自分斬りにワロタw
GJ!

499 :代打名無し@実況は実況板で:04/12/05 11:04:26 ID:p6fazaHk
ナイス福原!!GJです!
アリアスが気になる…。

500 :保管人:04/12/05 21:23:55 ID:PHRywpv0
皆様乙です。なんか展開楽しみになってきた…。
私も福原と二岡の接触キボンヌです。

>>497鈴波さんと皆様
時間、急に飛びましたからね…。難しいですね。
以前>>458で言われていたタイムチャートなんですが私個人で作るのは無理っぽ…
皆さんからご意見いただければ検討したいと思います。

保管庫に一応掲示板を作りましたので、サイトの不具合報告や
ネタバレ的な話し合いなどにでも使って頂ければと思います。
(そういうとこで時間についても職人さんたちで話合えればと…)
一応またurl入れときます。→ttp://www.geocities.jp/allstar12br/

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